Trips with my RV.

RVでの小旅行。

北海道キャラバン・・・3日目

2009-08-12 23:58:09 | アウトドア?
昨日から少しだけ早起きになれた様で6時半に起床する。隣の道の駅には、件の大型トラックは居ないので移動し、9時の営業開始を待つことにする。コンビニで朝食を買ってきておけば良かったなぁ~。

腹も減ったので営業開始と同時に突入し、レストランでオホーツク名物ホワイトカレーを食べる。ホワイトカレーとは文字通り白いカレーである。


ライスの上にホタテやカニがデザインされて載せられています。ソースがホタテ味をベースに作られていて、ホタテとカニとの相性がピッタリです。最初は、ホワイトソースの味(勿論、ホタテ味のホワイトソース)ですが、食べ進めるとカレー的なスパイシーな味が後追いしてきます。味覚障害気味に辛いカレーが好きな夫婦にはお子様向け甘口カレー(星の王子さま系)の物足りなさを感じますが、そこで、周囲に配置されたボイル野菜を食べると・・・野菜には薄くコンソメ味のみで塩胡椒も不十分だから、味覚がリセットされ、単なるホワイトソース感からカレー感が上昇してくる仕組みになっています。聞く話ではオホーツク紋別エリアでは複数の店でホワイトカレーを競演していて味の違いを楽しめるのだそうで、機会が在れば他店も試そうと・・・(思うだけは)思った。「名物に美味いモノ無し」とは云うが不味くは無い筈、道の駅と云う立ち寄りやすい立地なのでお勧めしたい。

で、量が・・・大食漢には少ないが、昼食を楽しみにする事にして、北海道立オホーツク流氷科学センターに入場する。本当はオホーツクエリアに流氷を見に来たい。この気持ちは科学センターを見た後では更に高まった。冬期にジルで北海道を走破する勇気は無いので航空機利用でとなるだろうが、いつかは来たいと云う期待感を盛り上げる施設なのだろう。ここは流氷について、流氷の押し寄せるオホーツク域の暮らしについて、流氷観光について、詳しく見て触れて学べる施設である。見どころは、マイナス20度の「シバレ体験」中では今年採取した流氷の展示、ストローで吹いたシャボン玉が空中で凍らせる体験や、オホーツクの魚を氷漬けにしている水族館、等々で内容盛り沢山だった。唯、鳴り物入りで案内された全周囲視界ドーム型スクリーンに写し出されるアストロビジョンは・・・ソフト側に問題が在りデジタルTV世代には感動が薄い。だが、北海道立だけあって存分にお金が掛けてあり、最大の目的である「流氷観光が出来ない時期に来た観光客に、是非とも流氷観光に来させよう」と云う目的は充分に果たしていると思う。いつの日になるか判らないが、必ず流氷観光に来たいと思わされてしまった。今回のキャラバンでは時間の制約で他の流氷館(網走等)には行けなかったので、他との比較は出来ないが、ナカナカ素晴らしい施設なのだと思った。


本来は駆け足で北海道立オホーツク流氷科学センターを観て網走経由で知床入りを果たす筈だったのだが、北海道立オホーツク流氷科学センターの展示に引き込まれて思いの外に時間が掛かってしまう。オホーツクタワーとかも観光したかったが割愛し網走に急ぐ。自由なRVキャラバンで時間に縛られるのは嫌だが、明日の知床観光遊覧船・・・ここはN・W・B(ネイチャー・ウォッチング・ボート)と呼ぶらしい・・・の予約時の御約束では前日の17時迄にウトロの事務所まで来て入金すると云う条件になっているので、この予約を無駄にしない為にも行くしかない。

ジルに戻りナビでウトロの最終到着時刻を見ると既に17時を越えている。やはり、デッカイドウである。で、マナー違反は承知で電話を入れ遅刻を告知する。一応、17時までになっているが今日は20時頃までなら大丈夫との事。但し、明日の出航は当日7時50分まで判らないと云う。ここで家族会議である。駆け足でオホーツクエリアを駆け抜けて知床に辿り着いてもNWBが出なかったら、予約不要のクルーザー観光か大型船オーロラⅡでの知床観光になるだろうが、それなら明日の昼前に現着すれば間に合う筈。どうする?ま、今回の渡道の最大の目的が世界遺産知床の観光なので、途中は端折るのも止む無しと決まる。

で、網走監獄以外は総てパスしウトロ入りを果たす事に。

大型車轍のクッキリ残る国道278号経由で網走監獄に。隠れPCに怯えながら最高時速を試しながら走るこの間の走行が今回キャラバン中の最高燃費17Km/Lを記録する。

網走監獄は・・・想像通りの観光施設。豪華で美味しい昼食に期待して量の少ないホワイトカレーだけで我慢していた筈なのに、ここ網走監獄で「監獄食」を食べてしまう。(このままでは痩せてしまう?)

