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日日是好日(?)日記

つれづれなるままにサッカー、フィギュアスケート、ときどき映画など。

GPファイナル 女子シングルの感想

2008-12-14 01:27:17 | 滑走一直線
浅田真央が逆転優勝、史上初の3回転半ジャンプ2度成功(読売新聞) - goo ニュース

続いて女子シングルの感想です。

何より、浅田真央選手、優勝&3Aジャンプ2回成功おめでとうございます

今日のFSでは1つジャンプの転倒はありましたが、冒頭のコンビネーションの一つ目の3Aから始まって、2つ目の単独3Aの成功、そしてあの超難関ステップに至るまで、まったく、何という選手なのでしょう
素晴らしいの一言に尽きますね

あの圧倒的なスケートは、何より本人の努力と精神的な強さあってのことですが、それにしてもこの人は一体どこまで進化を続けるのか、本当に先々まで楽しみです。

そして、結果は2位でしたが、キム・ヨナ選手の健闘にも拍手を送りたいと思います自国でのファイナル開催で、いろんな期待を背負ってやはりプレッシャーがすごかったのだろうと思います。

そんな中、結果的にジャンプミスで浅田には負けてしまったけれど、でもやっぱりあのシェヘラザードの妖艶な表情と指先まで情感のこもった美しい演技は素晴らしかったです。

今回の結果によって、キム選手も今後世界選手権での巻き返しを図ってくると思いますが、そんな風にお互いを刺激し合ってより高い次元での素晴らしいスケートを目指していける彼女と浅田選手は本当に良いライバルだなと思います。世界選手権での新たな戦いを楽しみに待ちたいものです。

3位のコストナー選手は、何度も書いているようにスタイルが良いので、ステップが特にリンクによく映えてかっこいいのですが、ジャンプについても、この人はスピードがあって回転が速いので、ジャンプが決まった時は本当に見栄えがしますね。ただ、今回はちょっとジャンプが不安定でしたが…

そして4位のロシェットをはさんで5位、6位が中野友加里、安藤美姫でしたが、
中野さんはちょっとFSでは元気がなかったかな…という印象です。
SPはいつもどおり、安定した出来で本人の表情も柔らかかったのですが、FSは勢いがなかったというか、あの友加里スマイルが出ませんでしたね。FSでは3Aにも挑戦していましたが、今回はちょっと全体的に硬くなっていた感じがします。

安藤さんはFSのプログラムを変更してきたのですが、変更してよかったのではないでしょうか。少なくとも私は彼女に「ジゼル」は合わないと思っていたので、新しいプログラムの方がしっくり来ました。

今日は滑る前から引き締まった表情でしたし、紺の衣装も品のいい感じで調子がよさそうに見えました。実際、滑りも今季の中では今までで一番良かったと思います。それに、結果的に回転は足りなかったけれど、やっと四回転にも挑戦しましたね。

ただ、点数が出ないのはやっぱりもっともっと丁寧にやる余地があるからだと思います。同じ腕の動きでもほかの選手に比べるとキレがあるというよりはちょっとラフというかワイルドな感じなので、もう少し柔らかな表現ができるともっと良くなるのではないかと思いました。

男子に加え、女子の方も本当に見応えがあって、いい大会だったと思います。
こちらも、今後世界選手権に向けてそれぞれの選手が自らのスケートにさらに磨きをかけてくるわけで、それがぶつかり合ってどんな結果が生まれるのか本当に楽しみにしています。






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GPファイナル 男子シングルの感想

2008-12-14 00:22:21 | 滑走一直線
浅田真、逆転で3大会ぶり優勝=男子の小塚は2位-フィギュアGPファイナル(時事通信) - goo ニュース


GPファイナルの感想です。

まずは男子。

今季の男子シングルは本当に何が起こるか分からない状態でしたが、しかし小塚くんは残念でしたね~

昨日のSPを終えて1位だったとき、ひょっとしたら…と思ったのですが、やっぱり緊張したのでしょうね。でも、今日のFSでは4回転にも挑戦したし、後半の3Aが決まっていればまた違った結果だったかなとは思いますが、それでも初出場で2位という結果は素晴らしいです
本当に、おめでとうございます

