とんとんのヒトリゴト

のんびり成長中のムスメの成長記録と趣味や日々の徒然話など。

歯科検診・その後

2008-09-03 | 子育て
以前のエントリーでもぼやいていたが、ぶーちゃんの歯について色々心配事があったんですよね。
そこで、この夏休みに自治体で運営されている障害者専門の歯科センターに予約を取って見てもらってきました。

さて、この歯科センターですが・・・障害者専門という事もあり、最初に電話をかけた時には予約が一杯で受けられるのが10月の終わりって話だったんです。
混んでいる病院は慣れているんだけれど、さすがに2ヶ月近くも先だと「どれだけ混んでいるんだい??」って突っ込みを入れたくなったんですよね(汗)
でも、虫歯などの緊急を要する治療ではないという事もあり、とりあえずその日程で予約を入れて待つことにしていたんです。
ところが翌日。
なんとその週末に一つ予約のキャンセルが出たとの事で、急な話でなんだけれど予約を変更しましょうか?と連絡が来たんですよ。
いやぁ~これにもまたびっくりでしたが(だって2ヶ月先が3日後ですよ?)見てもらえるならば早く見てもらいたかったので変更する事に決定。
どんな結果が出るかドキドキしながらその日を迎えたのであります。

さて、診察当日。
まず、あらかじめ記入しておいた問診表(A4サイズの紙に裏表3枚!)を受付に提出。ちなみにこの問診表だが、患者の持つアレルギーから障害の特性、今までの手術歴などたっぷり書き込む内容があるため、前もってセンターの方から送られてきたんです。ちょっとびっくりしたのは言うまでもありません。

そして、ほどなく先生と衛生士さんが登場。
すぐに治療か・・・と思ったのですが、まず連れていかれたのは相談室。
そこで今までの経緯や今回診察にきた理由、その他ぶーちゃんの障害についての事などについての質問が繰り広げられました。

まず私が今回お願いしたかったことを先生に伝える。
・なかなか生えてこない歯がある。きちんと永久歯はあるのだろうか?
・下の歯が変な方向に生えてきている。これが過剰歯なのか、それとも永久歯なのか分からない。
・生えている永久歯も完全に生えているのではないらしいし、変な隙間もあいているし、今後どうなるのか心配。
・それらを確認するためにも一度レントゲンを撮って歯の状態を見てほしい。
・「奥歯の出来が悪い」とよく言われるのだが、意味が分からないから説明してほしい。

そんなこんなで30分近くカウンセリングをしてもらい、

・まず歯の状態を調べるためにレントゲンを撮る。
・それから口腔内をチェックして虫歯や歯の状態を直接確認する


ということで今回の診察手順が決定。そして拘束具の有無に関しては、しっかり見てもらいたいという事もあり了承した。

まずはレントゲン。
口腔全体をチェックしたかったので、まず最初に口腔全体を撮影する「パントモ撮影」にチャレンジしたが、あえなく玉砕。
たいがいの人がやったことあると思うが、あれはレントゲンの機器が頭部をぐるりと回る間、顎を指定された場所に乗せてじっとしていなければいけないんですよね。
簡単なようで、これはぶーちゃんにとってはすごく大変なこと。
いつもと場所も違うし、機械独特の低周波数みたいな音も聞こえるし、あきらかにレントゲン室に入った時から挙動不審。
一応宥めたり怒ったり言いくるめたり色々努力はしましたが、顎をのせる所から完全拒否。

まぁ、しょうがないよなぁ

ということで、パントモ撮影は断念。前歯の状態だけ確認するという事で後ほど部分的なレントゲン写真を撮る事になりました。

次に移動したのは治療室。
開放的で綺麗だったのは良かったのですが、どの病院でもやられる事は一緒(爆)
ぶーちゃんは簀巻きに激しく抵抗しましたが(汗)先生と衛生士さんの絶妙な声掛け&テクニックでなんとか口腔内チェックを済ます事ができました。

ちなみに何が絶妙かというと・・・ぶーちゃんは歯ブラシでもそうですが、なんでも口に入れたものは噛んでしまう癖があるんですよね。
なので、口をずっと開けっ放しにするというのも、歯ブラシをする事も結構大変なんです。
なのですが、ほぉっと思ったのはまず、いきなり歯ブラシを口の中に入れないって事だったんです。
まずは口の中(といっても歯茎のあたりですが)に指を入れて軽くマッサージしてあげているんです。
そしてしばらくしてからその指に沿って歯ブラシを入れて一本ずつ歯磨きをする。
その歯磨きも「まず奥から5回ごしごしするよ」と声をかけて、カウントダウンをしながら一本一本歯磨きをしていくんです。
「い~ち、に~、さ~ん、し~い、ごぉ~・・・はい、じゃお隣の口ね」
と声掛けもかなりこまめ。
そんな風に丁寧にやる分一気には終わらないから、2本ぐらいやったら一度口を閉じ、そしてまた何本か・・・みたいな感じでやっていましたけどね。
でも私なんか「ぶーちゃんが嫌がるから急げ急げ!」とばかりに歯磨きをやっていたので、多分凄く雑だったんだろうなぁ~って反省しちゃいました。

