或るお婆ちゃんが自宅で作った薔薇のオブジェを母屋の部屋から小屋に移動させました。
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こっちの方が、よく活きると思ったから。無骨な物置小屋に彩りが加わります。
南の窓辺で、昼間は光に当たってステンドグラスの様でとても綺麗です。
強く日が差した時には壁に色が美しく投影されます。
壁の向こう側の窓辺には、廃病院から貰って来たステンドグラスを飾っています。
鍬や鋤などの古い農具を置いているその辺り一帯が、無性に魅力を放つ空間になりました。
あのお婆ちゃんの作ったオブジェを物置き小屋に持って来たことは、決して
それを軽く扱っているのではないこと、敬意を欠くものではないことをあのお婆ちゃんに
言いたいです。こっちの方がこの存在は活きて、周りの物達も明るい恩恵を受けて
嬉しそうです。私は、その物が一番活かされる場所に物を置きたいんです。
埃を被らないように掃除をしていつも綺麗に保とうと思います。