YOUTH

青春とは人生のある期間ではなく 心の持ちかたを言う
by Samuel Ullman

近藤史恵とは・・・

2011年01月09日 | 
初めて近藤史恵の作品に触れたのは「サクリファイス」です。
sacrificeって【人身御供】の意味ですよね。
自転車競技のチーム戦では戦略が重要らしく、一人のエースを支えるライダーを指した単語を題名に選んだと思われます。

続きの自転車小説では題名が「エデン」、意味は【楽園】。
「チカ」を走らせる環境が楽園なのかなと思わせます。
エデンの感想記はこちらに記載しました。

近藤史恵は他にどんな小説を書いているのかと、この年末年始には図書館にある本を片っ端から予約して読みました。
結構たくさん書いているのですね。


時代小説も書いていると知って、その筋が好きな私は早速目を通しました。
「猿若町捕物帳」シリーズでは以下の4作品です。
 巴之丞鹿の子
 ほおずき地獄
 にわか大根
 寒椿ゆれる


 


ほんのちょっとしたミステリー構成は私の好きな「北村薫」に近いものがあります。
それはビストロ「パ・マル」でも同じように展開されます。
「パ・マル」と言う店名は【悪くない】という意から付けてあるそうですが、フランス語に疎い私にはよく分かりません。

このシリーズでは、以下の2冊が上梓されています。
 タルト・タタンの夢
 ヴァン・ショーをあなたに

 

このシリーズはフランス料理がお好きな方にはたまらないのではないでしょうか。
私もせめてフランス語が分かればと思いました。


そして今朝読み終えて、このエントリーを作るきっかけとなった作品が
 二人道成寺 です。

この本の作者の後書き、文庫本化への後書きを読んで、文庫に書かれた【筆者紹介】を目にし、更にWikiPediaまで調べるきっかけとなりました。


1969年生まれと言うこの作家が、どれだけ深い懐を持っているのか、今後も注目していきたいと思った次第です。
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