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山鉾そっくり? 祇園閣に登る

2017年07月27日 | 雑記帳
昭和3年建立の祇園閣。 後に大雲院が引っ越してきて宗教色が濃くなったようだ。
 今は内部に敦煌の壁画の模写が奉納されていて、これも結構見もの。
 

所用で京都まで出掛けたついでに、今年特別公開されている大雲院祇園閣に行って来ました。 パンフレットによると、祇園祭の山鉾を模した祇園閣は大倉財閥の別荘として昭和3年に建築されたもので、鉄筋コンクリート造りです。 今は大倉財閥といってもあまりピンときませんが、ホテルオークラや大成建設などがその系列を引き継ぐ会社のようです。
一方で大雲院は織田信長、織田信忠を弔うために1587年に正親町天皇の勅命で烏丸二条に建立されたもので、3年後の1590年には豊臣秀吉によって寺町四条に移築、さらに昭和48年に現在の祇園町(八坂神社の南側)に移転したものとあります。 別荘のあった場所に後からお寺が引っ越してきたという感じですね。
因みに大雲院は織田信忠の法名(大雲院殿三品羽林仙巌大居士)から名づけられており、境内にはもちろん信長、信忠の墓所があります。(石川五右衛門のお墓もある)

祇園閣は東山に繋がる傾斜地に建っているので、閣上は結構見晴らしが良く(残念ながら閣内の撮影、閣上からの撮影は禁止)、この日は京都市内はもちろん、比叡山から愛宕山に至る盆地を取り囲む山々、東山山麓の社寺、遠く大阪のビル影などを見ることが出来ました。 結構目立つ建物なので、付近を散策していて「あれは何?」と思っていた方も多いと思いますが、そういう方はぜひこの機会にどうぞ。


東京から旧宮家の門を移築したと書かれている総門(左)と、
桃山時代のものと書かれている鐘楼(右)
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