都立に入る!

豊島高校 ~ゆるい環境で ゆるく巣立つ~

おすすめ度 ★★★★☆ 4

◆指定校推薦が光る。かつての威光を活用せよ
都立中堅。最寄駅の小竹向原は地下鉄副都心線・有楽町線だけでなく東武東上線、西武線にもつながりアクセスがいい。
半径2㎞以内に住んでいると自転車通学は不可。
2018年2学期から3年間は校舎の工事が入り、グランドが使用できない。隣の廃校のグランドを借りるらしい。
仮校舎はエアコン完備なのでその点は問題なし。

上位の子はちゃんと大学に行くが、自由な校風もあり下位の子は落ちこぼれることが多い。ギリギリセーフで合格する学力レベルなら、高島に行って上位に居続ける方が、指定校推薦でいい大学に行ける。
20年前は文京高校よりも上にいた。4学区では北園の次だったのである。今の中学生は誰も信じない。

過去の威光もあり、指定校推薦枠には東京理科、法政、学習院、立教など上位大学も多い。なんと芝浦工大は6名の枠がある。豊島に入って評定平均4以上を維持すれば、大学には行ける。
これは意外と知られていない。

2018年の指定校合格者は、
東京理科大 0
学習院 0
立教 1
芝浦工大 1
日当駒専は1名もいない。指定校推薦は余っているのだ。

なぜかと言うと、生徒に指定校推薦のことを十分に高校側が伝えていないからだ。
私の教え子も高校1年生のとき、「周りの子は指定校推薦を知らない」と言っていた。
1年生の成績から見るのだから、ちゃんと高校側が生徒に伝えるべきだろう。
(もっとも、伝えられたことを生徒が覚えていないだけの可能性もある)

よって豊島に行くなら、最初から指定校推薦を狙うつもりでいくべき。
指定校推薦を使わないならおすすめ度は2。他所の高校でいい。

一般入試でGMARCH現役合格は難しい。そういう学習環境ではないからだ。
国公立も現役合格はまず不可能。2018年は信州大と埼玉県立大の2名のみ。例年2~7名。

多くの生徒ががんばって狙えるのが日東駒専レベル。
2014年から2018年の現役合格者数は
2014年 91名
2015年 116名
2016年 86名
2017年 118名
2018年 77名
2017年はよかったのに、2018年は過去5年で最低記録を出してしまった。


部活面はぱっとしないが、吹奏楽部は150名もいる。都のコンクールでは8年連続金賞とまずまずの成績。
定時制があるので、17時までしか部活はできない。
が、実は「勉強時間を確保できる」というメリットでもある。

学校行事では5月に「歩こう会」がある。奥武蔵を日帰りハイキングするだけだが、新しいクラスの友だちができる機会でもある。

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