四国に向かうのになんで南海電車? 今回は「南海四国ライン」で四国に向かう
JR四国と第三セクター線の全線乗車+写真撮影+その他諸々の旅行に行ってきました。
往路は南海フェリーで
今回は昔ながらの連絡船の追体験ということで、南海電車でなんばから和歌山港に向かい、南海フェリーで徳島に向かうことにします。 時間的にみるとなんばから和歌山港までが1時間強、和歌山港から徳島港が2時間30分弱、その他待ち時間や市内アクセス込みで4時間以上掛かり、3時間程度で京都、大阪から直通する高速バスには時間的にはとても敵わないのですが、幸い「好きっぷ」という、なんばから徳島港まで2,000円の割引乗車券が発売されていて、滋賀県在住の私の様な人間には兎も角、ミナミの周辺からだと高速バス4,000円程度と比較してもそこそこ競争力はありそうです。
雨の和歌山港を後にして紀淡海峡に出る。
大した揺れも無く無事徳島港に到着、雨も小降りになってきた。
今時こんなに時間の掛かるフェリーにドライバー以外の乗客がどれぐらいいるのか・・・と思っていたのですが、船内で目についたのが外国人観光客。 関空から四国に向かう観光客がバスごと利用するというケースのようで、こんなところにもインバウンド効果が出ているということですね。
この日は波浪注意報や強風注意報などが出ていたので、神様に安全のお祈りをしてから救命胴衣の場所なども確認して万全の体制?で乗船していたのですが、フェリーは2600t程の総トン数がある割と大きな船で、大した揺れも無く無事徳島港に到着しました。
鳴門線と鳴門公園
鳴門駅に停車中のキハ1200。 駅舎はホームとは離れた位置にある。
市営バスで徳島駅到着後、四国最初のミッション、未乗区間である鳴門線に乗車することにします。
鳴門線は元々は阿波電気鉄道(電化はされなかった)という徳島と鳴門を結ぶ鉄道として1916年に開通したのですが、その後池谷〜吉成は高徳線の一部となって現在は池谷〜鳴門8.5kmのローカル線となりました。 そういった過去の経緯からか、池谷駅は高徳線のホームと鳴門線のホームは分岐の上り側(高松・鳴門側)にハの字状に別々にある少し特殊な配置になっています。 30分ほどで到着した終点の鳴門駅は、1面2線の全く最果て感の無い駅でいささか期待外れでしたが、鳴門と云えばやっぱり渦潮・・・という単純な発想で、バスで少し足を延ばして鳴門公園に行くことにします。
お茶園展望台からの大鳴門橋と渦潮。
渦の道展望室からみた渦潮。 この日は小潮だったが時間が良かったので少し渦も見えた。
なんとか雨が本降りになる前に展望台で写真を撮り、渦の道から渦潮を眺めます。 この渦の道というのは大鳴門橋の下に作られた遊歩道から潮の流れを観察できる施設で、高所恐怖症の方にはお勧めできないものの結構迫力がありました。
この日はこの後とんでもない土砂降りになり徳島のホテルに退散。 翌日に期待することにします。