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一年ぶり九州再訪でJR九州完乗 その2 - 松浦鉄道で日本最西端の駅訪問

2019年11月03日 | 乗り鉄
6:43発のたびら平戸口行 佐世保は関西と比べると25分程朝が少し遅くまだ暗い。
佐世保出発後も学生を中心に乗客が増え、かなりの混雑だった。
 
 松浦鉄道は、1898年の有田~伊万里の開業を皮切りに、1939年に潜竜(今の潜竜ヶ滝)まで伸延した伊万里鉄道を出自とする東北半分の路線と、相浦と大野(今の左石)から始まり、1935年には佐世保と吉井を結んでいた佐世保軽便鉄道を出自とする南西半分の路線が、1944年に最後の吉井~潜竜で結ばれて国鉄松浦線となり、その後一旦JR九州に移管された後、1988年に第三セクターに転換された路線です。
 佐世保まで来て松浦鉄道に乗っておかないと、将来「次は第三セクターも完乗」と気が変わった時に後悔必定なので、2日目は松浦鉄道の佐世保から時計回りに有田まで全線に乗車することにします。


Google Mapのstreet viewで見つけた比較的高い位置からの撮影ポイント
street viewは大体のカメラアングルまで想定できて非常に便利だ

 少し早起きして佐世保6:43発のたびら平戸口行に乗車、一日乗車券を運転手さんから購入して潜竜ヶ滝に向かいます。 松浦鉄道の沿線マップなどでも紹介されていますが、この潜竜ヶ滝と吉井の間には有形文化財にも登録されている吉井川、吉田、福井川の3つのコンクリートアーチ橋梁があり、そのうち福井川橋梁での列車撮影がこの日の最初の目的です。 これらの橋梁は1939~1944と太平戦争の時期に作られたもので、煉瓦アーチのように優美ではありませんが、一説には鉄筋の代わりに竹を使ったという話もあったりして時代を反映した構造物と言えそうです。 
 ギャラリーの本館にアップしたように予定していた2か所でそれぞれ列車の撮影が出来たので、次の目的地、日本の鉄道最西端のたびら平戸口駅に向かいます。

東経129度35分
私の地元大津市とは約25分の時差がある

 たびら平戸口駅には駅務室横にちょっとした鉄道博物館(というより資料室)があり、ざっと見せて頂いた後、「日本最西端の駅訪問証明書」(200円)を購入、さらに折角ここまで来たのでレンタサイクル(これも駅で借りられる、500円)を借りて、非鉄系の観光もすることにします。

上が日本最西端の駅訪問証明書
下左が一日乗車券、下右がレンタサイクルきっぷでちゃんとMRの地紋が入っている

 
田平公園から見た平戸大橋

田平天主堂
幸い宗教行事に使われていなかった時間帯だったので、中に入ることが出来た

 一応、人並み?に、①平戸大橋の見える田平公園、②田平天主堂を訪問したのですが。 駅の標高が30m、港が3m、田平公園は65m、田平天主堂は100m程といった具合に結構アップダウンがあって相当いい運動になりました。 
 また、田平天主堂は外観も趣がありますが、中も見せて頂けて大変良かったです。 (田平天主堂の内部を見たい場合は事前の連絡が必要です)

前浜で撮影したハッピートレインのラッピング車

 さて、早起きしたおかげで潜竜ヶ滝の撮影と、田平の自転車観光を済ませても、ちょうどお昼ごろと時間があったので、もう一か所、海の見える前浜まで行って列車の撮影をすることにします。 この写真も本館にもアップしていますが、撮影場所のつきの島公園には海の見えるベンチがあって、のんびり、ゆっくり撮影が楽しめました。

伊万里駅にて 
右(青)が松浦、たびら平戸口経由の佐世保行、 左(赤)が有田行 
列車の運転系統は伊万里を境に完全に分かれている

 前浜からは伊万里経由で有田まで松浦鉄道に乗車して、同鉄道完乗。 この日も良い天気で2か所で鉄道写真が撮れた上に、田平天主堂の観光やちょっとした運動まで出来て、なかなか充実した一日となりました。
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