今日、カナダへ来てから初めての葬儀に出席しました。
相棒の義理のお兄さんのお母さん。
相棒と血のつながりはないのですが、昔下宿させてもらったり、ずっと付き合いがあったので。
とろも6年前から何度か会っていました。
とても物静かでいつもニコニコしている女性でした。
とろが会った頃には少しずつ物忘れが出てきていて、会話をした時も言葉を思い出せなかったり、覚えていないことがあって涙を流すことがありました。それでも、英語の下手なとろの話を一生懸命聞いてくれて、一番うち解けられた人でした。
かなりのクリスチャン(カソリック)で、毎週日曜日の朝は教会へ行っていました。とろも一緒に何度か連れて行ってもらいました。
一緒に教会へ行ったからか、いろんな人を忘れていっても、とろのことは覚えていてくれて、いつも笑顔で迎えてくれ、結婚のお祝いにと手編みのブランケットと手作りのカレンダー、コースターをいただきました。
初めてのことで、何を着ていけばいいのか?から迷い…、喪服は正装しすぎということで、ネイビーのワンピースに茶色のジャケット姿で行きました。
Funeral homeに到着すると、やはりみなさんくだけた服装。真っ赤なジャケットを着ている人も!
御遺体の周りには数個の花。日本のようにたくさんの花ではなく、孫から数輪の花と結婚式のブーケだったカラーの花束。
最近では、花を贈るのではなく、チャリティーにお金を出すそう。例えば、彼女のように癌で亡くなった場合は、癌のリサーチに。
そして、遺影は、結婚式の時の花嫁姿。一番いい写真を選ぶものだそう。。。確かに映画女優のようにステキな姿でした。
会場内には、たくさんの思い出の写真が展示してありました。
本人が作成したスクラップブックもあり、彼女の人生を振り返ることができるの。
葬儀は、近くの教会で。
Funeral homeから車を連なって向かいます。
この時、後続車はハザードを点滅させてついていき、赤信号も止まらず、対向車も道ばたに車を寄せて敬意を示します。
パイプオルガンの生演奏に、生の歌声に、ろうそくの灯火に、自然とうるうるとさせられました。
式は、日曜日のサービスと同じような感じで進み、お坊さんの説法の代わりに牧師さんの話、お経の代わりに歌、ご焼香の代わりに牧師さんの所へ行って洗礼みたいなことを受けるの。
火葬と土葬と人によってまちまちらしい。彼女は火葬でした。
驚いたのは、式が終わって、遺体だけを業者の人が運んで行った。誰も火葬場へは付いていかなかった。遺体を一人にしちゃって大丈夫?と思ったのは私だけ後日、亡くなった旦那さんのお墓に入れてあげるそうです。
再度Funeral homeに戻り、コーヒー、サンドウィッチ、サラダ、フルーツ、ケーキをご馳走になって終了。
葬儀に出席すると、なぜか今までのお葬式のことを思い出したり、今年亡くなった友達のこと思って涙が止まらなくなった。。。
そして、改めて人一人の人生、死の重みを感じたよ。
自分の葬儀のためにスクラップブックを作ろうかと思った。
ありがとうございます。
誰もが経験する悲しみだとは思いますが、辛いですね。。。
いい思い出は大切に残しておきたいです。
☆nimoさん
生きた証、本当にそんな感じで、スクラップブックは良かったです。集まった人とも思い出話で盛り上がり、悲しみを感じながらも思い出して笑みがこぼれる瞬間がありました。
☆woceanさん
喪服、困りますよね…。相棒に黒の喪服を着せてみせるとフォーマル過ぎるって。。。
喪服じゃなくて黒の服を用意しておいた方がいいですね。
woceanさんの所にも状態の良くない家族がいらっしゃるんですね。お葬式には出席したくないものですが、その人の人生の集大成だし、いいものにしてあげたいと思います。
そして、今オットくんのおじいちゃんの状態がよくないのでまた近々・・・。
服装ワタシもいつも困るんですが、黒系の色でいけばまず間違いないのでいつも黒を来ていきます。
お葬式に出ると、確かに死について考えたりしますね。
今回のお葬式も、お友達のことも。
死について、
考えてしまいます
死を受け止めることは決して簡単なことではないけれど、時がたって、出会えてよかったと、ただそう思える日がくるように願っています。
私はそのような辛い経験をしていないので
悲しみは想像を超えるものだと思いますが、
あまり気落ちしないでくださいね。