そして歯のチェックが終わってからは、その診察室にポータブルのレントゲンの機材を入れて前歯のレントゲンを撮る事になりました。
もちろんぶーちゃん簀巻きのままです(爆)そうじゃないと動いて撮れないからねぇ。
ちなみに私は外で待機。さすがに被ばくはしたくない・・・。

大絶叫が響く中、先生に呼ばれたので診察室へ。
ようやくすべてが終わったぶーちゃんは汗をかきかき、顔を真っ赤にして簀巻きからの脱出を図っていました(爆)

で、診察終了後先生から説明を受ける事になりました。

Q.なかなか生えてこない歯がある。
レントゲンで確認したところ、まだ骨の中に埋もれている状態ではあるけれどきちんと永久歯は存在している。
あまりにも出ないようなら歯肉を少し切って萌出を促す方法もあるけれど、もう少し様子を見ても大丈夫。

Q. 下の歯が変な方向に生えてきている。これが過剰歯なのか、それとも永久歯なのか分からない。
写真を撮ったところ、恐らくこれは本来この場所に生えるべき永久歯が変な方向で生えてきているものと思われる。(ようするに、この歯の下には他の永久歯などを含めて何も存在していなかったから)
これに関しては抜いてしまう訳にもいかないので虫歯にならないように歯磨きに注意して様子を見ていくしかない。

Q.生えている永久歯も完全に生えているのではないらしいし、変な隙間もあいているし、今後どうなるのか心配。
まだ歯根(歯の根っこ)が開いている状態なので、これからこの歯根が歯の成長とともに閉まっていくともう少し出てくると思うから様子を見るべし。歯並びに関してはまだ他の歯が生える事によって移動する場合も考えられるので、やはり様子を見ていくしかない。指しゃぶりは止めるに越したことはないが、恐らく難しいでしょうからねぇ・・・とのコメントつきでした(汗)

Q.「奥歯の出来が悪い」とは?
奥歯が「エナメル質形成不全」な事を言っているのだと思う。
これは歯を構成するエナメルがなんらかの原因でうまくできあがらなかった状態で、見ためが茶色くなったり歯の表面がくぼんでいたりするのが特徴なんだそうです。で、こういう歯はとても弱く、虫歯になりやすいので、歯磨きを注意して行うように指導を受けました。
そしてそろそろ生えるであろう「6歳臼歯」も注意して磨いてあげるようにと言われました。

なるほど・・・歯医者で検査するとなんでもないのに、保育園で「虫歯になっている」と言われたのはこのせいだったんですねぇ。納得。

そして虫歯は今のところゼロ。
これを維持するように頑張って歯磨きしてくださいねと言われてきました(爆)
ぶーちゃんが歯ブラシなどを噛むのは、感覚過敏などもあってしょうがないとはおもうけれど、歯ブラシを入れる前に指を先に入れてマッサージをしてあげたりして少しずつ慣らしていくといいですよともアドバイスを入れました。

色々アドバイスを受けて1時間ちょっとかかった診療は無事終了。
納得のいく回答を得られてすっきりしました。

さて、結論ですが・・・

普段通っていた小児歯科の診断に疑問を抱きセカンドオピニオンを貰いに行きましたが、これは正解でした。
まず、疑問に思っていたことについてきちんと説明が受けれたことが一番、そして二番目は小児歯科の先生が出した診断自体は間違いじゃなかった・・・という事が分かったこと。
そして三番目はレントゲンが取れた事。
小児歯科でもレントゲンを撮ってくれれば・・・と思っていましたが、前歯を数本とるのにもあれだけ大変だった事を考えると実際取るのは難しかったのかも知れません。予約を取るのは大変だけれどじっくり治療に取り掛かる事が出来るセンターならではの作業だったのかなぁとも思ったりして。
少し遠かったけれど、頑張って行って良かったと思いました。

とりあえず色々納得できたので、これからはまた地元の小児歯科で健診を受けるつもりです。センターはいいけれど、予約がとるのが大変すぎなのでねぇ(汗)
先生の説明不足+私の勉強不足が重なって今回はこんなドタバタ劇をやってしまいましたが、これからは疑問や不安があったらきちんと先生に聞けるようにもう少し勉強しておこうと思います♪

しかし、歯並びの悪さは当分続く訳で・・・女の子としては微妙な所です

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