YOUTH

青春とは人生のある期間ではなく 心の持ちかたを言う
by Samuel Ullman

百田尚樹著 永遠の0(ゼロ)

2010年08月11日 | 
ラン友、miyaさんのブログに紹介されていた「永遠の0(ゼロ)」。
図書館に予約したものがやっと私の番に回ってきました。

私の亡父も戦時中は海軍航空隊に籍を置いており、この小説で出てくる「中攻」である一式陸上攻撃機に搭乗していました。

三菱の零戦と言えば、その技術力に関して過去にいろいろと読んだことがあります。
しかし、この小説では零戦は一つの軸となっているだけです。

全体を通して伝わってくるのは戦争という無慈悲な行いです。
半藤一利著「昭和史」でも軍の責任を取らない体質に言及していますが、この小説でもそのことが伝わってきます。

戦後生まれの団塊の世代である私たちは、戦争について両親からきちんと話を聞いているのでしょうか。両親の世代は、戦争経験を口にするのもいやだと言うことで、子の世代に伝えていたいのではないでしょうか。

そんな時代の流れの中で、百田尚樹氏のこの小説を目にしたことは、私にとって大きな経験です。できれば、もっと多くの方にこの本を読んで頂きたいものです。

百田尚樹著 永遠の0(ゼロ)





一点だけ、高山の描き方はもう少し何とかして欲しい感じがしました。


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2 コメント

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Unknown (miya)
2010-08-11 19:48:25
とっちゃん、こんにちは。

私の父も戦争に行っていますが、詳しい話は聞いていませんね。シベリアで捕虜になった話のみ聞いています。

今の自分に置き換えてみると、そんな時代、精神的に耐えられそうもないですね。

mixiのバドのマイミクの方も、是非読んで感想を聞かせて欲しいと書いていました。何人かの方が感想を書いていました。たくさんの人が読んでくれればいいですね。

昭和史、私も読んで見ようと思います。では。
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miyaさんのおかげです (とっちゃん)
2010-08-11 21:32:07
夏のこの時期、TVもいろいろ企画していますが、あまり主体的に見ようと思いません。またか、の気持ちが強いためです。
過去はこうだった、では今後はどうすればよいのか。国と国との戦争だけではなく、子供を放置したり、高齢の両親の行方が分からなくなったり・・・。
全ては政治家を選ぶ私たちの責任ですね。

ちょっとつぶやいてみましょうか。
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