昨日も今日も上海は秋晴れでとても気持ちがよく、お出掛け日和です。
ですが今日と明後日は上海でも反日デモが予定されており領事館が注意喚起していることもあって家で過ごしています。
北京や広州等、近場では蘇州でデモ隊が一部暴徒化したなどというニュースを見ると怖いな、とは思いますが、
我が家の窓から見える外の景色はいつもと変わらないし、
私達を日本人だと知っているマンションの警備員さんもいつもと変わらずフレンドリーです。
地方はともかく、上海ではデモに参加する人も全体からすればほんの一部で、
過去最大の反日デモとはいえ上海に関しては報道されているほど緊迫した状況ではないように思います。
非常事態の度合いで言えば東日本大震災の時の方がよほど大変で、
今回は余震の恐怖もないし、食材は宅配に頼めば多少の遅延はあってもきちんと指定日に届くし、
水はもともと水道水は飲めないからウォーターサーバーを使っているし、
今のところ命の危険を感じるようなことはありません。
旦那さんとこの先もっと日中関係が悪化して身近に危険を感じるようになったら
日本行きのチケットは取りにくくなるだろうから、そうしたらどこか第三国のリゾートでのんびりしてから帰ろうか、
などと冗談半分で万一の場合のことを話しながら、戦後大陸からの引揚者達の恐怖はどれほどのものだったのだろうなんて考えていました。
今まで他人事で過ごしてきましたが、中国に住むとどうしても過去の戦争のことを考える機会が増えます。
日本人としてはもちろん日本政府には毅然とした対応をしてほしいと思いますが、
縁あって中国で生活している身としては日中関係が早く改善される方向に進むことを願うばかりです。