ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

ハラスメント被害者の迎合②

2019-07-25 | パワハラ

 ハラスメント被害者の迎合の続きです。

衝撃的な性虐待を受け続け、「心を持ってはいけない」と学習した と言ったほしおか十色さんを思います。

以下、彼女の手記「当たり前は当たり前なんかじゃない」より抜粋。

 

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”(中略) そこでお金を工面する為に援助交際をはじめたのです。

すでに自身の身体に価値などみいだせなかった私にとって身体を売るという事への抵抗感はありませんでした。

しかし、その行為がまた地獄のような世界へと引きずり込んでいくのです。

出会い系サイトを利用し毎日相手の男性を探しているうちに暴力団関係者の人と待ち合わせをしてしまいます。

そのまま事務所に連れられました。学生証と保険証のコピーを取られ、知られたくなければ、組織の元で働けと、

売春を強要される日々へとかわりました。

 

”良い娘”でなくてはならないと、高校へもまじめに通いながらも学校が終わってからは、

毎日の様に7~8名の男性の所に向かいます。何度も妊娠と中絶を繰り返しながら、一寸先は闇といった環境の中に身を置いていました。”

 

”(中略)「最近どうしてるの?」その問いに迷いもなく「何か今、売られちゃってるよ」と笑いながら話していたのです。

よほど感覚がマヒしていたのだと思います。

 

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私の経験でも、こういう子、いた気がします。

とんでもなくひどい扱いを受けている状況なのに、笑いながら軽いタッチで言う子です。

 

精神を崩壊させずに保つ防衛反応を、「解離」:Dissociation と言います。

自分に起きていることを認めると崩壊するから、ごまかし、塗り固め、自己洗脳を行って身を保ちます。

 

ブリヂストン甘木工場の藤田さんもそうでした。彼に訊いたこともあったんです。2人の時に。

でも彼は笑って、「面白いでしょ?」と言って、自分の中で、不自然にへし曲げて処理されていました。

   私は彼の扱われ方がひどくて可哀そうで悩んでいましたが、

彼の、さらに弱い立場に置かれた人(私含め)への態度などから、次第に好きにはなれなくなりました。

彼は彼で弱い者いじめをする人でした。脳性まひの手嶋さんもです。その時弱い立場の人を邪険に扱う人でした。

私はあの職場で、中学生のいじめと同レベルの現象にさらされていました。

良心はことごとく、罰を受ける形で返ってきました。そして、私も、ずっと助けて!って叫んでいました。

 

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また、精神の安静を必要とする人のための保養施設で、こんな女子中学生がいました。

すごい下ネタを言いまくる子でした。「やりて~」とか「 …… 書くのが憚られるような性的なことを

臆面もなく言いまくって、私も最初びっくりして戸惑いました。将棋やトランプをしている男の子たちにも

 

  


「やりて~」とか「私、性欲系女子(笑)」などと触れ回って誘い、彼らはびっくりして困惑していました。

1人、大人顔負けのませた中3の男の子がいたのですが、彼の手にも負えませんでした。(みんなそれぞれ抱えた背景があったのですが)

彼女は、自分の性的なものを、叩き売りのようにしていました。

 

このことをDV・性被害支援者の女性に話すと、

性的虐待を受けて重症の子で、そんな風になることがあるそうです。

 

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そうするしかなくて、他に術がなくて、他のやり方を知らなくて、している被害者の迎合を

ハラスメントの存在を否定する証拠として用いる という浅はかな過ちを、これ以上繰り返さないでいただきたいです。

それだけ根が深く 闇が深い ということです。

あろうことか、その迎合をもって「ハラスメントではない」などというとんでもなく愚かな判断をしないで欲しいです。

 



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