取次営業orz

取次の営業とは何か

ナージラーレ

2010-12-01 | カースト制度
バラモン慢心について書き続けてきました。
今回は、バラモンに特有の行為とその意味について考えてみたいと思います。

その横柄な態度(そうでない人もいるんですよ)の中でも、営業にとって最もダメージの大きい行為の一つに、"詰り"があると思います。
詰り行為の実践は、バラモンにとっては様々な意味と利点があります。

まず、論外と思われる意味を敢えて論じますと、「ストレス解消」と「暇つぶし」ということがあります。
バラモンの仕事というのは、基本的にはルーチンワークですから、長期間同じ担当を続けると、業務の流れや仕事の仕方が完成しきってしまい、イレギュラー対応が強いストレスとなります。営業はストレス因子でしかありません。
また、同様の理由で、暇になってしまうケースもあります。同じ仕事を続けていれば、より効率的に作業を進めることができるようになりますから、時間が余ってしまうのです。
所謂、弱い者いじめはストレスの解消になりますし、暇つぶしにもなることでしょう(人によりますけど)。これにより、詰り行為が発生するわけです。

次に、「自分が好き」ということがあると思います。
バラモンは、担当ジャンルにおいて全能に近い力を持つことがありますので、仕事にアイデンティティを感じやすい人は、どんどん自分を好きになっていきます。全能の大好きな私に、営業ごときが文句を言うなんて・・・。これはもう詰るしかありません。

論外はここまでです。

実際には、「暇つぶし」ができる人は一部で、全体的には業量が増えているばすなんDEATHよね。出版物の発行点数が増えているからです。1銘柄を10,000冊配本するのと、10銘柄を1,000冊ずつ配本するのでは、後者の方が業務負荷が大きいと想像できます。(総量規制を行っても、配本点数自体は変わりません)

配本はライン業務ですから"落とす"わけにはいきません。締切に追われる仕事です。翻って営業ですが、自分で調べればすぐわかるようなことを問い合わせているケースも多分にあると思います。
問い合わせる必要のない問い合わせをさせないために、問い合わせる必要のない問い合わせをした営業を詰る、ということには正当性があるような感じがします。
でも、そもそも詰るタイプの人というのは結局、問い合わせの内容はどうでもよくて、問合せそれ自体がウザいので詰ってしまう、というケースがほとんどなのではないかと思います。

しかしながら、その効果は絶大です。多く営業マンが詰られたくないと思っているからです。
結果として、モンスター化した方が得なんです。

また、スマートな方法としては、営業の頼みごとを聞いてあげた(?)上で、詰ってみたり、嫌味を言ったりする、ということがあります。
この方法ですと、営業は頼み(?)は聞いてもらえたので文句は言えませんし、詰り行為の不快感から、以後頼みごと(?)や問合せをしにくくなります。
犬の餌容器に微弱な電流を流しますと、犬はビリビリを嫌って、よっぽど空腹に耐えかねた時以外は餌を食べなくなります(一部は死にます)。
犬の肥満防止に効果があり、餌代も節約できるのです。

さぁ今日もビリビリ飯、いっただっきま~す!



【予告】
今回の記事内容に関しては、具体例をご紹介したかったのですが、具体的であるほど個人を特定しやすくなってしまいます。当ブログの目的は、個人を特定し批判することではありません。取次営業の感情面の質感をお伝えするには、基本的にフィクション形式を取る必要があると思っています。
だので、これらの事柄に関しては「トリツギヲの日常(仮)」というタイトルでシリーズ化し、お伝えしていきたいと考えています。(やらないかもしれないDEATHけど)