高野 光二郎です !!

高知県選出の参議院議員として、国の実情を地方の視点から綴って参ります。

これで良いのか?

2011年11月29日 15時12分04秒 | 日記

一昨日の選挙は驚きました。

 

 投票締め切った直後の午後8時すぎには、大阪府知事選、市長選、高知市長選は早くもテレビのテロップで「当確」が出ました。

 

 速すぎです。ここ数年、投票済ませた有権者に投票所での聞き取りによる「出口調査」による当落の信憑性は疑わしい事を多く聞き、体感もしてきました。

 

  しかし、接戦ではなく、大差での勝敗は分るんですね。と言うか、マスコミ自身も精度を上げる為に努力もしておられるのだと思いますが・・・。

 

  大阪府知事、市長選は結果はある程度予想していたもののあれだけの大差で勝敗が決すると思いませんでした。

 

 「既成政党への諦めや不信」「大阪都構想」など様々にその要因が話題になっていますが、府知事候補の訴えが「維新の会」の都構想と並び、教育基本条例案をダブル選の共通公約に以外に聞こえてこないと言う事が気になります。

 

  私個人は、「教育基本条例案」については、中身や今後の経緯をよく検証しなければ判断が出来ませんが、今の教育環境については、「家庭・学校・地域」の三者の子供に対する教育の責任と義務を明確化すべきであると思います。

 

  三者の責任転嫁や放棄では、もう行けないと思います。そう言う観点で見るとこの条例案は、教育関係者の意識の刷新に繋がり、牽いてはは教員の資質向上、社会的地位の確立に繋がる利点と成果が期待できる可能性も十分にあると考えます。

 

  もう一つの「都構想」、これは、地方分権の逆行ではないかと疑問視もされています。

 

以下引用

 

 「2015年までの実現を目指して、東京23区のように「大阪都20区」を設置。東京都23区を例にすれば20区内の固定資産税・法人税などの収入を都の財源とし、20区内の水道・消防・公営交通などの大規模な事業を都が行い、住民サービスやその他の事業は20区の独自性に任せる。 大阪20都区現在の大阪市地域の24区を合併し8都区に、堺市は7つの区を3都区に再編。周辺9市も都区とし大阪都20区を新たに設置する。

 

首長には選挙で選ばれる区長を置き、選挙で選ばれる区議会議員による区議会を設置する。」

 

との事で利点と欠点も色んな観点で紹介されています。

 

 府民や市民に対しては、「行政の無駄を一掃して、世界的な交流人口の拡大、そして、経済効果」などが期待できるとの事ですが、今後、府と市で議論を深めていくことと存じますが、府民や市民が「余りよくわからない。」と言うのは、期待できるものはそれぞれどの分野であり、そして期待を成果に結び付ける為にどのような段階的な戦略や計画を持ち合わせ、実行するまでのプロセスが明確でない事。

 

 反対に欠点とされる分野にはどのような対応をしていくか? 「郵政民営化」のように「大阪都構想」のワンイシューになっているのではないか?と危惧をします。

 

 「何か変えてくれそう。」では当事者ではありません。変わった先に自分の夢や希望、生活にどのような影響があるかも知れない。努力がもっと評価され、機会が増えるかもしれない。

 

  大阪都になればどのように変えるのか? それがどのように社会システムに影響するのか?自分、家族、地域、国家にはどのような影響が出るのか?  確かに、これを全て有権者に全ての内容理解してもらうのは難しいと思います。しかし、努力し続けなければ行けない責任と義務があります。 と言うところが、都構想に否定的でなくとも肯定的なれない自分がいます。

 

 まだまだ分りません。なんかTPP見たいと素直に思えます。

 

 続いて、高知市長選挙。圧勝でしたが・・・。 投票率が28.05%と。「勝敗がハッキリしていた。明確な争点がない」との評され方ですが、残念です。 「南海地震対策」の相違点は、政策の効果的、効率的な順序や予算や住民コンセンサスの確保などその実現性も含め、かなりはっきり優劣を確信しましたが・・・。

 

  今回の首長選挙。 東日本大震災において被災地で長期で活動させて頂いた分、改めて政治のリーダーシップと責任、そして能力と自己犠牲にしてまでもとる行動力、そして純真な正義感と信念、被災者や被災地に取っては、首長の資質が救援、救済、復旧、復興の質とスピードが大変大きく変わっていました。 「平常時」の有り余る選択肢。「非常時」の選択肢。異なる物の大きさと真剣さの違いを感じました。

 

「人柄、政策、イメージ、実績、経験、若さ」など。と言う、従来の選択肢に

 

 圧倒的な現状や未来への危機感、たゆまぬ行動力、そして純心で誰よりも勝る地域愛と思いやり。そして政策実現へのやり切るという覚悟と責任感と真剣さ。を付け加えて頂きたいと思います。

 

 あの震災から何を学ぶのか? 自分たちのリーダーを決める、当事者としての意識転換を自分も含めて今後も心がけたいと思います。

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