ビンカンとドンカン

こんちゃっす。キスオです。

先日、自分がひどくオッサンになった
気持ちになる体験をしました。

夕方にオカン89歳を耳鼻科に連れて
行った時のことです。
最近オカンはひどく耳が遠くなり、
会話にひと苦労するので、一度お医者に
診てもらおうと思い
診察を受けたのですが、
2人で診察室に入り、先生は私に向かって

｢ええと、お孫さん？｣

と、仰り
私は心の中で

｢ウホッ｣
と、喜んでしまったのです。

キスオ54歳、尿切れが悪く、
その上、尿漏れも感じるお年頃であり、
頭部はややカッパ状になり、
チラホラ出てきた白髪をいぬかい五郎に
抜いてもらっている昨今、

オカンの孫に見られ、チョッピリ嬉しく
感じたこの刹那の感情、これがまさしく

｢オッサンになったことの証明｣

であると思うのです…

キスオがヤングマンだった30年前なら、
実際より若く見られた所で、
そんなもんか?と受け流したはずなのに…

全くもって老いにビンカンになって
しまいました。

そしてその反面、子供の頃には、
手を洗った際に少しでも袖口が濡れると
いつまでもその不快感を感じていたり、
セーターを着せられた時の首元や背中の
チクチクがどうしても我慢ならなかったり
したことが、全く気にならなくなる
ドンカンな神経に変質してしまっている
のです。

逆ならいいのに。

老いにはビンカンじゃなくてドンカン、
という風になりたいものです。

あ、でも袖口や首元はドンカンのままで
いいや。面倒だし…

おっと、この面倒くさがりがそもそも
老いてきてるんだっちゅーの！！

皆様もビンカンとドンカンの間を彷徨つつ
よい年末をお楽しみくださいね！！

では股！！