宣誓。
今日ここに、高校球児のあこがれの舞台である甲子園が戻ってきました。
この1年、日本や世界中に多くの困難があり、それぞれが大切な多くのものを失いました。
答えのない悲しみを受け入れることは、苦しくてつらいことでした。
しかし、同時に多くのことを学びました。
当たり前だと思う日常は、誰かの努力や協力で成り立っているということです。
感謝。
ありがとうございます。これは出場校全ての選手、全国の高校球児の思いです。
感動。喜びを分かち合える仲間と共に、甲子園で野球ができることに感動しています。
希望。
失った過去を未来に求めて、希望を語り、実現する世の中に。
そして、この3月で、東日本大震災から10年となりました。
日本、世界中に多くの協力や支援を頂き、仲間に支えられながら困難を乗り越え、10年前、あの日見た光景から想像できないほどの、希望の未来に復興が進んでいます。
これからの10年。私たちが新しい日本の力になれるように、歩み続けます。
春はセンバツから。
穏やかで鮮やかな春、そして1年となりますように。
2年分の甲子園。
一投一打に多くの思いを込めて、プレーすることを誓います。
令和3年3月19日。
仙台育英学園高等学校硬式野球部主将、島貫丞