今季は何かと波乱のシーズンですが、小塚くんにとってはまさしくbreakthroughの年ですね。引き続き、全日本、そして世界選手権へと期待がつながりますそれにしても、昨日のSPでの3Aは完璧でしたね。ため息が出ました

1位のアボット君も初出場で優勝です。今日のFSはパーフェクトな出来栄えで、文句なしの1位ですね4回転は入らなかったものの、ジャンプの失敗もほとんどなく、つなぎの部分やスピンなど一つ一つが端正で美しいスケートでした。

彼が滑り終わった時、こんなに完璧な演技を見せられてはもうかなわないな…と思ったのですが、案の定でしたね

この人は見た感じがちょっと浦和レッズの”貴公子”細貝みたいな雰囲気ですが、その雰囲気とプログラムがよく合っていると思います。今までなかなかこういった大きな舞台に出てくることのなかった選手ということですが、この人にも今季はBreakthroughの年ですね。今後、全米選手権を経て、世界選手権でもまた演技を見られることを期待しています。

そして、ジュベール様
SPは3位、なのにいきなり棄権か~い
朝の練習で足を痛めたとのことですが、あまり深刻なものでなければいいのだけれど…

ジュベールについては、エリック杯での不調から見事にロシア杯では復活したものの、ロシア杯でもFSはいまいちジャンプの調子が悪かった気がしますが、今季に入ってから靴が合わないなどの問題もあったようです。

いずれにしても、世界選手権では復調して4回転とあの超カッコいいSPのストレートラインステップを見せてほしいです

しかし、今大会のチャン君の失速っぷりはどーしたわけなのか…
やっぱり若いし、緊張したってことなのでしょうか??
ことごとくジャンプが決まらないので、見ていてハラハラしました
でも、ジャンプ以外は相変わらずというかなんというか、優雅に情感たっぷりに美しいスケーティングでしたが…ただ。FSのステップについては何だか焦っているように見えました。

チャン君も残念ですが、まだ何といっても17歳ですし、伸びしろ十分ですからね…

そう言えば思ったのですが、チャン君といい女子のロシェット選手といい、カナダの選手って目が寄り気味な気がしません?目と目の間があんまり開いてないというか…まあどうでもいい話です。

いずれにしても、今回のGPファイナルはすごく白熱した見応えのある戦いぶりでした。また今後それぞれの国内、地域別大会を経てどんな顔ぶれが世界選手権に集うのか、引き続きまったく目が離せません


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NHK杯の感想など

2008-12-08 23:16:06 | 滑走一直線
昨日出張から帰ってきました。

出張中にNHK杯があったり、鹿島アントラーズが優勝したりで書きたいことはたまっていますがまずはNHK杯の感想をまとめておきたいと思います。

ちなみに女子シングルはSP、FS両方、男子シングルはFSのみ、あとはエキシビションを見ました。

女子の方は表彰台に乗ったのが全員日本人で、まあ自国開催というのもありますが、あらためて日本のフィギュア選手の層の厚さを実感しました。あと、名古屋(愛知県)ってやっぱりすごいんですね~。中野選手がインタビューで言ってましたが、1位から3位まで全員愛知県出身者だもんね。

今回のNHK杯は、中野さんのFSの可憐なジゼルも本当に良かったし、何よりGPファイナル出場はめでたい☆です。

そして、鈴木明子選手の躍進が素晴らしかったですね。鈴木さんの見せ場は何といってもステップかな。FSの「黒い瞳」もそうですが、エキシビションでの「リベルタンゴ」はめちゃくちゃカッコ良かった!!巻き戻して何度も見ましたが、指先まで本当にきりっとしたタンゴですごく華があり、引き込まれます…

彼女は瞳がぱっちり、くっきりでタンゴ以外にもフラメンコの似合いそうな雰囲気があるので、今後もぜひその路線で華麗なスケートを見せてほしいと思いました。

しかし、今回はやっぱり浅田真央☆ですね~。
見事なジャンプの復調ぶりと結局成功しなかったけれど、FSでの2つの3A挑戦、そしてあの渾身のステップ…

まさしく「王者の風格」とでも言えばいいのか、本当に圧倒されました。彼女のすごいところは本当に年々スケートが進化していっているところですが、ああいうスケートを見せられてしまうともう言葉にならない気がします…
キム・ヨナびいきの私ですが、今週末のファイナルが本当に楽しみです。

