Trips with my RV.

RVでの小旅行。

喫煙率が減ると肺ガンが増える?

2012-03-18 17:05:39 | Innocent joke
奇っ怪な結果?? タバコを吸うと肺がんが減る?!



武田先生のWebページからグラフを引用させて頂いた。



1) タバコの害は継続的に20年ぐらい吸った人が、さらに20年ぐらい後に肺がんになる(そのために1985年以後の喫煙率のデータは使えません。1985年の20年後は2005年になり、それ以後はデータがまだ無いからです)、
2) ガンは年齢と共に増えるので、粗死亡率(その年に肺がんで死んだ人の数)ではなく、それを年齢調整した死亡率をとる。

この結果からデータ処理(連立方程式を解く方法)をしてみると、実に驚くべきことが判ります。それは「タバコを吸わない人に対して、タバコを吸うと肺がんの死亡率は10倍以上減る」(増えるのではなく、減る)のです。

ここで「驚くべきこと」と言いましたが、実は計算する前から判っていることです。つまり、このグラフを一見すると「喫煙率が下がると、(年齢調整)肺がん死が増える」という結果になっているからです。


武田先生の煮え切らない疑問?等は武田先生のWebページで詳しく読んで頂きたい。

さて・・・、喫煙者の私なので「タバコを吸わない人に対して、タバコを吸うと肺がんの死亡率は10倍以上減る」とは嬉しい御意見である。喫煙者は非喫煙者に比べ4~5倍肺ガンに罹り易いと健康診断の際の保健婦さんから聞いていたからである。

但し、禁煙運動と云う先進国全体を巻き込んだムーブメントは、米国での市民運動からスタートしたと聞いている。反捕鯨や二酸化炭素削減と同じだ。市民運動とは・・・利害当事者コミュニティーの問題に対して運動を展開するのに対し、あるコミットメントに賛同することによって形成されたネットワーク型組織のもと、プロ市民などや専門家などの「よそ者」を含めたメンバーが行う社会運動だが、オピニオンリーダーと化すプロ市民(市民を装い市民活動と称しているが、実質的には営利目的または別の目的を持つ活動家)や御用専門家群は市民運動の目的追求よりも高額な報酬を獲得する事に血道を上げている様に見えるし、ややもすると過激な行動に出るグループも居る様だ。

喫煙者が自らの健康の為に禁煙を志し仲間を募って禁煙活動を開始したのなら兎も角、当初は「タバコを吸う本人が健康を害する」事を食い留める為に市民運動化したのだろう。健康に悪い嗜好や、生命に危険を及ぼす嗜好が数々ある中で、喫煙が槍玉に挙がったのだ。喫煙者の立場で考えても、多少行き過ぎの感は在るモノの昨今の禁煙ブームには一応納得しているツモリだ。喫煙は喫煙者個人の嗜好だが、タバコの煙や臭いで周囲の人に迷惑を及ぼし、タバコのポイ捨てで街を汚し、喫煙習慣で病気となり社会保障システムに重圧を掛けている・・・のだとしたら、大手を振って堂々と気の向くままに喫煙出来ない事を嘆く事は出来ないだろう。

米国で禁煙運動が本格化した1970年頃の喫煙率は男性の55%位だったので禁煙運動の市民運動家は45%の側だったのカモ知れないし女性が中心だったのカモ知れないが(禁煙運動家は喫煙しているなんてタブロイド紙のスクープもあった様だが)、その頃の日本の男性の喫煙率は(驚くなかれ)80%だった。だから、米国発禁煙運動は我が国では女性に依って広まったのカモ知れない。

当初の「喫煙者本人が健康を害する」なんて論点では「大きなお世話」と反論され効果が薄かったので、喫煙者は肺ガンになり早く死ぬ事で社会保障システムに重圧を掛けている事、周囲の非喫煙者が煙い事、そして副流煙も健康被害を起こす事等々の、周囲の非喫煙者を味方に巻き込む作戦を展開してきた。そして、タバコのポイ捨てで道路清掃への費用が数倍に増えて、副流煙を意図せず吸わされる受動喫煙は主流煙吸う喫煙者の数倍の健康被害が発生し、喫煙者の性で社会保障費用が高いのだとして、非喫煙者が喫煙者を狩り立てるシステムを導入したのだ。他にも肺気腫や歯周病や心臓病等々がタバコが主因とされている。ここで喫煙者の悪足掻き・・・だが、タバコは百害あって一利無しでは無いと思っている。南米に自生していたニコチアナ・タバカムの野生種をタバコとして吸引し始めたのはマヤ文明だと云われていて、それが北米のネィティブアメリカンにも広まった。欧州列強国が新大陸征服に乗り出しタバコを奪い15世紀以降全世界に広まったのだ。タバコの

