とりぶーの在宅介護日記

乳がん12年目の再発。治療から緩和へ移行中の母の在宅介護中のできごとから、父の前立腺肥大、悪性リンパ腫。

住宅改修お風呂の湯船周辺2・3編

2007年02月16日 | 役に立つかも・・
湯船近辺の手すりは2点

・画像正面の逆L字手すり
湯船に使ってその体勢を維持する(L底を利用)
湯船に浸かって座ってる状態から立ち上がる用(L縦を利用)


・画像右にも同じく逆L字手すり
湯船の中で体勢を返る(L底を利用)
湯船の出入り用に(L縦を利用)


画像右の手すりは不要だった(汗。
手すりを頼りに湯船を出入りする体力がなかった。
また湯船内で向きを返ることはなかった。

マンションのユニットバスなので、できればいらない手すりは
つけないほうが患者、介護者の行動が制限されずにいいと思う。



お風呂に入るときに使った介護用品
・お風呂用の椅子(シャワーベンチ)
・湯船の中で滑らないように、滑り止めマット
・湯船の出入り用の赤いとっての付いた板(バスボード)


お風呂の蓋のようになっているのがバスボードです。
これは地面よりも高いお風呂に入るのに利用。
まず、ボードの上に座り、体を少しひねって赤い取っ手を使って
左足、右足と湯船に入れる。
ボードの上に本当の湯船の蓋が画像上乗ってしまってますが(汗。

湯船に浸かるっていうのは、かなり体力を消耗するようで
うちは湯船の中にシャワーベンチを入れて座る、立ち上がる体力を
なるべく少なくなるようにした。


住宅改修お風呂出入り口編

2007年02月14日 | 役に立つかも・・
お風呂もマンションのためこじんまりしていて
手すりをつけるにもじゃまになったりと色々考えた。
あまりにつけると、シャワーチェアの出し入れも不便になったり。



お風呂内には手すりが3点。

まずひとつめ

この画像は湯船側から撮りました。

画像の右側が出入り口になります。

左手しか使えないのに、なんで右側に手すり?と思う方も
いるかと思いますが、これはドアの取り付け上右になりました。


このI状の手すりで段差のあるお風呂場への出入りをスムーズに
することができました。

住宅改修トイレ編

2007年02月13日 | 役に立つかも・・
トイレの手すりは本当に助かった。

うちはまず入ったらくるっと
1.方向転換しなくてはならない。
2.トイレの便座への着座
3.座ってるときの姿勢を保つ
4.便座からの立ち上がり


というポイントをしぼって逆L時にした。
1.Lの長い棒の部分を使って方向転換
2.これもLの長い棒の部分をもって体を支えつつ、座る
3.Lの底の棒で姿勢を保ち
4.Lの底からゆっくり長い棒の部分へ移行しつつ、立ち上がる。


てな感じです。

そのLのつける位置も要研究。
Lの底の部分の長さも。

自分で実際に便器に座って手を伸ばしてやってみるといい。
Lの長い棒を使って立ち上がるときに、腕が曲がっている状態で
立ち上がろうとするとうまく力が入らないので、
いくらか伸びきった状態の方がいい。




左手だけでの生活1

2007年02月13日 | 役に立つかも・・
うちの母は12年前に右胸に乳がんができ摘出。
リンパも同時に。
で、リンパを取ったせいか、右手がぱんぱんにはれていた。

乳がん再発になってからは、その右手がどんどん麻痺してきて
結果、肩から指先までまったく動かなくなってしまった。
ので、利き手ではない左手が重要になる。

その左手さえも抗がん剤の副作用でしびれたり、力が入らなかったりと
大変だったみたい。


で、これから介護保険を使っての住宅改修を紹介したいと思う。


介護保険

2007年02月12日 | 母の介護保険
介護保険って聞いた事あるけど、いつどんな時にどんな人が使えるんだろうと
いう情報って出回っていないんじゃないだろうか。

私も看護師さんとレンタルベッドが借りたいという話をしてたら
再発癌の人が介護保険使えるようになるみたいね・・・と言われて
介護保険が適用されベッドを借りたりすることができることを知った。



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厚生労働省は、40~64歳の末期がん患者に対する介護保険の適用範囲について、すべてのがんを対象にするとともに、「末期」かどうかの判断は、医師が「治癒困難・不可能」と診断した場合とする方針を決めた。余命期間や、がん告知の有無などは問わない。(読売新聞から)
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(在宅で受けれるサービス)

★訪問介護(ホームヘルプ)
ホームヘルパーが訪問し、身体の介護や家事援助などをします。

★訪問入浴介護
浴槽を積んだ入浴車などで自宅を訪問して入浴の介助をします。

★訪問看護
看護師や保健師などが訪問し、療養の世話、診療の補助などをします。

★居宅療養管理指導(医師等による訪問診療)
医師、歯科医師、薬剤師、管理栄養士などが訪問し、療養上の管理・指導をします。






うちが保険適用で利用していたのは
・週3回だけ、夕方に夕飯の準備と掃除をヘルパーさんにお願いしていた。
・お風呂やトイレをひとりで行けるように手すりをつけた。
・日常必要なレンタルベッド、車椅子などを介護保険適用額で借りていた。

ヘルパーさんなんて・・・と思う人もいると思うが
在宅介護をしていく中で、家族が息抜きする時間は本当に
必要。家族が介護者っていうことで、患者本人は結構わがままになるものだから。

お風呂やトイレの手すりもどこが痛いかによって手すりの付く位置など
違うので要研究。最初のうちはまったく使っていなかったが、最後まで
ひとりでトイレに行けたのは手すりのおかげだと思っている。

レンタルベッドは本当に助かった。買うとなると、30万くらいしたりするが、
レンタルとなると数千円で済んだ。ベッド本体、マットレス、手すりと
パーツごとにお金はかかるが。


お金の補助がでることはすごく助かったが、もっと助かったことは
家族以外に味方ができたということ。
ヘルパーさんとお料理の作り方の話をしたり(母も聞いていて
心地よかったに違いない、もちろん自分ができないもどかしさもあったろうが)

またソーシャルワーカーさんとのつながりは、患者の生活上困ったときに
どんな施設や設備があるかなど教えてもらえた。

また毎週来てくれる看護師さんには、本当にお世話になった。
母の体調の変化の対応の仕方これはすごく大きい。

一番大きいのはすんごく小さいことでも相談できる往診の先生。
通院していた時の先生に言ったら、いやな顔をされるような些細なことでも
快く教えてくれる先生。うちが最期まで家で看る事ができたのは
信頼できる先生に逢えたからこそできたのだと思う。
往診の先生は介護保険適用外です。
紛らわしくてすみません。


とりあえず、久しぶりにカキコしてみました。