そのほか、女子ではワグナーのSPがとてもいい出来でしたし、それから長洲未来が可愛かったです。ちょっとまだ拙い感じはあるのですが、すでに演技力というのか、表現の面で確固としたオリジナリティを持っている人なので、今後の強敵という気がしています。

そして男子FS。なぜにNHKはキャリエールの部分を放送してくれなかったんでしょう(T_T)まあ、順位的には6位でしたから大したことなかったのかもしれないけど、あのターノジャンプ(お手上げジャンプ)を動画でなく放送でちゃんと見たかったのに…

しかし、織田の復活はめでたいですが、個人的には3位のポンセロ君の4回転が目に焼きつきました。すごくクリーンな4TLでしたしね。ステップやあのぶれないスピンも綺麗でした。フランス国内ではジュベールに次いで2位の選手ということですが、「魅せる」スケートのできる人だという印象を持ちました。今後はもっといろいろな大会で彼の演技を見ることができたらいいなと思います。

織田くんも久しぶりに見ましたが、若干ジャンプが決まらなかったものの、以前にもましてしなやかなスケートになっているな、と思います。あとは4回転を確実に降りることがカギですね。

そして、5位の無良くんもかなりいい出来でしたね~。FSの冒頭の3Aはきれいに決まりましたし。彼は日本の男子選手の中では珍しく「剛」の人という気がします。
今回の彼の健闘ぶりを見て、今月末の全日本がどうなるか、面白くなってきたなと思いました。

高橋大輔は出られませんから、普通に考えたらまあ織田、小塚+1人が上位3位入賞で世界選手権出場だと思うのですが、この+1名を彼と南里くんや中庭くんで争うことになるのでしょう。

そして、織田vs小塚もわからないなと思います。正直、今の段階では4回転の成功率が高いのは織田くんなので、やや織田有利か、と思いますが、小塚くんも今季はものすごい成長っぷりなので、4回転の出来によって優勝がどちらになるのか決まってくる。そう考えるととてもわくわくします。

しかし、まずはGPファイナル。

ジュベール、ウィアー、チャン、アボット、ベルネル。これらの強豪に挑む小塚崇彦の闘いを、私は心から応援しています。




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GPシリーズ第5戦 ロシア杯 男子シングルの感想

2008-11-24 00:44:21 | 滑走一直線
村主がSP首位=男子はジュベール-ロシア杯フィギュア(時事通信) - goo ニュース

続いて、男子シングルの感想です。

とりあえず、ジュベール様☆優勝&ファイナル進出おめでとうございます

とはいえ、地上波のテレ朝の番組ではジュベール様とアボット選手のFSしか放送してもらえなかった…優勝とはいえ、ジュべールはFSでは4位です。それもいいけど、彼は前日のSPで歴代3位の86.10というハイスコアをたたき出しているわけですから、そっちも放送してほしかったですよね~

ジュベールのFSは、4回転の失敗もありましたが、フランス大会の感想でも書いたようにちょっと中途半端な印象を受けました。そして、やっぱりジョニー・ウィアーに見えましたね…衣装のせいか髪型のせいか、たぶん両方のせいだと思うのですが

ちなみにSPのほうはyoutubeでちらっと見ましたが、すごくノリノリだったみたいですね冒頭の4T-3Tもばっちり入ってましたし、そのほかのジャンプもクリーンに決めて、そしてステップもキレキレという…EUROSPORTSの映像だったようで、解説が英語で入っていましたが、解説者も「super performance!!!!」とか大絶賛してました。

しかし、終盤のストレートラインステップに入る直前、ちょうどタチアナ・タラソワさんが見ているブースの前のところで彼女に向って何か言ってたように見えましたが、何をやっていたんでしょう?解説者は投げキッスだったようなことを言っていましたが…しかしまあ余裕こいてますな~

