家を改築中ですが、空間同士を仕切る間仕切り壁には、アクリル板をたくさん使って
光を通す仕様にしています。 アクリル間仕切りの一長一短
部屋を囲むつきあたりの壁は、漆喰か杢か壁紙にしています。
壁紙は、西洋柄とかモリスとかエキゾチックな模様とかボタニカルとか
色々見たけれど、自分の部屋には白にすることに決めたのですが (参照:白い壁紙)
他の部屋も、全部白でもいいのではないかと思っています。
音楽ルームは既に、白漆喰とタイルと凹凸の激しい白い壁紙を使っていて、
その他のすべての部屋を白でもいいのではないかと。
それは、放っておいても自ずとある部屋ごとの違い(方角、採光、形、照明…etc)のせいで
同じくなくて、すべて同じ白色にすることでそれが実験のようにわかって
実は一番面白いのではないかと思ってのことです。
これは、とても面白くないようで、最も贅沢なインテリアという気もしませんか?
刺激がないようで、最も刺激に溢れたインテリア。 扇動
ジブリ映画や西欧の映画に出てくる素敵な壁紙にも時めくのですが。 ジブリ映画のインテリア
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ちょっと話が違うかも知れませんが、住む環境を変えることについても、
高跳びして大きなNew Changeをすることも刺激がたくさんですが、同じ集落の中で違う場所に
住んだり、いつも通っている隣町に住んだりすることも、とても刺激的なのではないかと思います。
もし、私の家から川を挟んだ所にある直線距離420mの家が空き家だとして、
そこに住んだ場合、思ってもいなかった刺激に満ち満ちているに違いないと思います。
川の向こうの私の家を眺めながら、「なにこれすごい!」と、日常と180°違う感覚を覚えるかも知れない。
高跳びしたからと言って、大きな発見や気づきがあるとは限らない。
むしろ、身近なところにあったけど知らなかった世界を知った方が、衝撃は大きかったりする。
エジプトの間 re:再びvolute:巡り来る 貧しさの中の幸福
そういうのを探すのは、飛行機も要らなくて、ただ徒歩圏内や自転車圏内をさろき回ったり
近くに住む人と親しくなって互いの家に招き入れたりするだけでできるし、ピアノの置く場所を
違う部屋に変えるだけでもできます。
The treasure is right around the corner.