陶芸教室 夢工房あすか

大分市内にある陶芸教室のブログです。
  大分市南春日町12の8
  電話 097‐545‐3581

日日是好日/連載6

2019-02-06 00:07:48 | 日日是好日/連載
 ー 「陶芸」 が教えてくれる 15 のしあわせ ー

 第三章 頭で考えようとすること
ようやく、基本的なことを教えてくれそうな教室を見付けた。休日に渋谷駅の道玄坂沿いの教室に通うことにした。手びねりを一から始めた。カリキュラムをこなし、手びねりのやり方も一通り分かってきた。

次に、電動ろくろも知っておいた方がいいだろうと思い、ろくろにもトライしてみることにした。最初は、陶土の 「菊練り」 をするが、要領が全くつかめなかった。この頃から陶芸の参考書を読むようになった。参考書には素敵な作品がたくさん掲載されていた。だが、写真の説明をしてるだけで、肝心の知りたいことが何も書かれていなかった。どの入門書を読んでも写真の真似をしてやりなさいというスタイルだった。知りたいのは、 “なぜそうするのか” ということである。それが何処にも書かれていない。どの入門書も同じようなものだった。 「自分で考えてみるしかないなぁ」 と思えた。いろいろと模索してる内に、全てに理屈があることが分かってきた。

例えば、土殺しという芯出しの時に、土を上に伸ばし下へさげる時は、時計の11時の方向に押して倒すとスルスルっと下がる。考えてみたら単純なことだった。遠心力を求心力に変えてるだけなのである。前に倒そうが手前に引き寄せようが、どちらでもよいのである。

手びねりのカリキュラムを一通りこなした頃に、穴窯による焼締め作品に魅力を感じるようになった。それからは穴窯焼成をやっている新宿駅西口前の教室に通うようにした。中野の自宅からも距離にして4 kmである。歩いてでも行ける教室だった。渋谷の陶芸教室には2年半ほど通ったことになる。

新宿駅の教室に通い始めた時に50歳前後の外人のご婦人がろくろをやっていた。ろくろの上手なフランス人だった。芯出しの土殺しを見ていると、上に伸ばした土を下へさげる時に、手前に引いている。「あれっ!」 と不思議に思って手前に引く理由を訊ねた。
流暢な日本語で、「フランスで、こう習ったんです」 と応えてくれた。

なぜ、左前方に倒すのかということは、どんな参考書にも書いてない。誰も聞いたことがないだろう。別に難しいことではない。遠心力を求心力に変えてるだけのことなのである。もう少し分かりやすく言うと、上に伸ばした土の先端部分を左前方に押すと、上の部分が傾く。回転すると傾いた頭と首が回る。誰にでも分かることだ。遠心力で回ろうとするこの頭の所を止めてあげると求心力に変わり土が下がって行くのである。土殺しは求心力を使って土を中心から上に伸ばし、求心力を使って下へさげるのである。

フランス人が手前に引いていたのは引き寄せる力が強いからだろう。体が大きく腕力のある外人とのフィジカル面の違いを感じさせられた。

数年前に私が自費出版した不朽の名著とも言われる? 『生活にうるおいを与える食器づくり』 にもこんなことを記した。読んだ人は目からうろこが落ちるだろう。(この拙著は、アマゾンや楽天ブックスで通信販売されている)

話は少し変わるが、最近は YouTube などにも電動ろくろの実演動画などが発信されている。参考になるものも多いのだが、発信してる一部の人たちのやり方なのかなと疑問を感じる動画もみられる。首をかしげたくなるような動画を見掛けることがある。それを見たろくろの経験のない人たちは恐らく 「電動ろくろって難しものだなぁ~」 と思って引いてしまうだろう。やる気が失せてしまうのではなかろうか。趣味としてスンナリと入って行けるようなやり方とは思えない。陶芸なるものが、目で見て覚える職人芸的なものだったのかもしれない。繰返しくりかえしの習練で、習得するものだったのたろう。

そこには納得できるようなロジカルな説明もない。ましてや、手びねりに通じるものがない。手びねりの手法と、電動ろくろの手法が全く切り離されていて別物になっている。

陶芸は回転という機械的な動きを伴うものである。そこには共通した理屈があってしかるべきだろう。私は陶芸も基本的なロジカルな理屈を踏まえたものであって欲しいと思っている。ただただ上手に形や作品が作れれば、どんなやり方をしてもいいよと言うものではないような気がする。茶道と同じように多少の流派の違いこそあれ、共通する作法や手法があってほしい。陶芸が趣味としても日常の生活の中に馴染めるものてあってほしいと思っている。こんなことをこの拙文の中から読み取ってもらえるだろうか・・・。


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大分市の陶芸教室

2019-02-04 00:06:36 | 教室のこと


「夢工房あすか」 は大分市の中心地にある陶芸教室です。
作陶の基本を伝えたいと思って開いた教室です。最初から使える器が出来ます。
若い女性から中高年の女性まで幅広い年代層の方たちが学んでいます。
男性の方たちも学んでいます。最近はご夫婦で来られる方が増えています。
長く通われてる生徒さんが多いので、作陶の指導にも余裕があります。
陶芸にご興味のある方は気楽に訪ねて下さい。
皆さんも陶芸を始めませんか。