でも、何とかジュベールも調子出てきたようですし、良かったです
やっぱりこの人が強くないと面白くないもの。
ファイナルでは、フランス大会同様にまた若手2人との激突がありますが、今度はどうなることやら…パトリック・チャンも、小塚くんもスケートの美しさでは負けないと思いますが、小塚くんにはぜひ4回転で勝負してほしいと思います

そして、アボット選手。中国杯で優勝した選手ですが、初めてきちんと見ることができました。この人も綺麗なスケートをしますよね~。ジャンプもちょっとミスはありましたがほぼクリーンに降りていましたし、スピンのポジションも綺麗でした。

今まで高橋、ランビエールなどなどの強豪に押されていたということなのか、あまりスケート自体を見ることが少なかったのですが、でも、この人も実力のある選手だと思います。ファイナルへは初進出だと思いますが、どこまでいけるか楽しみなスケーターです

なお、これは個人的なことですが、彼のFSのプログラムを見ていてある発見がありました。初めは何の気なしに見ていたのですが、プログラムの途中、曲がピアソラの「ブエノスアイレスの冬」のメロディーになっていたのです
この曲は今うちのダンナがギターで必死に練習している曲なのですが、いつも聞きなれたメロディーに合わせてアボットがジャンプしたりスピンをしているのはなかなか不思議な感じがしました

(ちなみに、今ちょっと調べてみたら、もともと彼のプログラムで使用している「Eight Season」という曲自体がピアソラの作品なのですね。知りませんでした

このロシア杯を終えて、男子のファイナルの枠は6人中4人まで埋まったわけですが、残り2人はどうなるのか…ベルネルは今回の2位で何とか望みをつなぎましたが、本当に今季は激戦になっていますね。

次のNHK杯では、まだまだジョニー・ウィアーも残っていますが、そのウィアーに同ポイントで並んでいるキャリエールにもチャンスがあります。

NHK杯には織田信成も出場しますが、彼も今好調ですし、何が起こるか分からないのが今季の男子シングルですから、ここは一つ、キャリエールに頑張ってもらって、ファイナルでは若手対ベテランの対決のみならず、チャン、小塚、キャリエールの若手3人の激突もぜひ見たいです☆

ということで、がんばれスティーヴン!世界は君を待っている









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GPシリーズ第5戦 ロシア杯 女子シングルの感想

2008-11-23 23:28:58 | 滑走一直線
村主は3位=コストナーが優勝-ロシア杯フィギュア(時事通信) - goo ニュース

昨日の時点ではSP1位だった村主さんですが、FSは何とも残念…
最初の3Lz-2Tのコンビネーションは決まったのに、なんだか後半ジャンプが崩れていってしまいましたね。SPが終わった時点でファイナル進出に手が届くかに見えたために、かえって意識してしまったということなのでしょうか…

現在、ファイナル進出が決まったコストナーを除くと、ポイント的には安藤、村主、フラットが24ポイントで並んでいます。しかし、あと3人のファイナル進出に関しては、最高順位と得点からすると安藤、村主、フラットの順で、しかもまだ浅田真央と中野友加里があと1試合残していることを考えると、まだ安藤さんには望みはありますが、村主さんは厳しいですね個人的にはどちらかといえば村主さんを出してあげたいのですが…

しかし、レイチェル・フラットという人はすごいですね~。今ポイントランキングを見て気がついたけど、アメリカ勢ではこの人がトップですよ。今年ジュニアから上がってきたばかりなのに、しかも、キャロライン・ジャンとかマイズナーとかシズニーとかを抑えてトップっていうのは驚きです

でも、今日、FSを見ていて思ったのですが、彼女は何かすごく落ち着いてますよね。長洲未来のような若手っぽさ(まだまだ発展途上な感じ)とか、ジャンのような「ちびっこ」感がなくて、すでに滑りがベテランぽい。スピンが得意ということですが、スパイラルのポジショニングというか姿勢もとても美しいです。今日見た中ではY字のスパイラルが本当に見事でした。まったく、恐るべき16歳ですね

そして、ファイナル進出が決まったコストナーですが、今日のFSの冒頭のコンビネーションジャンプはお見事でした回転も速く、スピードに乗ったキレのいいジャンプだったと思います。彼女はプログラムを昨季のものに戻していましたね。この人はほんとにスタイルが良くて、ステップのところは特に映えるのでとてもカッコいいのです

