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6:52発長崎行はロングシートのキハ200 2連
この列車も高校生を中心に途中結構な混雑となった
3日目。 今日も早起きして佐世保6:52発の大村線経由長崎行に乗車します。 この日は大村線と長与経由の長崎線旧線で大村湾と列車を組み合わせた写真撮影が主な目的なのですが、快晴の天気予報にもかかわらず生憎の曇り空、おまけに季節外れの黄砂までやってくるという芳しくない空模様です。 昨日、田平天主堂で神様に不徳を見透かされたか・・・などと考える訳ですが、こればかりはどうしようもありませんね。
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海の見える駅、千綿 なかなかいい雰囲気
お昼前からは併設のカフェも開く
南風崎(はえのさき)、彼杵(そのぎ)など、難読駅に停まりながら50分ほどで第一目的地の千綿(ちわた)に到着、一つ手前の彼杵駅では全扉開閉していたのに、いきなり車内放送で「一番前の出口から降りてください」と言われ、慌てて高校生で混雑した車内をかき分けて下車します。
千綿は海の見える駅としてカフェも開設され、わざわざ(車で!)この駅を訪問する方も多いようですが、とりあえず素通りして撮影目的地に向かいます。 この日の最初の撮影ポイントは江串の棚田と言われる小高い丘で、事前にGoogle Mapよりさらに細かい道路が描かれた国土地理院の電子国土基本図を使い、線路から撮影地点までの地形断面で障害物なども調べて、標高60m程の頃合いの俯瞰ポイントを見つけておきました。 天気だけはどうしようもないですが、まあ大仰に言えば、人事を尽くして天命を待つというやつですね。
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幸運なことに最初に撮影した列車が2編成しかない国鉄塗色のキハ66+67だった
結果的にこれが非常にラッキーな巡りあわせとなった
上の写真の様に実にどんよりとした空だったのですが、天気予報は相変わらず晴れなので、腰を据えて待つこと暫し、黄砂のせいで遠景が霞むのは致し方ないとして、10時ごろには本館掲載写真のように日が差してきて、その中を再び国鉄塗色のキハ66+67を含んだ列車が通ってくれました。 撮影地点までは徒歩で片道25分程ありましたが、まずまずの成果だったので足取りも軽く駅に戻ります。
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千綿駅から乗車した快速シーサイドライナーは最初に撮影した国鉄塗色の編成だった
大村線が九州鉄道が最初に開業した長崎本線の一部だったことは「その1」で書いた通りですが、喜々津から浦上までも最初の本線は現在の長与を通る線で、両線ともに長崎に向かって車窓右手に美しい大村湾を望むことができます。 次はこの長崎線の旧線の東園駅付近で大村湾と列車の撮影をすることにします。
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大草方面から梅崎を回り込んでやってきた列車
この後しばらくすると、東園-大草1の場所にやってくる
ところで、本館の写真を見て頂くと、半分くらいはクリームとスカーレットの旧国鉄色の車両が写っていて結構な割合に思えるかもしれませんが、実際には現在運用されているキハ66+67、14編成中旧国鉄色は2編成しかなく、さらにキハ200が4編成あってこちらも混用されているので、国鉄塗色キハ66+67をこの日何回も撮影でき、おまけに乗車まで出来たのは、やっぱり神様のご加護ということでしょうね。
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最後はかもめ26号で博多まで 2時間足らずで到着する
長崎まで行ってそのまま帰るなんて勿体ない・・・と言われそうですが、翌日香椎線に乗るという目的があるので、長崎から今度は肥前古賀を通る新線経由で博多に向かいます。 こちらは浦上を出るといきなりトンネルが続き、さらに諫早からは博多に向かって車窓右手に諫早湾や有明海、さらには雲仙岳などを見ながら北上します。 旧ルート、新ルートそれぞれ現在は地域の足として利用しているお客さんが居られる訳ですが、今、これに加えて新幹線の工事が進んでいます。 実際長崎と博多(或いは九州の南北幹線軸)との間に、3つのルートを確保する程の鉄道需要があるんだろうか・・・と少し不安になりました。