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戸山高校 2019年度の取り組みを振り返る

[2020年4月29日 更新]
4月20日に戸山高校が「平成31年度 学校経営報告」を公表した。
各都立高校が、毎年の取り組みを自己評価したものだ。

今回は戸山高校について。
載っていた数値を今回はまとめた。

◆進学重点校としての進学実績の向上は?
数値はすべて2016年→2019年(今春)の結果の順になっている。
東大現役合格者数
5→5→8→9

東京一工+国公立医学科 現役合格者数
29→22→31→29

国公立大 現役合格者
116→115→152→137 

センター試験5教科以上受験者
258→285→285→328

科学の甲子園等のコンテスト、研究発表会の入賞者
55→50→30→31 

◆よい
東大の現役合格者は確実に伸びている。
過去8年間の推移を見てもいい。
5→3→7→2→5→5→8→9

実は京大の現役合格者数もいい。
資料のある2014年→2019年(今春)の推移は以下の通り
3→1→3→2→4→ 

他には都立大(7→8→2→7→9→10)、東京外大(9→2→7→1→4→10)も伸びている。
昨年同様「国公立に行きたい」志向が強く、合格者を伸ばした様子が見える。

一方、キャンパスが近いため受験生が多い早稲田大。
現役合格者数は厳しい結果に。
74→67→78→68→57→58

反面、慶應義塾大はいい。
24→15→23→26→19→35

戸山高校は(高校側の思惑通り)国立大志向が高まっていることがうかがえる。
実は私の教え子も今春、戸山高校からある国立大に現役合格した。
(現役合格1名の大学だったので、大学名は伏せる)

その生徒は「年々、早稲田でなく国立大志向が強まっていた」と言っており、外から見てもそれはひしひしと感じる。

東京一工はやや厳しいが、国立大には行きたいという中学3年生。
ぜひ志望校の一つに入れるといい。
通いやすさで新宿高校と比べる者がいるが、戸山と新宿はレベルが一段違う。
どちらも高倍率なのは残念だが、戸山を目指せるなら戸山の方がお薦めだ。

なぜか。
次回、新宿高校の結果を見ながら説明したい。

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