前回のスケートカナダでは4位スタートで、あれ?と思いましたが、見事に復調して、そしてファイナル進出ということでやっぱり嬉しいです。この人も残ってもらいたい選手の一人でしたから…

これでキム・ヨナ、ロシェット、コストナーと、だんだん役者がそろってきました。あとはやっぱり日本勢で決めたい☆

来週のNHK杯は順当にいけば浅田真央と中野友加里の上位は堅いと思うのですが、浅田の調子は順調に戻ってきているのでしょうか?気になるところではありますが、きっと大丈夫。そう信じたいと思います。

そして、中野さんも2位狙いといわず、狙うはもちろん優勝
またあの可憐なジゼルを見せてほしいです


しかし、ここで非常に大きな問題が。


なんと、来週から長期出張なのです…

NHK杯、見られそうにないのがものすごっっっっっっく残念ですが、仕方がないので頑張って仕事してきます…しくしく
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GPシリーズ第4戦 エリック・ボンパール杯 男子・女子シングルFSの感想

2008-11-16 22:52:46 | 滑走一直線
小塚2位ファイナル一番乗り/フィギュア(日刊スポーツ) - goo ニュース

まずは小塚くん、2位、そしてGPファイナル初進出おめでとうございます

今日のFSは、冒頭の4回転は失敗でしたが、あとのジャンプはきっちり決めましたね~。特に、スケートアメリカでは着地で手をついてしまったプログラム終盤の3Aが決まったのは良かったそして、スケートアメリカの時より、つなぎの部分の振りも指先まで丁寧に、綺麗に滑っていたと思います。

でも、今回はやっぱりチャンの方が圧倒的に魅せるスケートだったんですよね~。
チャンも2つのジャンプでミスがあったのですが、本当に曲を良くとらえた、柔らかで情感のこもった表現には目を奪われました

小塚くんも端正な滑りだったのですが、表現力の点でいま1つチャンに届かなかったですね。ファイナルでは是非、観客総うっとりのロミオを見せてほしいと思います

そして、まさかのジュベール4位
ジュベールもトレードマークの4回転は転倒でしたし、SPからジャンプのミスが続いていてびっくりです。ここまで、いわゆる昨季までの強豪があまり振るわない試合が続いていますが、本当に今季はどうなってしまっているのでしょうか?
せめてこの人くらいは圧倒的な強さを見せてほしいのですが…来週のロシア杯までには復調できるといいけれど。

昨日も書きましたが、ここまで見ていて、やっぱりジュベールのSPが一番好きかもしれません。あのストレートラインステップはカッコイイ。ひょっとして昨季の高橋大輔のSPを意識したのかな?と思ったりもします。FSの方も悪くはないけど、「剛」の人にしてはちょっと中途半端に見えてしまうのですよね。あと、何となく今日のFSでのジュベールは、ジョニー・ウィアー風に見えました。髪が長くなったせいですかね

そして、浅田真央、逆転優勝ならず…
冒頭の3Aも、成功したかに見えたのですが、両足着氷だったのですね…サルコウでの転倒もあったし、彼女もジャンプでのミスが続いてしまったのは痛かった。彼女も今までは圧倒的に強く、何だかんだいって順風満帆にきていたのが、ここにきてちょっと壁にぶち当たっているのでしょうか??

それでも、あれだけ難易度の高いプログラム、特に後半のステップを滑りこなしているのはさすがですね。ただ、これは小塚にも言えると思いますが、テクニック的にはものすごい技術というか能力を持っていて、ある程度表現力も高いものを持っているのだけど、浅田のスケートもちょっと何か情感みたいなものがいま一つ足りない気がします。そこがキム・ヨナとの違いなのかなと思いますが…次のNHK杯は「負けられない戦い」になってしまいましたので、とにかく結果が出ることを期待します。

1位のロシェットはほんと、乱れなかったな~と。
まあミスもあったのですが、それが後の要素に影響しないので…
スケートカナダに続いての優勝ということで、この人もファイナル進出が確定しました。今季はここまで非常に好調なので、ファイナルでもいいところにつけてきそうですね。