社会として人に迷惑を掛ける事を「風が吹けば桶屋が儲かる」式や「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」式で閉め出していくのなら、自動車の所有・使用も同じ様に閉め出していくべきカモ知れない。交通事故死亡者は年々減り続けてはいるが年間6000人程が自動車事故の犠牲となり亡くなっていて、16000人程が自動車事故で怪我をされている。これはもう、喫煙に因る肺ガンとして人に迷惑を掛ける度合いが大きいだろう。自動車事故により死傷者だけの問題では無く枯渇しつつある石油資源を少しでも多く後世に残す為にも(マイバック運動として、石油製品で出来たショッピング袋を無くそうと云う市民運動で節約出来る石油資源の33年分を、たった1ヶ月の自動車燃料で消費してしまっている)、同じく自動車事故により死傷者だけの問題では無く排気ガスによる大気汚染や道路を削る事で発生する粉じんやブレーキシューが削れる事で出る粉じん等が国民の健康を害している事は疑いの余地は無いだろう。喫煙率と肺ガン発症率に相関関係が見出されないが、自動車の保有台数と肺ガン発症率には恐らく十分な相関関係が見出されると思う。だが・・・、米国の市民運動を画策するプロ市民は、自動車使用を制限する運動には成功していない。何故なら米国は狭い国土の日本と異なり自動車無くして成立し得ない社会だからだ。

自動車と、嗜好品や飲食物を同列で扱うのはマズイのかも知れない。だとすれば、タバコ並に危険な嗜好品や飲食物はタバコ並みに狩る必要が在るのだろうか?生活習慣病の原因とされる塩分や脂肪分や糖分・・・適正摂取しなければ生命を維持出来ないとして制限を加える事は難しいだろうが、毎年200人程が命を落としている餅はどうだろう?(危険度はコンニャクゼリーの比では無い)。他にも、霜降りの肉や、砂糖が沢山入った清涼飲料水等々の健康に悪い嗜好品は沢山あるのだ。

疑いようのないタバコの欠点である煙い事・・・だが、蚊取り線香も煙い筈。勿論、煙くないタバコが開発されていて、煙くない蚊取り線香も登場している。御世間では低線量放射線での長期遺伝毒性の不安を煽る工作が進行中で、影響圏だと御本人が思われる地域での少子化に拍車を駆けると予想している。低線量被曝が子孫の代まで影響を及ぼすとは思っていないが・・・蚊取り線香の類は、アレスリン=ピレスロイド系殺虫剤で昆虫類・両生類・爬虫類の神経細胞上の受容体に作用し、Na+チャネルを持続的に開くことにより脱分極を生じさせる神経毒だが、鳥類や哺乳類には神経独としての作用は弱い(無くは無い)ので古来より安全な殺虫剤として使われてきた。しかし、最近ではピレスロイド耐性をもつ害虫が増えてしまいイタチごっことしてより強力な化学合成品へと進化している。除虫菊に含まれていた元々のピレトリンやシネリンにも神経独としての毒性の他にアレルゲンとしての毒性や遺伝毒性(染色体損傷)が知られていたが、自然界では酸化分解され無害化されていたので大きな問題には発展しなかったが、最近登場した強力タイプの殺虫剤には自然分解しない化学合成薬剤が登場しつつある。これの遺伝毒性は年間100mSvの低線量被曝よりも遙かに悪者なのだ。アレルギー体質だと自認する人達が、こうして非常に危険な薬剤を平気でベランダや玄関やRVに吊しているのを見ると非常に奇異に映る。データが存在しない低線量被曝の催奇形性なんかより格段に高い殺虫剤を身近に置いていながら低線量被曝が怖いと云うのだから・・・。尚、こうした殺虫剤の多用こそが、日本で爆発的に増加しているアレルギー問題の主因であると警告する学者も居る位だ。タバコが周囲に及ぼす影響よりも格段に高い影響を及ぼすのだが、タバコは喫煙者本人しか利点を享受出来ないのに比べて、強力な殺虫剤使用は周囲の誰でもが恩恵に浴せるから同列で語るのは間違いだろうと思うが、低線量被曝よりもタバコの副流煙よりも怖い化学合成薬剤は平気で居られるのは傍目から見ても恐ろしい光景だ。

禁煙を勧めるアナウンスの中では、タバコを吸うと肺ガンに成る確率が4~5倍、平均余命が7~8年縮まると聞いた様な気がする。だが、実際的な統計では肺ガンに成る確率は1.6倍で、余命は3年縮まるとなるらしい。この数字のマジックの陰には、禁煙推進派の作為が感じられると思うのは私だけだろうか?

Yahoo!知恵袋「喫煙率と平均寿命は関係ないように見えるのですが、それはなぜなんでしょうか?

#人気者の武田邦彦先生のエントリーだから、多くの方が謎解き・・・悲しい前提として武田先生はデータを読み間違えているとして・・・をなさっている様だ。長い間(20年以上)喫煙を続けてきた人は、恐らく確率的な問題として肺ガンには成り難いだろうし、胃ガンや乳ガンや肝臓ガンにも成り難いと云う事に成る筈。その理由は、武田先生が見落としている点が答えだと思う。喫煙者は非喫煙者よりも平均余命が短いのだ。一説に依ると20本/日程度の喫煙者で2.2年、20本/日以上の2.4年、40本以上のヘビースモーカーで3.5年非喫煙者よりも寿命が短い。ガンは一種の長生き病であり、この2~3年の余命の差が「奇っ怪な結果」の答えだろうと思っている。この事が、日本でのガン患者が諸外国に比べて多い事の理由でもある。

##人は必ず死ぬのだ。病気にさえ成らなければ人が永久に行き続ける訳では無い。他人様に掛ける迷惑を少なくしつつ心豊かに限られた寿命を愉しんで全うする事が良いのでは?
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