ルミナリエ

クリスマスプレゼントに何をもらうか決めれないトラコです、こんばんは。


いっそのこと「君がいればいいねんで。」と言ってしまおうかと思うくらい悩んでます。


さてさて、今日はサトエリへのクリスマスプレゼントを購入しに天六のゲオに行きゲームを購入。


サトエリ宅に帰るとサトエリが夕飯の鍋の用意をしてました。


サトエリ「お帰り、今日鍋やで。」


トラコ「何鍋？」


サトエリ「肉！」


二人で肉鍋をつつき、今日もコタツで語らい。


サトエリ「何欲しいか決めた？」


トラコ「もうちょい待って。」


サトエリ「ところで今日どこ行ってきたの？」


トラコ「内緒。」


サトエリ「（何かピンときたかのように）そう。」


とニヤニヤしながら答えた。


でもね、サトエリさん。


私用意するプレゼントはゲームだけじゃないんだよ。


付き合って三ヶ月でも一年でも十年でもいつまでも頭ひねってサプライズを用意しますから。


そしてそんなこと思ってたら十五年前のクリスマスを思い出しました。


十一歳の十二月二十四日、トラコはＭ先生から習った「きよしこの夜」の英語バージョンを家族にピアノで弾き語ろうと計画していた。


当然家族には秘密でワクワクしながら一生懸命練習し家族が驚く姿を想像すると夜も眠れない程だった。


そして十二月二十四日に家族の前で披露したのだが・・・。


演奏後酔ったお父さんから「発音はそうじゃなくてこうや。」や「練習不足」等家族の前でぼろくそに批判された。


トラコは家族の前で泣き崩れ部屋に行き暴れ狂った。（と思う）


悲しさよりも悔しさが勝ったクリスマスイブでした。


それからトラコはお父さんが亡くなるまで十二月二十四日家にいたことは一度もありません。


コタツに入り、こんなこと思い出しちょっと悲しい気持ちになっていたトラコでした。


その後サトエリとお風呂に入りベッドでいつも通りにしていたつもりなんですがサトエリに「元気ないね。」と言われ、ついつい上記のクリスマスの思い出を話してしまいました。


トラコ「ごめん、つまんない話して。」


とトラコが言うとサトエリはトラコを抱きしめ頭を撫でてきました。


サトエリ「今年は楽しく過ごそうな。」


トラコ「うん。ありがとう。」


サトエリ「ツリー飾ってやっぱケーキとチキンも食べような。」


トラコ「うん。」


サトエリ「人が聞いたらベタやなっていうぐらいクリスマスしよな。」


トラコは嬉しかったのです。


君がいればいいねんで。


とサトエリに言ってやりましたよ。


心の中で大声で。


明日はサトエリとルミナリエ見に行ってきます。