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通知表を上げるのに最重視すべきはテストではない

[2021年9月17日 更新]
2学期の中間テストも迫っている。
中3はこの2学期の通知表で調査書点(=内申点)が確定する。是が非でも目標とする内申点を取りたいだろう。
そのために中間テストの準備をする。それ自体は間違いではない。
しかし、中間テストと同等に大切なことを知っているだろうか。
今回はそれを、理由と合わせて説明する。

◆通知表の点の1/3はキミの態度で決まる
まずは下を見てほしい。



2021年度から通知表のつけ方が変わった。
今までは観点別評価(A~Cで採点されるもの)は4項目あったのだが、今年度から3項目に減っている。
3項目それぞれが達成度0~100%で採点され、3項目の合計が90%以上なら通知表で「5」がつく。80%以上90%未満なら通知表「4」だ。

3項目の満点は異なると考えていい。
例えば
「知識・技能」 130点満点
「思考・判断・表現」 120点満点
「主体的に学習に取り組む態度」 100点満点

この場合、「主体的に学習に取り組む態度」が80%、他は90%と採点されたとすると
(130+120)×0.9 + 100×0.8 
=225+80
=305

350点満点で305点なので87%。よって通知表は「4」となる。
あと10点あれば「5」になれる。それはどの項目で合っても構わない。あくまで合計点で通知表は採点されるから。

「知識・技能」と「思考・判断・表現」は定期テストで決まると考えていい。
「主体的に学習に取り組む態度」は授業態度と提出物の正確さで決まる。

◆授業態度、提出物が完璧なのがスタートライン
もうお分かりだろう。
「主体的に学習に取り組む態度」つまり授業態度と提出物で"この生徒はよし
!"と先生に評価されなければ、通知表「5」はおろか「4」すら厳しいということ。あっさり「3」に転落してしまう。

授業態度は「問題なし」というレベルでは不十分。先生からいい評価をもらえるくらいでなければ「5」は狙えない。
積極的な発言だけでなく、授業中に先生の顔を見て要点要点でうなずく
このくらい演じだほうがいい。

演じるのはタダ。見返りは大きい。
さあキミはどうする?

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