その後は、19時到着を目指し一気にウトロへ。ナビの電話番号検索では個人宅なので名字を入れろと云われるので特定できず、住所検索では該当無し、HPの地図ではアバウト過ぎて場所の特定が出来ず、電話で誘導を受けて到着した。事務所前に駐車場は無い様で路上駐車して受付を終える。この時点でも明日の出航は朝7時50分に決定するとの事。

明日に備え、風呂に入って飯喰って寝よう。ナビの周辺検索では温泉の収録が無いのでMacBookを出しネット検索をして「ウトロ温泉 夕陽台の湯」を見つけ温泉に。観光地にありがちな車中泊者やRV旅行者向けの建物で、そんな設備だったが、温泉自体はナカナカ良いみたい。

循環無しの掛け流しで源泉は高温だが加水する程でも無い塩化物中性泉で僅かにヌメリがある。温泉に入ってサッパリして、晩飯を食おうと、隣接する某大手系列の巨大なリゾートホテルに行ってみるが・・・今日はお泊まりの方限定だとの事。ホテル街の居酒屋は満員。コンビニ御飯を覚悟していたらコンビニ向かいに食堂が・・・。昨日の夕食は海鮮モノで、晩飯はラーメンでも良いと思っていたが、娘にラーメンを却下され、さりとて海鮮モノも却下され、親は食堂で食べるので後でコンビニ御飯を買えと言い放ち食堂へ。

ウニ丼・イクラ丼・海鮮丼・刺身定食・焼き魚定食・・・ラインナップは昨夜と同じだが、値段が。。。3割り増しである。世界遺産の観光地だから仕方がないのだろう。で、一番安いイクラ丼を食べる。

申し訳ないが、地元岡山でも食べられそうな代物だった。他のメニューを頼む気になれず向かいのコンビニで御飯を買い込みP泊場所を探す事に。

道の駅「知床・シリエトク」は満車である。道の駅に隣接する観光センターの前も満車。大部分が普通の乗用車に依る車中泊組だが、中には十数台のキャンピングカーが混ざっている。満車の駐車場で堂々と2台分を占拠している勇気には賞賛に値するが、怒る妻を「さりとて、我が家もココで寝られる権利は無い」と諭し、取り敢えず3台分中で1台分だけ開いた大型車枠「観光バス用」と但し書き付きに仮に駐車する。どこか普通車枠が空いたら、イス取りごっこの様で心苦しいが、そこに潜り込む事にする。2台隣の車中泊組の若いカップルの2ドアクーペが出て行ったのは1時間後。運転席でズッと待機していたので出たと同時に普通車枠に入庫した。

本当に心苦しい。その後、入ってきたバンコンが我が家の出た「観光バス用」に入庫したので総ての駐車枠が埋まった。トイレを使おうと誰かが入ってきても占拠する車中泊車両と2枠使ってキャンプするバスコンと北米RV3台で、駐車スペースは残っていない。ゲリラキャンプを自認する我が家だが、この環境でP泊をした経験が無い。必ず、一般利用者の駐車枠が残った状態での利用を心掛けていた。(だが、本人自身が、どう綺麗事を云っても、施設設置者から見れば不法占有者でしか無いだろうが・・・)だが、今回に関しては、他の場所を探す時間的精神的余裕が無いのでサッサと総てのブラインドを閉めてしまうと云う最悪の選択をしてしまう。罪の意識か、一般車中泊者の頻繁な出入りの音の性か、寝付けない。窓を換気レベルで僅かに開けて、ブラインドの上側に僅かな隙間を開けていたが、隣の一般車車中泊者の方のエンジン音が気になる。寝付けない。その内に外気温が下がってきて寒い。窓を閉めなければ・・・このままでは明日の船酔いは必至だ・・・と思っていたら、寝付いた様だった。
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