多くの生徒さんが、陶芸に生き甲斐を感じ、楽しく作陶をされています。
陶芸を始められてから日常の活動や行動半径も拡がっておられます。
また、ご結婚やご出産をされる生徒さんが多い教室です!!
若い女性の方にお勧めしたい教室です (これはさりげなく挿入しました)。
陶芸をしていると生活リズムも高揚し、好感度も上がるのでしょう。

ここ数年は、「月刊ぷらざ」 などによる募集宣伝も行っていませんが、
いつからでも結構です。陶芸体験もOKです。手びねりの体験になります。
体験でも全工程を体験してほしいので、3回通ってもらうことにしています。
体験費用は3回分で3,000円です。

 “ 作って感激! 使って感動!!”  
これが当教室のモットーです。教室の理念です。

 ■ 入会金 : 3,000円 
 ■ 月 謝 : 5,000円 (月4回/3時間)
 ■ 焼成費 : 1円/g (土代は0.1円程度)
 ■ コース : 手びねりコース (基礎と中級)
        ろくろコース、及び体験コース
 ■ 開 講 : 13時~21時
 ■ 休 日 : 月、金
 ■ 住 所 : 大分市南春日町12の8
 ■ 電 話 : 097-545-3581
 ■ 駐車場 : 4台
 ■ 道案内 : 豊の国健康ランドに隣接してます。健康ランドの北口の並びです
       隣りに調剤薬局 「ファーマシー安東」 があります
       大分駅南口から徒歩12,3分です

※ カリキュラムにそって器づくりを丁寧に指導します。カリキュラムが充実しています。
 <技法> 手びねりの玉づくり、ひもづくり、タタラづくり、電動ろくろ挽き
 <作品> 湯呑み、小鉢、中鉢。小皿、中皿、飯碗、ドンブリ、大鉢、大皿、花器、壷など
※ フレックスタイム制ですのでお好きな時間に通えます。
  20代、30代の生徒さんは都合のつく日に来られてます。
  中高年の生徒さんは曜日を決めて来られています。自由です。
※ 体験コースは3回 (手びねり成形、削り、釉薬掛け) で3,000円です。

(備考) 今年の3月末に、14年間にわたり掲載してきたホームページが閉鎖されることになり、昨年9月から、教室を広報する手段としてブログを始めました。ホームページの延長のようなブログですが参考にしていただければ幸いです。そして、このブログを見て陶芸を始める方がお1人でも増えてくれればと願っています。


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五つ星の陶芸教室!

2019-02-02 00:01:12 | 教室のこと


大分駅から近い陶芸教室です。
地元ではあまり知られてないような
知る人ぞ知る
隠れ人気の陶芸教室です。
市の陶芸祭でも大賞などを毎回受賞しています。
陶芸に興味のある方は是非お越し下さい。

レギュラーの生徒さんたちが多いので指導にも余裕があります。
お一人おひとりに作陶の基本から丁寧に指導します。
基本が身につきます。使える器が出来ます。
ものを作る楽しさにひたってみませんか。
もうひと踏ん張り頑張りたいと思っています。
今がチャンスです。


生徒さんが以前に寄稿してくれたコメントを下記させてもらいます。
参考にして下さい。お二人は今も継続されておられます。

■ 生徒さんのコメント/その1
 生徒の・・真紀です。・・・・・生徒としての感想文を書いてみました。何かお役に立てれば幸いです。 

 陶芸教室で中原先生にお世話になり、1年半が経ちました。教室を見学に来た日に先生の人柄の良さが気に入り、入会しました。この教室の魅力は、先生の人柄の良さと、初心者でも最初から使える作品ができるという点だと思います。
 体験で作ったマグカップは今でも毎日使っています!!それからというもの、基礎からじっくり教えていただくので、毎回使える器ができあがり、今では食卓の器はほとんど自分が制作したもので主人も喜んでくれています。 
 器の他にもいろいろ作れます。県美展に時計、陶芸祭に花瓶など作品を出展させていただける機会を与えていただき、先日陶芸祭で花瓶が入選しました。それを機に陶芸への熱意も倍増しました。

■ 生徒さんのコメント/その2
「夢工房あすか」中原先生にお世話になり2年が経ちます。私が陶芸を始めようと思ったのは、人生の半ばを迎えお世話になった方々に何かお礼がしたいと思ったからです。

陶芸は、土を練る事から焼成までの工程が毎回の楽しみであり、完成した時には愛着のある器でお茶を飲んだりお皿に料理を盛った時には、感激しました。プレゼントした方々からも買った物とは、違うと大変喜ばれています。

先生は、不器用な私に、いつも親切に、そして厳しく(丁寧にでは?)教えて下さり、習い始めた頃は、どうなるかと心配しましたが、最近は、好きな絵をお皿に描かせて頂いてます。先日、お皿を労美展に出品させて頂き入選はできませんでしたが、増す増す陶芸への熱意が沸いてきました。

毎日使う湯のみや、お皿が自分の手で作る宝物になり陶芸をやる事に目標や生きがいを見付けられたようです。そんな夢のある陶芸に出会えて本当に良かったと思っています。                      足立より

■ 生徒さんのお手紙もご参考に・・・
平成26年にご主人の転勤で神戸に転居された伊藤さんからのお手紙も紹介させていただきます。
(抜粋)
在籍中は大変お世話になりました。先生のご指導のおかげで、土に触れ、一から物を創る楽しさを知り、豊かな生活を過ごすことが出来ました。教室で作った食器は、引越中も割れることなく、神戸の食卓でも活躍しています。

伊藤さんの大分市主催 「陶芸祭」 入賞作品



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