朦朧とした中での倉敷＆広島

相棒、とろ両親＆とろで国内旅行してきました。
倉敷、広島＆安芸の宮島方面。
しかし、この時点でとろの体調が悪くなっており、殆ど食事ものどを通らず、高熱にうなされ、意識朦朧とした中で無理やり移動。両親は病院へ連れて行こうか家へ連れて帰ろうかと言っていました。とろは全く写真も撮れず、ほとんどホテルで寝ていました。。。

倉敷の町並みはとてもきれいで、紅葉もいい感じ。

たくさんの観光客で賑わっていましたが、殆どが韓国人でビックリ。

倉敷では奮発して料理旅館　鶴形に宿泊しました。美観地区にあるとっても趣のある旅館です。とろが一番長く旅館で過ごしていた、というより寝ていた。。。
夕食は特別に一番いい部屋を用意していただきました。

料理旅館だけあって、夕食、朝食ともに豪華。
夕食に出たこちらのお魚、目玉が美味しいといって食べる人が多いそう。相棒はトライしましたが、とろは×。


一番いい部屋というのは、広々していて部屋の隅々までいろいろ細工が施されており、なんと言っても樹齢400年余りの松の木が植えられている中庭へ出られるんです。こちらがその松の木。


大原美術館へも足を運びました。見るところがたくさんで、丸一日使ってゆっくり回りたい。フラフラしていてもすごいなーと感心して鑑賞。

翌日は広島へ。
まずは、広島平和記念資料館。
みんなに知ってもらうため、入館料は50円です。
とろ達は音声ガイド（300円）も借りてゆっくりと回りました。
修学旅行の生徒とあとは殆どが外国人という感じで、日本人の少なさに驚きました。日本人なら一生のうち一度は訪れておかなければいけない場所だと思いました。
原爆の惨たらしさ、被爆後ずっと苦しむ人達の様子など。アメリカが原爆を投下するまでの様子や専門家たちのやり取り。
そして、日本は被害者なだけではなく加害者である部分として、海外の国々で日本が占領して行ってきた数々の横暴をその国の教科書でどのように紹介されているか展示されていました。これを知ると、なぜに日本人が海外で嫌われているかがわかると思います。
どんな理由であれ戦争は絶対にダメだと思います。暴力では何も解決しません。みんながそういう風に思っていつか平和な世の中になってほしいと切実に思ったわ。

平和記念公園を歩いて回りました。とってもいい公園だなと感じた。
しかし、修学旅行生の多いこと。あっちもこっちも。
小学6年生の生徒達は英語の勉強の一環として、外国人に話しかけてピースメッセージを集めていました。相棒のところにもたくさんやってきて、みーんな同じセンテンスを読んでいましたみんないろんな国からのメッセージを集めており、これはいい英語の勉強になっているなと思った。
相棒なんて「なんかスターになってみんなにサインを求められているみたい。」と上機嫌

こちらは原爆ドーム

すぐ傍まで行けて、中の様子を見ると今でもゾッとしました。

さだこ像

普通に成長していたさだこという少女、被爆後何年もたってから発病しました。
周りにはたくさんの千羽鶴が。。。

広島城

途中には被爆した木々が生命力を持って生きていた。
ここまで来た時点でとろは身動き不能になりホテルで一人寝ることになりました。。。

イルミネーションがとってもきれいだったらしい。


初めて倉敷と広島を訪れましたが、いい街だなと思いました。
食事は何も食べれませんでしたが。。。

倉敷では人が親切で、地元の人が「こんにちは」と言葉を交わしてくれたり、自転車に乗っていた人が私達が歩いているのに気づくと自転車を降りて「ごめんなさい」と横を通っていったり。

広島もとっても大きくて親切な街だと思った。路面電車がくまなく網羅しているのもすごいと思ったし、電車ではみんなお年寄りや妊婦さんにさりげなく席を譲っていました。
住んでもいいかなと思える街です。

料理旅館のせっかくのご馳走も広島焼きもなーんにものどを通らなかったのが残念で仕方ない。
でも、日本の芸術作品を楽しめ、平和について考え、意味深い旅になりました。

次回は安芸の宮島特集ですよ！