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琵琶湖大橋でスマホ・カメラ撮り較べ

2024年09月12日 | デジタル・電気系
Aquosの50Mモードで琵琶湖大橋から撮影した道の駅「米プラザ」と比良山系
中央部の黄色い四角が下で拡大比較した部分

この記事で書いた新しいスマホのAquos sense8(以下Aquos)ですが、ミドルクラスとは言うものの光学手ブレ補正や像面位相差オートフォーカス、5000万画素など、カメラ性能もウリの一つとなっています。特に5000万画素は我が家に存在する全カメラの中でも最も大きな数字で、実際どの程度の写真が撮れるのか、手持ちのコンデジのPowershot G7Xmk2(以下G7X)とミラーレス一眼のEOS R5(以下R5)を持ち出して撮り較べをしてみました。


カメラ仕様の一部と今回の比較撮影時の画像情報

先ずはカメラの仕様や、今回の比較撮影を行った際の露出パラメータなどを見てみます。

上表上半分が仕様で、厚みとおそらくコストの関係でAquosのレンズ焦点距離(23mm相当)が短く光学ズームも出来ないのは仕方ない一方で、割と大きなセンサーが実装されていることが判ります。ただ、レンズだけで700gもあるミラーレス一眼はもちろん、コンデジに比較しても極めて小さな光学系で5000万画素なんて意味あるんかいな・・・とは思いますが、これは後で確認することにします。

下半分の撮影時の画像情報(絞り、シャッター速度、ISO感度など)で面白いのは、Aquos(というか殆どのスマホ)には「絞り」という機能が無く絞り値が常に解放値(この場合F1.9)であることで、おそらくですが露光調整はシャッター速度とISO感度の変更のみで「電子的に」行っていると思われます。

冒頭の写真はAquosの50Mモードで撮影したものですが、残念ながらこのブログに掲載する際には横8192ピクセルを550ピクセルに圧縮しており、高精細かどうかなどは全く判りません。12.5Mモードで撮影したものも結局横幅を4096ピクセルから同じ550ピクセルに圧縮するとほぼ同じ写真になり、両者に違いを見つけることはできませんでした。
以下、G7XやR5の写真も掲載しますが、部分部分を細かく比較すると違いはあるものの、この程度のサイズにしてしまうと「どれも綺麗に撮れてる」ように見えます。
ただ、こうして並べてみると色調などはカメラによって結構差があるんだなあ・・・と改めて感じますね。

G7X
R5

尤も「どれも綺麗に写ってますね」では比較にならないので、中央の「米プラザ」の建物の2階展望デッキの一部分を拡大するという(冒頭写真の中央黄色枠)、まあ重箱の隅をつついてみることにします。

Aquos 50Mモード

Aquos 12.5Mモード
G7X
R5

流石にこれは結構差があって期待通り?の結果となりました。
先ずAquosの50Mモードと12.5Mモードの比較ですが、少なくとも今回の比較では50Mが高精細という印象は得られませんでした。むしろくっきり感は12.5Mモードの方が優れていて、データサイズが3倍くらいあってレスポンスも悪化する50Mモードにする価値は無さそうだ・・・というのが今回の結論です。

次にAquosとG7Xを比較すると、解像度はどっこいどっこいですが、G7Xの方が白いタイル壁の色調や緑の諧調の再現性は優れていると言えそうです。写真は掲載していませんが雲や水面の部分でもこれは感じたところです。
R5は流石に金属製手すりやタイル壁などの解像度も色再現も良く、大枚投じている?のでこれくらいの成果が出てもらわないと・・・と、先ずは一安心といったところでした。
とはいえ、こういった写真のごく一部分である建物の手すりやタイル壁の解像や色調を気にするのが一般的とも思えず、所詮「重箱の隅をつつく」話であることは最初に書いた通りです。。。

趣味として私がカメラに求めている特性は沢山あるので、おそらく生きている間に「スマホがあればもうコンデジやミラーレスカメラは要らない」ということにはならないとは思いますが、想像以上にスマホのカメラが高性能であることは今回確認できたと思います。まあよくあのサイズでこんな綺麗な写真が撮れるもんだ・・・といったところですね。恐れ入りました。