今回は、「学力検査に基づく選抜」いわゆる「一般入試」で、合否がどう決まるかを説明する。
以下の内容は令和2年度入試のものなので、翌年度以降は変更の可能性がある。
また、例外もあることをご承知いただきたい。
基本的に全日制普通科についての話だ。
◆3割が通知表の点で決まる
都立高校の「一般入試」は、次の2つの点数の合計点で合否が決まる。
1. 調査書点(=内申点)
2. 検査点(=5教科のテストの点)
2. 検査点(=5教科のテストの点)
それぞれ詳しく説明する。
1. 調査書点
中3の二学期の通知表の点を点数化する。
他の学年の成績は一切、関係ない。部活動や生徒会活動などもまったくの無関係。
都立高校では換算内申といって、一部科目の点数を2倍にする。
国数英社理・・・そのまま(25点満点)
音保美技・・・2倍(40点満点)
それを300点満点に変換して、調査書点を出す。
調査書点の変換については過去記事を見て欲しい。
<過去記事:都立高校入試 換算内申の出し方>
2. 検査点
入試日に行う国数英社理の5教科のテストの点数である。
テスト自体は各教科100点満点だが、すべてを1.4倍して700点満点に変換する。
この方法も、上記リンク先を見れば分かるようにした。
※特定の教科の点を優遇する「傾斜配点」という制度もある。
これについても2019年度入試用だが、過去記事にまとめてある。
<過去記事:都立一般入試 傾斜配点とは?>
調査書点 + 検査点 で合否が決まる。
他の要素は一切ない。
他県とくらべ、都立高校はフェアな入試制度だと思っている。
「内申点は中学によってつけ方が違う。甘い中学校が有利」という意見もあるが、それについては持論がある。
いずれ述べたいが、結論だけ言うと「たいしたことではない」だ。
ちょうど今、中3は調査書点の決まる大事な時期だ。
中間テスト、期末テストで過去最高の結果を出して欲しい。
勉強では、フライングスタートが認められている。
そこに気づいて、行動して欲しい。
◆一般入試で面接のある普通科高校
大森高校
練馬高校
青井高校
南葛飾高校
拝島高校
大島高校
練馬高校
青井高校
南葛飾高校
拝島高校
大島高校
は面接もあり、点数化される。
どういう学力レベルの高校は面接をしなければならないかが分かるだろう。
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