[2023年2月11日 更新]
2022年度より募集人員が1クラス分(40人)増えた高校は、区部普通科のみで15校。
一般的には、募集数が増えれば倍率は下がるものだが必ずしもそうではない。
・前年は低倍率
・人気がある
こういった場合、倍率は下がらなかったり、逆に上がったりする。
差し替え前の応募倍率を見ていこう。
数字は2022年度→2023年度である。
男子
三田 1.83→1.43
駒場 1.53→1.57
松原 1.18→1.43
井草 2.05→1.39
石神井 1.77→2.08
豊島 1.95→2.14
向丘 1.62→1.23
板橋 1.20→1.14
竹台 1.51→1.03
淵江 1.37→1.21
江戸川 1.86→1.41
東 2.28→1.71
本所 1.52→1.22
紅葉川 1.75→1.26
日本橋 1.55→1.14
松原はクラス増、最近の倍率低迷にも関わらず今回倍率が上がった。
2019年度は定員割れ→2020年度応募倍率(差し替え前)1.83倍と激しい動きをする学校である。
豊島は2022年度1.95倍と高かったのに、クラス増でも倍率UP。
あまりに人気が出すぎて生徒や保護者に薦められなくなってしまった。
レベルの近い石神井も同様。
三田、井草、江戸川、東はクラス増で倍率が落ち着き、受験生にとってはありがたいだろう。
竹台はクラス増は不要だったようだ。新校舎効果はあまり見られないね。2024年度は1クラス減らしてほしい。その方が健全な入試になる。
女子
三田 2.35→2.04
駒場 1.18→1.79
松原 1.75→1.71
井草 2.48→1.84
石神井 2.12→1.88
豊島 2.16→2.02
向丘 2.39→1.50
板橋 1.42→1.41
竹台 1.70→1.50
淵江 1.27→0.81
江戸川 1.39→1.63
東 2.26→1.56
本所 1.48→1.43
紅葉川 1.62→1.23
日本橋 1.99→1.51
女子も三田、井草、東は狙い通り倍率が下がった。向丘、日本橋も同様。
竹台、女子はまずまずの倍率。新制服・新校舎は女子には響くね。
石神井と豊島、倍率は下がったもののまだ高め。2024年度は募集人員をそのままにしてもらいたいね。
駒場は2022年度が倍率低すぎたので、志願者増を見越したのだろう。アッパレ。2019年度も1.31倍と低かったが、翌年も募集数は変えず1.62倍にまで上がった。
淵江は健全な恒常的に5クラスで充分だろう。2016年度を最後に実倍率1.5倍を上回っていない。無残にも2021年度は定員割れだった。
◆高倍率なら差し替えでダウンする?
過去の例を見ると、2倍を超えている高校は倍率が下がる傾向がある。
今年も願書差し替え後、豊島は下がると見ている。
逆に1倍未満の学校は上がる傾向がある。清瀬(男子)は間違いなく上がるだろう。
<過去記事:2022 都立一般入試 実倍率はこうなる>
都立に入る! Twitter そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ
コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。