それはさておき、この人の今季のFSの衣装は本当に綺麗ですよね。あのブルーグリーンが良く似合っていて、いいなあと思って見ています。FSでは浅田真央の衣装も素敵でした

最後にキャロライン・ジャン。今日のFSは会心の出来だったでしょう。
あの最後のいわゆるパールスピンからビールマンに持っていくところは本当にすごいですね。

ただ、この人は年齢も若いし、身体も小柄なせいだろうと思われますが、なんとなく「ちびっ子」感が抜けない特に、ジャンプの前に思いっきり片足を上げて勢いをつけるので、それがますます「ちびっ子」感を増幅させている気はしますが…

とはいえ、今15歳なので、これからどんどん成長していくことを考えると、まことに末恐ろしい選手だなと思います。

GPシリーズも折り返し地点を過ぎて、来週はロシア杯。
武田奈也がけがで欠場なのは寂しいですが、村主章枝のファイナル進出はどうなるでしょうか。年齢的にも何とか出してあげたい、そんな気持ちで見ることになりそうです。



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GPシリーズ第4戦 エリック・ボンパール杯 男子・女子シングルSP

2008-11-15 23:25:51 | 滑走一直線
小塚、男子SPで2位=仏杯フィギュアが開幕(時事通信) - goo ニュース

昨日から開催されているフランス大会の感想です。

日本からは小塚崇彦と浅田真央が出場していますが、SPはともに2位発進とのことで、2人とも、日本時間の今夜(ちょうど今頃かな?)行われるFSの結果でこの順位がどう動くのか見物ですね!

ということで、まずは男子シングルから。

小塚くん、惜しい!!!

いつもだったら出ないようなあのフライングシットスピンでの着地ミス…
今回はジャンプが全部クリーンに降りられていたので、そっちに気を取られてしまったのかもしれませんね。

ただ、全体的に前回のスケートアメリカの時に比べて力が入っていたというか、ちょっと硬い感じがしました。やっぱり、前回勝ったことでいろいろプレッシャーや気負いが出てきたということなのかなとは思いますが…

そして、パトリック・チャン。堂々の1位でしたね☆
ほぼノーミスで、スコアも自己ベスト、何より本人も会心の出来栄えだったのではないでしょうか。

小塚とチャンはジュニア時代からのライバルだそうですが、どちらも高い技術を持つ美しいスケートのできる選手という点で、同じ「正統派」タイプのスケーターだと言えるのではないかと思います。そのため、わりに比較がしやすいのですけれど、今回のSPに関しては、チャンの方が表現力で上回っていると思いました。特に後半のステップの部分。本当に音楽とのマッチ具合が素晴らしかったです。

ステップといえば、ジュベール様も楽しませてくれましたね~。
彼はやっぱり「剛」のスケーターで、どっちかというとクラシックでエレガントというよりは近未来的(?)な感じの方が似合うと思うので、そういう意味で今季のSPのプログラムはかなり好きです

ただ。

ジュべール様ってば、何でいきなりコンビネーションジャンプが抜けちゃうのよぅ…

ほんと、何だか今年のGPシリーズは驚きの連続ですねえ…

でも、どんなに強い選手でも、全く緊張しない試合なんてないはずで、だからこそそれに打ち克って勝ちをおさめるということは本当に凄いことなんだと思います。

女子でも、1位のロシェット、2位の浅田を含めほとんどすべての選手が何かのミスをしていましたね。

特に、浅田真央はどう考えても世界トップの実力者だけに、2つのジャンプミスは意外な気がしてしまうのですが、それだけ彼女も大きなプレッシャーと戦っているということなのでしょう。

でも、最初のコンビネーションの失敗は、昨季に続いて「またか」という感じです。何となく、昨季何度も繰り返し失敗しているので、悪いイメージにとらわれてしまっているのかな、という気がしますが…

まあ、浅田の場合はFSで逆転してくるでしょうから、2位発進でも全然問題ないように思います。そんなに点数も差はないですしね。とはいっても勝負の世界だからわからないけれど…

