都立に入る!

日比谷と西 国公立大に強いのは

[2022年6月24日 更新]
2022年春の大学合格実績が、webでほぼほぼ発表されている。
6月にもなって大学合格実績を発表していない都立高校は、
・実績が悪いので発表したくない
・そういう情報を求められていることを理解していない
・怠慢
などではないのかな。
どれであろうとひどい理由である。

◆進学指導重点校で比べる
23区内の進学指導重点校は
 日比谷高校
 戸山高校
 青山高校
 西高校
の4つ。これらの大学現役合格実績を見ていこう。

なお4校とも「合格数」しか公表していない。
私立大合格実績は、いち受験生で3つでも4つでも合格数を稼ぐのであまり見る意味がないと思っている。
「進学数」を公表する都立高校は誠実だと、私は判断している。

◆東京大学
日比谷高校 53
戸山高校  10
青山高校  5
西高校   16
日比谷が圧倒。ここ5年の推移は33→29→25→48→53
やっと50の大台に乗った。

戸山もずっと1ケタだったが、2022年は10名と2ケタに。
都立全体でも日比谷(53)、西(16)、国立(11)に次ぐ4位。

なお八王子東は1名、立川はゼロ。受験倍率が高く厳しい競争を勝ち抜いた青山生と差がついているのが分かろう。
今春卒業した生徒が入学した時(2019年度)の一般入試実倍率は
青山 1.89倍
立川 1.48倍
八王子東 1.23倍
厳しい競争をくぐり抜けてきた受験生はやはり強い。来春は田園調布、石神井、上野あたりがいい大学合格実績を出すかもね。

西は現役合格16に対し、浪人生は11。
これは今年に限ったことではない。西は例年、浪人生が合格実績を稼ぐ。他の都立高校では考えられない。

西高校、現役の国公立大合格は117→浪人生は86。
日比谷は152→49
戸山は142→33
青山は75→27

現役生を見れば、国公立大に強いのは日比谷。次いで戸山→西→青山となる。
なお国立(くにたち)高校は135名。3年ぶりに戸山に敗れた形だ。

戸山は高校入試が毎年高倍率になる。やはり競争を勝ち抜いてきた奴らは強いのだろう。
墨田川高校とか心配で仕方ない。近いうちに記事にするかも。


◆東京工業大学
日比谷高校 5
戸山高校  6
青山高校  2
西高校   7

◆一橋大学
日比谷高校 8
戸山高校  10
青山高校  9
西高校   13

◆お茶の水女子大学
日比谷高校 5
戸山高校  3
青山高校  0
西高校   4

◆東京医科歯科大学
日比谷高校 1
戸山高校  3
青山高校  0
西高校   0

続いて都内の難関国公立大の合格実績。
青山がやや遅れを取っているが、他はほぼ並んでいる。


◆東京藝術大学
日比谷高校 0
戸山高校  1
青山高校  2
西高校   1
最後に東京藝大。
青山は今春だけでなく、去年もおととしも合格者を出している。
なお都立高校トップは、総合芸術高校で9名。

高校は入っておしまい、ではない。
高校卒業後、先輩はどんな進路を選んでいるか。必ず見ておくこと。

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