改良 の続き。
私は小さい頃、映画や若草物語などの絵本に影響されて、家を「こういう風にしたい」と憧れて
家の中を見渡して「それに比べてなんてボロイ家なんだろう」と思っていました。
でも今では、歴史を刻んできた古い家と物に愛着をもっています。
不思議なおばさんなどの家の中で魅了された経験から、
持ち物の価値はそれへの態度で決まると思いました。
人から見たらボロ、破損品、捨てるべき物、買い替えるべき物でも、
それを当たり前に肯定して機能を享受して共に暮らしていることで、価値を放ちます。
また、「改良」も、暮らしに対する私の基本的な考えとなりました。
今まで一緒に過ごしてきてこれからも過ごすものに調和する
異質なものを新しく迎え入れることで、満ち足りた気持ちになります。
※参考イメージ
もし、今の文脈に馴染まないものを取り入れたら、他の物を否定して排除したくなると思います。
新しく迎え入れたシャンデリアは、古い家屋に調和して、粗品で貰った
安井商店とか横溝酒店と書かれた白タオルをかけた生活の場にも馴染んでよかったです。