TOY-TORCHA

60歳お父ちゃんの「つまらなくって、何の役にも立たない」と大評判の馬鹿まる出しブログ。

ばか親日記 怖い話。

2019-08-20 18:24:15 | ばか親日記
ずいぶん前の話ですが、
みんみが夜中になってもしゃべってて寝ないので、
怖い話をして聞かせたことがありました。

小さい子どもが寝なくて困ったときに使えます。
あらすじだけご紹介しますので、適当にアレンジして使ってください。

父ちゃんが若かった頃、真夜中に間違い電話が続いたことがありました。
女の人の声で、「わたしです、むかえに来てください」
と言ってガチャンと切れるおかしな電話で、
約一週間、毎晩決まって、0時20分にかかって来ました。
(寝ないでいる子供に、話を聞かせ終わる頃の時間)
一週間前、友達の車で赤城山の心霊スポットに行ったのがちょうど
その時間でした。
右に急カーブする上り坂の、カーブの左側に電話ボックスがあり、
夜中の山道なのに電話をしている女の人の幽霊が出る、しかも
誰が行っても必ず目撃できるという便利な心霊スポットで、
当然、タネと仕掛けがありました。
カーブする手前で、正面に見えてくる電話ボックスのガラス越しに見える、
奥に生えた背の低い木の影が幽霊の正体なんですが、カーブを抜けて振り返ると、
電話ボックスの右隣にあるただの木にしか見えないので、父ちゃんみたいな
うっかり者は、ぶったまげるというわけです。

でも、なんとなく電話がかかり始めた日付と、時間の一致が気になった父ちゃんは、
一人でもう一度そこへ行ってみたんです。

そこは大勢の警察や野次馬に囲まれていました。
野次馬の一人に詳細を尋ねると、電話ボックス撤去の工事中、
隣の木の下から女性の死体が出て来た……。との事。

ここまでを、淡々と語って聞かせ、みんみが少し静かになったところで、
「あ、0時20分だ……」と緊張をあおり、
隠し持った携帯電話で、家の電話を鳴らします。

静まり返った真っ暗な家の中に響く呼び出し音に、
みんみはぶったまげ、父ちゃんにしがみついて体を硬直させ、
一言も発しないまま眠ってしまいました。

阿佐ヶ谷のアパートにいたころのいたずら電話に悩まされた話と、
友人に連れられて行った心霊スポットの話を組み合わせて、父ちゃんが
でっちあげたお話ですが、語るときは、自分が体験したという事にしてください。
そうじゃないと、「え?何でうちの電話が鳴ってんの?」ってなことになって、
ちっとも怖くないですから。



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
怖かった (インドラネット)
2019-08-20 21:45:39
楽しいので、時々、読ませてもらってます。
今日の話は、ついつい釣り込まれて、はっと気が付いたときにはすっかり嵌められていました。今年一番怖かったです。
返信する
Unknown (topstartkana)
2019-08-20 22:02:08
こんばんは❗
小平次です❗

父ちゃんサイコーっす❗
こっそり電話をかけるシーンを想像してめちゃくちや笑いました❗

私にも似たようなことをして子どもを寝かせた思い出がありますが、こんなに面白くないッス❗

ありがとうございました〜
返信する
おはようございます。 (torcha-n)
2019-08-21 07:06:34
インドラネットさん、小平次さん、おはようございます。
知性派ブログのお二人に褒めていただけるとは、 恐縮至極。
父ちゃんも、中道やや右寄りを、出来れば品よく歩きたいと思って、いろいろ参考にさせていただいてます。
これからもよろしくお願いいたします。
返信する

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