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本場大島紬袷(解き済み)洗い張り 正絹素材

2022年01月13日 | 着物(洗い張り)

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

いただいた着物を自分の寸法に仕立て替えを行う為に洗い張りをして欲しいとの

ご依頼です。以前、和裁検定を目指していたとのお聞きした事と洗い張りの為

着物の解き代が発生する事をお知らせすると解いて頂けたので感謝、感謝です。

本場大島紬袷(解き済み)

本場大島紬袷(解き済み)

表地の片側に柄があり片側が泥染の無地のです。

触った感じ一寸硬いので湯通しをしていないと思いました。

本場大島紬表地耳

表地の耳が切られています。

本場大島紬表地耳

テンター機の針番の後があったので、新反の仕立て前に湯通しを依頼したのに

心無い業者が湯通しと請負ながら、糊抜きの為の湯通しをしないでテンター機を

掛けてごまかしたと思われます。仕立て屋さんも耳がつっていたので少しずつですが

切っています。仕立て屋さんは湯通しをしていないので縫えないとはいえないので

一寸かわいそうですしお客様も信用して呉服店におまかせしていますし、呉服店が

悪いのか、湯通し工賃を値切る呉服店や技術の無い加工店が悪いのか分かりませんが

着物が必要な加工をしてもらえない本場大島紬です。掛衿が汚れていたので何度か

着用したと思いますが生地が硬くて着心地が悪かったと思います。

本場大島紬表地裾切り込み

仕立てしやすい様に裾に切り込みがありました。

本場大島紬裾 補修後

切り込みをそのままの状態で洗い張りを続行すると生地が裂ける事故を起こすので

必ず糸を掛けます。

本場大島紬袷 は縫い後

ロックミシンでは縫いをしました。

白い胴裏をは縫いをすると一部生地が足りないので当店にある廃棄用の胴裏で

足りない部分に足しては縫いを行います。

洗い張り後の洗浄液

表地が湯通しをしていなかったので、糊を抜く為に洗浄液に漬け込むと糊が

浮き出て来てた泥染めなので泥も出て泥の色に洗浄液が泥色になりました。

本場大島紬表地 乾燥中

大島紬は小じわが発生すると元に戻りずらいので神経を使います。

本場大島紬袷 仕上げ後

小じわもでないで表地は大島紬本来の柔らかく艶も出て綺麗に仕上がりました。

 

着物と洋服のお手入れは

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる 

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

〒062-0902

札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号

電話011-811-6926 FAX011-811-7126

営業時間 9:00~18:00

休日 日曜・祝日

メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp

ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp

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