撮り鉄ブログ

https://www.zc.ztv.ne.jp/toritetsu/ 撮り鉄ギャラリー姉妹館です 

撮り鉄ついでに安土城跡に登る

2014年04月09日 | 撮り鉄
安土トンネルを出て安土山をバックに快走する新快速電車。
 期待した桜+菜の花は叶わなかったが。。。

 先週の鹿児島に続いて、今週も自由な時間を使って近鉄赤目口、阪急六甲と桜+電車の撮影を楽しんでいますが、昨日は菜の花+桜+電車の組み合わせを期待して安土に行って来ました。 残念ながら今年は菜の花が見られず、上写真の様にちょっと寂しい彩となりましたが、折角安土まで行ったので鉄道写真は早めに切り上げて、近くにある安土城跡を見学することにしました。

 安土城はもちろんあの織田信長が建造した平山城で、ご存知のように本能寺の変の後天守などは消失してしまい、現在残っている建造物は城内にあった寺院の三重塔や仁王門などごく僅かですが、石垣や天守跡、山上からの風景などで往時を忍ぶことが出来ます。


入り口から大手道の石段が続く。 
天守までほぼ石段が続くので膝にこたえるが、良く整備されている。 ここの桜は満開だった。
 写真は大手道上から振り返って撮影。 安土の町と湖東平野が広がる。

 この安土城跡は1989年から20年調査整備が行われ、天守跡や三重塔・仁王門までのルート(殆ど石段)は良く整備されて歩きやすくなっています。 とはいうものの、入山受付の前から立ちはだかるように続く大手道や七曲りの坂は、城跡特有の段差の大きな急な石段で、ここをカメラバッグを右肩、三脚を左肩に掛けて、首からはカメラをぶら下げて(もちろん一見城跡撮影ファン風の姿で)登るのは楽ではありません。 特に三脚と交換レンズは城跡探訪では撮影には使わなかったのですが、実に効果的なエクササイズ用のウエイトとして機能してくれました。。。 


まさに夢の跡、天守閣の礎石。 
この安土城はどんな天守だったのか、日本でも最も想像力を掻き立てられる城の一つだろう。

 前述の様に天守の建物は何も残っていませんが、天守跡からは西側に琵琶湖や比良を望み、南には湖東平野や安土の町が、三重塔付近の展望台からは西の湖や近江八幡方面が遠望できます。 創建当時は安土山南側を除いてこのあたり一帯は琵琶湖だったそうですから、さらに美しい風景が広がっていたことでしょう。 信長は眼前に広がる琵琶湖と今よりは賑やかだったであろう安土の街並み、豊かな湖東の平野を見ながら天下に思いを馳せていたということでしょうね。 信長が今の日本を見たらどう思うんだろう…そんな事を考えながら天守跡近くにある信長の廟に手を合わせ、山を下りることにしました。


三重塔付近の展望台から西の湖から近江八幡長命寺方面を望む。
 天下布武の織田信長の気持ちがほんの少しだが共有できる風景だ。

この記事についてブログを書く
« 鹿児島市電と指宿枕崎線でW... | トップ | 京阪最長駅間ウォーキング »

撮り鉄」カテゴリの最新記事