Nasebanaru

アメリカで趣味と生活を綴る

勝ち組負け組みの社会 

2005-12-21 07:09:50 | 政治
アメリカでは日本で「アメリカ型の勝ち組負け組みの社会」と指摘されているような社会構造は確かにあるように思う。昨日クレジットスコアの制度を少し紹介したが、普通に生活をしていればクレジットは普通良くなっていく。ではクレジットが良くなれば勝ち組に属するか、といえばそうではない。勝ち組に入る可能性は高くなるが、ずっと勝ち組でいられるかどうかといえばそれはまた別の話である。

話は変わるが、アメリカンドリームという言葉を耳にしたことがあると思う。アメリカの偉大な側面として使われることが多いが、勝ち組負け組みの社会の存在を否定してしまうとあの言葉も否定することになると思う。ずっと勝ち組にいる人もそれなりに苦労してその立場を築いて来たのだろうし、それに明日にも取って代わられるリスクも抱えている。

もしかしたら勝ち組の中にいる人でも、そんなストレスを抱えて自分が本当に幸せなのか疑問を持っている人もいるかもしれない。
病気になって初めて健康のありがたさが分かるように、昔勝ち組にいて今負け組みにいる人の中には自分の人生を前より深めた人もいるかもしれない。

若く野心を持つ者であれば誰だって自分を試したいと思うだろう。なんでも自由に挑戦できる社会の仕組みはあっていい。そうして行き着くところが自分と周りの人を幸せにした、というものであって欲しい。そうすれば勝った負けたじゃなくて、みんなが勝った、って言えるのかも知れない。

そんな人に私はなれるだろうか。


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