宮部みゆき著 ドリームバスター１、３

いやはや。「ドリームバスター同盟」なる組織ができているのですね。驚きました。まるで「夢」のようです。でも私が加入するにはちょっと年齢が・・・。

「ナイトメア」計画を契機に、異次元とのつながりができるという出発点がなかなかおもしろいですよね。失恋の痛手から「冬眠」と「時間旅行」で時代を行ったり来たりした「夏への扉」（ロバート・A・ハインライン）よりもずっと本格的ではありませんか。

「未来風の世界があまりものに恵まれていない」というシチュエーションは、受け入れがたいところがあるのですが、過去の太陽エネルギーに深く依存している現状からはやむを得ないのかもしれませんね。現在の太陽エネルギーを利用すべく設置されたつくば市の風車は、全くその機能を発揮しないと言うし、太陽電池もその製造過程を考えれば決して効率的であるとは言えません。やはり、「ほしがらず作らず」　という、３Ｒの最初の精神であるリデュースを推進しなければならないのでしょうね。ちなみに２番目はリユース、３番目はリサイクルです。


第二巻も読んだ方がいいですかねぇ？