きものと洋服でお困りのあなたへ !!

創業106周年きものと洋服のお手入れ専門店 一級染色技能士の仕事事例と日常生活

大島紬袷 洗い張り 正絹素材

2017年07月19日 | 着物(洗い張り)

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

当店と親の代から取引のある業者さんから、緯総絣(よこそうかすり)の大島紬袷の

洗い張りの依頼です。

緯総絣大島紬袷

緯総絣大島紬袷

緯総絣大島紬袷 袖裏

解いている途中で胴裏が焦げりいて小さな穴があいていました。

緯総絣大島紬袷 袖裏 

慌てて表地を見てみると

緯総絣大島紬袷 袖 穴修正

穴の修正後を見つけました。

たばこのヤケこげで穴が出来その穴を簡易のかけはぎをしていました。

 緯総絣大島紬袷 身頃

さらに解いて見ると身頃から共布を切り取っていました。

洗い張りに困るので別布ではぎをしつつ洗い張りを進めました。

緯総絣大島紬袷 洗い張り仕上がり 

八掛に大手チェーン店のタグが付いていました。

湯通しが不十分だったのか洗い張りをすると泥がかなり出ました。

風合いも良くなり仕立てをしてまたきものとして仕立てて欲しいものです。

 

着物のお手入れは

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

〒062-0902

 札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号

 電話011-811-6926 FAX011-811-7126

 メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp

 ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp

 

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踊り用色無地紋付袷 丸洗い 正絹素材

2017年07月18日 | 着物(丸洗い・しみ抜き)

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

踊り用の色無地袷に貼り紋が付いていました。

丸洗いの依頼でしたが貼り紋が剥がれそうになっていた事と

全体的に収縮が酷いです。

踊り用色無地紋付袷

踊り用色無地紋付袷 背紋

男紋の貼り紋が三つ紋が背と胸に入っていました。

踊り用色無地紋付袷 胸紋

本来三つ紋といえば、背と両袖ですが、踊りの場合背と胸の場合もあります。

 踊り用色無地紋付袷 胸紋

 踊り用色無地紋付袷 胸紋

この貼り紋ですが切り口がボサボサな事や剥がれている事と

紋の周りを細い細い糸でかがっていない事を考えるとご自分で貼ったと考えられます。

紋の剥がれ防止のため一箇所だけ糸で止めてありました。

このまま洗うと剥がれてしまう為の他の三箇所を糸で止めて置きました。

踊り用色無地紋付袷 袖収縮

縮緬生地の事と染上がり後又は仕立て前の湯のしでテンションのかけ過ぎが原因で

全体的に収縮していました。

踊り用色無地紋付袷 袖 仕上げ後

プレス(仕上げ)で修正しました。

踊り用色無地紋付袷 袖収縮 

 踊り用色無地紋付袷 袖 仕上げ後

身頃も縮んでいました。

踊り用色無地紋付袷 仕上げ後 

縮緬生地は収縮も激しくプレスをすると衽や身頃の折り返しの部分の当たりが出て

見苦しくなりいっその事仕上げないで収めたくなった事が多々有りました。

仕上げ台を入れ替えてからはこの問題も解決して仕上がりが綺麗になりました。

 

着物のお手入れは

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

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北海道神宮例大祭衣装(敬神講社旗手・白張) 丸洗い 正絹・綿素材

