ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

シンクロニシティ

2021-07-27 | 日記

夏に入り、お座敷で過ごすことが多くなりました。

他の部屋に比べて暗いけど、家で一番涼しい部屋です。

お盆も近いせいか、毎日お仏壇にお線香をあげています。



 




               

 


お座敷は、とても好きな部屋です。

私は家のお仏壇を子どもの頃からとても気に入っています。掃除をしなきゃと思っていますが

他と違って仏壇の掃除は後回しにしてしまう。彫装飾が複雑だから、面倒くさいと思ってしまう…

それとご先祖様や亡くなった親族の祭壇だから、食卓やお風呂場を掃除するのと違って

謹んでしないといけないと思って、後回しに…

 

       



先日、パーマ屋のおばちゃんがなにか思い立って、うちのお仏壇に水をあげに来ました。

彼女は私の意向を聞き、私が抵抗なく受け入れると、「あぁ、よかった~」と何度も言いました。

宗教的な儀式ですから。(私は国家神道は嫌いですが仏教には子どもの頃から親しみがあります。)

大きな鉢に水をたっぷり汲んで、お供えしました。

「喜んどんしゃる。あんたがあげるとが一番喜びんしゃるとよ」としきりに言いました。



おばちゃんは、私が以前と違って元気がなく家に引きこもっているので心配して

ご飯を持って来たり、生い茂った草刈りを一緒にしてくれたり、しょっちゅう

お世話を焼きに来てくれます。私とは遠い血縁関係にあります。

私が家にあったワンピースを着ていると、「あぁ、可愛い。」と褒めて、「そうそう」

「綺麗な服ば着らんね」と促します。彼女は天賦の美容家で、綺麗な恰好をすることが

精神に及ぼす力を知っていて、私によく助言します。彼女はいつも趣味全開の恰好をして

豪華にお化粧しています。彼女が入院中に急にお見舞いに行った時も、

美しいネグリジェに水色のアイシャドウとピンクの口紅をしていましたから。

本当に、ジブリ映画に出てきそうなキャラクターです。

 

彼女は、私が宗教的儀式を抵抗なく受け入れたことをとても喜びましたが、実は私は

彼女が来る数日前から、お座敷と少し縁近く過ごしていたのです。お線香もあげていたし。

 

偶然の一致(シンクロニシティsynchronicity)がまた起きたという出来事でした。

おばちゃんと私は、そういうのがとても多いんです。

 

 

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仏壇の掃除は、おばちゃんだったら何よりも優先してするでしょう。大切な物を、

隠しておかず、遠ざけず、格式張らず、生活の傍に置いて共に過ごすという思想だから。

 

 

 

 

 


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