とんとんのヒトリゴト

のんびり成長中のムスメの成長記録と趣味や日々の徒然話など。

デジタルビデオカメラの話

2005-08-30 | 子育て
実は私はかなりのメカフェチだ。メカフェチというと聞こえが悪いが、ようするにパソコンやオーディオなど、そう言う機械関係の物を触るのが結構好きなほうなのだ。なので、我が家は結構その手の物が数多くある。
そんな我が家なのですが、何故か一つだけ、どの家庭にもあるのに持っていないものがある。それはデジタルビデオカメラだ。
子供のいる家庭なら大体誕生の頃に購入し、出産から成長の記録をバンバン撮るものらしいのだが私も相方も何故か食指をそそられずつい最近まで過ごしてきたのです。

まぁ、ぶっちゃけ話。だらだら撮ったビデオってあんまり見ませんよね?
自分達の結婚式のビデオ、何回見ました?ちなみに私たちはあれ、全然撮ってません(笑)
ただじっと寝ているだけの赤ちゃんのビデオ、見せられた経験ありません?
(非常にリアクションに困った経験あり・・・)
もしくは幼稚園の入園式。沢山の児童の中に埋もれている我が子を見失った挙句、
カメラをぶんぶん回して吐き気が起きるような映像を撮っちゃった事ありません?
その上、そのビデオ・・・親とかに見せてません?(笑)
そう言うのがどうも苦手だったんですよね~。「それだったら撮ってる意味ねーじゃん!!」って感じでね。

昔々。まだ8㎜ビデオが主流だった頃。私も実はカメラを持って遊んでいた口でした。で、遊びに行くたび持って行くのですが、撮ったはいいけれど見てみれば足元や吐き気の起こるゆらゆら動く映像ばかり映っていて(笑)
その上、一番問題だったのは「カメラを回す事」だけ集中しちゃって、肝心の景色や見なければいけないものを全然覚えてなかったんですよ。
暫くして「それじゃダメじゃん・・・」って思うようになった私は、次第にビデオから遠ざかってしまいました。

相方もどちらかというとビデオを回すよりは写真を撮る方が好きなタイプだったので、ビデオカメラを購入しない事は全然気にもならなかったようです。
その代わり我が家には一眼レフカメラがどーんとあるので、写真を沢山撮る事で
完全に満足している部分がありました。

ところが。やっぱり「動く映像」って凄い力があるんですよね。それを感じたのはやっぱりぶーちゃんが生まれてからの事だ。
ぶーちゃんが生まれてすぐに買ったデジカメは、当時そこそこいい機種で動画が取れるタイプの物だった。当然データ量が大きいのでそんなに長い時間は撮れない。
せいぜい30秒がやっとというところだったのだが、それでも私は面白がってちょこちょこ撮影していた。

たかが30秒かもしれない。でも、そうやって撮りためたデータが少しずつ増えていき、時折思い出したように再生してみると写真とは違ったまた別の記憶が蘇ってくる。一番最初の動画のデータは、ぶーちゃんが3ヶ月の頃だった。
検診でまだ首が据わってなかったぶーちゃんは、少しでも早く首が据わるようにと先生に薦められたうつ伏せの練習をしていた。
うーうー声をあげながら首を持ち上げようと頑張るぶーちゃん。
応援するとんとんの声。
その映像に懐かしさを感じると同時に、記憶の彼方に埋もれていたモノクロームの声や感情が、激しく揺さぶり起こされた。
あの時、私はまだぶーちゃんに障害があるとは全然気が付いていなかった。首のすわりが遅いのも、こうやって練習すれば何とかなると思っていた。
そこにあるのは悲しい現実を知る前の、幸せな午後の風景だ。
まだ何も知らなかったあの時の私に、今の私は涙した。

初めてのお座り。初めてのあんよ。その時の感激は写真の中に、記憶の中に残っているとは思っている。
それでも、どんなに大切な思い出だとしても流れる時間の中で少しずつ色あせ自分の心の奥底に埋もれ、そしていつかは忘れ去ってしまうものなのかもしれない。
でも、完全に忘れ去る事など決して無い。
写真を見るたび、日記を読むたび、その時々の気持ちが何度も何度も蘇るから。
それだけで充分だとずっと思っていたけれど、子供を持ってまた少しずつ考えが変わってきた。
そう、ある意味「動く映像」は時を巻き戻す最強のアイテムなのだ。

という事で、遅ればせながら我が家も今回とあるものを購入しました。
それはデジタルビデオカメラ・・・ではなくて、デジタルムービーカメラ「Xacti DMX-C5
・・・微妙にわかりずらいですね。つまり、普通は「DVテープ」というテープに撮るのが多いのですがこのカメラは「SDメモリーカード」というカードにデータを取り込むんです。つまり、感覚的にはデジタルカメラの動画をよりもっと長く撮れるようにしたタイプの奴なんです。
欠点はDVカメラより画質は明らかに落ちる所。暗い所でも手ブレがかなりするらしいのですが、デジタルカメラと同じぐらいの小ささで携帯しやすく、撮りたい時にすぐ撮れるという長所を覆すほどのものではありませんでした(少なくとも私たちにとっては)

早速使ってみましたが、なかなか楽しいですよ~♪ちょこちょこっと面白い仕草をしている時にぱぱっと撮れるし、外出時ウエストポーチに入れていても全然楽だしね♪面白いおもちゃを手にしたという事で、楽しみながら思い出をバンバン記録していきたいと思います!


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます~ (とんとん)
2005-09-04 22:28:41
おむらいすさん、こんばんは!

こんな拙いエントリーにコメント残してくれてありがとうございます!



デジカメはですね~そこそこキャリアのある私から言わせてもらえれば

ずばり!・・・とにかく「取りまくる」のがポイントです。

被写体などあまり深く考えず、メモ代わりにパシャパシャ撮って行くうちに、少しずつ自分が撮りたいと思う被写体が見つかると思うんですよ。



>老父母の写真を撮って、うちわに作ってあげました

なんて、とってもステキな使い道ですね~。

きっと喜ばれたと思いますよ♪

私も子供ばかりに目を向けないで、親にも色々やって上げなきゃいけないなぁってちょっとわが身を振り返っちゃいました(笑)



おむらいすさんもこれから訪れる楽しい思い出を沢山デジカメに収めて楽しんでくださいね♪



ところで・・・おむらいすさんは「101回目のプロポーズ」見てます??(苦笑)

ど・・・どうなのかしら??(ドキドキ)

もしよかったら、今度感想聞かせてください!!

よろしくお願いします~
返信する
たくさんとってね~~! (おむらいす)
2005-09-04 02:30:34
こんにちは。



とんとんさんが、ぶーちゃんさんに一生懸命声をかけている場面を想像して、ちょっと胸が熱くなってしまいました。



私なんぞが、口を挟める立場ではありませんが、(ゆっくりなのかもしれないけれども)日々成長しているぶーちゃんさんの、「明日を創る」思い出の記録に、ぴったりのメカだと思います!!



私は、この間、やっとデジカメを買ったばっかりでよく使い方もわかりません。いい被写体もないので、老父母の写真を撮って、うちわに作ってあげました。

私の場合は「思い出」のための思い出なのです・・・。



今の時代に生まれたのですから、いろいろいいものを使いこなしたいですね!
返信する