2017年07月15日 | お祭り衣装

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

北海道神宮例大祭(札幌まつり)で着用した衣装(敬神講社旗手・白張)のクリーニングの依頼です。

この衣装(敬神講社旗手・白張)のお手入れする事は初めてです。

敬神講社旗手陣羽織

錦地の表に裏地は赤の別珍生地を使った絢爛豪華な物です。

敬神講社旗手陣羽織

後ろは打裂きになっています。

リボン徽章 

衣装の中にリボン徽章が入っていたために衣装の役名が入っていたので

敬神講社旗手と分かりましたが中々詳しく調べるのは時間が掛かります。

以前お神輿の隊列に加わった時に大きな錦の御旗を持っていた事を

思い出しました。

敬神講社旗手 袴 

長年の風雨にさらされてている為に錦地から出た染料等で移染が起きています。

敬神講社旗手 脚絆

敬神講社旗手 単衣着物 

こちらの着物は袖巾が広くなっています。

敬神講社旗手 手甲

手甲とは汚れ、外傷、寒さ、日射などから肌や体を守るために、

上腕から手首や手の甲までを覆うようにして装着する、革や布で出来た装身具のこと。

時代劇等で旅支度でも付けています。

白張 

 白張(はくちょう)とは、主に平安時代の下級官人によって着用された衣装の1つ。

白丁」とも表記し、「しらはり/しらばり」とも読んだ。

上着は古代日本の衣装である襖(あお)の系統で、盤首・身一幅の単仕立ての狩衣と類似した構造である。

裾をすぼめるために括り袴を併せて着用する。

白麻もしくは白絹に糊を強くつけて張りを持たせた布地を材料とするためにその名の由来とする。

 主に宮中の小舎人、公家や武家の供人、神事の道具を運ぶ仕丁が着用し、

後にこれを着用している人々のことを白張もしくは白丁と呼ぶようになった。

これは官人登用の規定においては、これら下級役人の子弟は一般の良民男子である白丁と

同等の扱いを受けていたことも関係している。

白張袴 

この素材は綿でした。

敬神講社旗手陣羽織 仕上がり 

敬神講社旗手陣羽織 仕上がり  

 敬神講社旗手袴・脚絆 仕上がり 

紐は白の木綿地でしたが移染があちこちに有りました。

 敬神講社旗手 単衣着物 仕上がり 

 敬神講社旗手 単衣着物・手甲 仕上がり

白張(狩衣) 仕上がり 

白張(狩衣) 仕上がり 

白張(袴) 仕上がり 

お祭りの衣装のお手入れ初めての物が多くてとても勉強になりました。

 

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北海道神宮例大祭衣装(指令・副司令) 丸洗い 正絹素材

2017年07月14日 | お祭り衣装

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

北海道神宮例大祭(札幌まつり)で着用した衣装(指令・副司令)のクリーニングの依頼です。

この衣装(指令・副司令)のお手入れする事は初めてです。

指令衣装(打裂き羽織)前

指令衣装(打裂き羽織)後 

腰に刀を差す為に後ろ身頃を割っています。

指令衣装(馬乗り袴)

袴も裾がもたつかない様に紐で絞るようになっています。

指令衣装(脚絆

長距離の行軍の為に脚絆も欠かせません。

 指令衣装(着物

中に着る着物は筒袖になっています。

副指令衣装(打裂き羽織)前 

色違いで副司令の衣装も同じです。

 副指令衣装(打裂き羽織)後

副指令衣装(馬乗り袴

副指令衣装(脚絆)

副指令衣装(着物)

今年のお祭りは暑かったので沢山汗をかいていたので、男性臭ですごかったです。

しっかり洗って男性臭も落としました。風合いも以前に比べるとよくなりました。

指令衣装(打裂き羽織)仕上がり 

指令衣装(馬乗り袴)仕上がり 

指令衣装(脚絆)仕上がり  

副指令衣装(着物)仕上がり  

 

 

副指令衣装(打裂き羽織)仕上がり 

指令衣装(打裂き羽織)仕上がり 

指令衣装(脚絆)仕上がり 

以前のお手入れした業者さん袴のひだも十分に取っていないので

畳むのも大変だったと思います。

指令衣装

副司令衣装

第八祭典区が年番だった平成24年に私も副司令の衣装を着てお神輿の隊列で行進しました。

副司令の衣装を着たのは二度目です。わらじを履きましたが中々大変でした。

 

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北海道神宮例大祭衣装(狩衣・袴) 丸洗い 正絹素材

2017年07月13日 | お祭り衣装

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

北海道神宮例大祭(札幌まつり)で着用した衣装(狩衣・袴)のクリーニングの依頼です。

狩衣

狩衣(かりぎぬ)は、平安時代以降の公家の普段着。もともとは狩の時に着用したのでこの名前がついたが、

活動的であることから次第に普段着として定着した。

その後、時代を経るに従って公服としての色彩を増し、直垂に継ぐ四位の武家の礼服ともなった。

ただし、狩衣姿での参内(御所への出入り)は一切認められなかった。現在では、神職の常装となっている。

狩衣装束の構成は、下着を着て指貫(あるいは差袴)をはき、狩衣を着るだけである。また、烏帽子をかぶる。

普段着という性質上、狩衣の色目・紋様は全くの自由である。ただし、禁色は避けられた。

なお、白色の無紋狩衣・無紋指貫の形を「浄衣(じょうえ)」といい、専ら神事に用いられた。

私自身も、北海道神宮例大祭に年番で裃を着てお神輿の後の行列に参加したことが有ります。

十数キロ歩きました。長距離をこの衣装で歩くので袴もしわくちゃになります。

狩衣

袖巾がとても広いです。

狩衣

狩衣

狩衣 クリーニング後 

袴 仕上げ後 

袴 仕上げ後

お祭りの衣装は過去に何度かお手入れした事が有りますが

中々お目にかかることは有りません。

良い経験になります。

 

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