浅田は結構見た目がほんわかしているけれど、実はかなり負けず嫌いですよね。
そこがまた彼女の強さにつながっていると思うのですが、いかにもスポーツ選手という感じがして私は好きです。

とはいえ、2位のロシェットも前々回のスケートカナダで優勝していますし、SPを見る限り、今も好調ですから、本当にどうなるかわからないですね。

ということで、明日はこのブログでどんな感想を書けるのか…わくわくです

(でも、さっきSPのスコア確認した時に男子の結果はわかっちゃったんですが…どうなったのかは、明日のお楽しみです







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GPシリーズ2戦(カナダ・中国)まとめて感想その2

2008-11-09 22:27:36 | 滑走一直線
安藤は2位、4回転封印=金妍児がGPファイナルへ-中国杯フィギュア(時事通信) - goo ニュース

さて、中国杯、カップ・オブ・チャイナの感想です。

まずは、ヨナ様(ヨン様ではない)☆
堂々たる1位で、GPファイナル進出1番乗り、おめでとうございます。

SP1位、FS1位はもはや盤石と言ってよかったと思いますが、前回のスケートアメリカのFSで失敗したフリップジャンプをほかのジャンプに入れ替えるなど、手堅く勝ちに来ていましたね。

この人は全体的にスタイルもいいのですが、特に腕が細くて長いので、一つ一つの振りが本当に綺麗に見えます。

安藤美姫も今回かなり良かったけど、やっぱりこの人には勝てないですね。女子の3位のレピストは端正なスケートをしますし、4位のワグナーもスピードに乗ってなかなか華のある滑りだったのですが、何だか格が違うというか。

コストナーが不調な今季、よほどのことがない限り、やっぱりトップは浅田真央とこの人の争いだということでしょう。このままの調子で、GPファイナル、そして世界選手権へと突き進んでいってほしいと思います。

そして、安藤さん、今回はスケートアメリカのときより丁寧に滑っていて、表情も良かったし、本人も満足のいく結果だったことと思います。

彼女についてはどうしても4回転の話が取りざたされるのですが、当分4回転は封印しておいた方がいいのではないかと思います。周りが騒ぎすぎるのもあるのですが、かえって本人にはプレッシャーになってしまうでしょうし、もうこのまま割り切って3回転-3回転を確実にやった方がいいような気がします。

確かに、4回転を跳んで、そして降りることができるなら、基礎点も高いし、それは大きな強みですが、周りも言うし、本人も跳ぶと言わざるをえないような状況で、跳んで失敗したら得点はつかないし、結局言っても跳ばないということになるとまたいろいろ言われて、気持の上で不調に陥ってしまう気がするし、マイナス面ばかりで良くないのではないかと思うので…

男子はyoutubeでちらっと見ただけですが、何より、キャリエールが2位なのが嬉しい☆

高橋がケガで出場しないため、誰が勝つかわからないといわれていましたが、1位はジェレミー・アボット、3位にベルネルという結果でしたね。

ベルネル…この人も波が激しいですね。彼は今年のヨーロッパチャンピオンなのですが、女子のコストナーといい、初戦から不調とは残念…

アボットはSPだけTVで見ましたが、スピンのポジションチェンジが独特で綺麗でした。今まで名前は聞くけどあまり見たことのない選手でしたが、今季はわからないですね。

それでキャリエール。昨季は、シニアに上がって1年目ということでまだまだ少年、という感じだったのに、何だか今年はカッコ良くなっちゃって☆

この人は選曲も結構面白いですし(今季のSPはメタリカの曲だそうです)、ジャンプやスピンにもアイディアがあって好きです。わりと昨季は小粋というか洒落た感じのプログラムでしたが、今季は衣装もSF風?だし、また少し雰囲気が変わりましたね。FSの3-2-2のコンビネーションジャンプでそれぞれ片手、片手、両手と上げながら回る「お手上げジャンプ」が今年も見られて楽しいです。

こうして見ると、今年の男子は若い選手を見ているのが面白いかもしれません。
小塚、チャン、キャリエール、そしてボロノフ、無良など、それぞれ個性的なので…

この中ではGPシリーズで小塚とチャンがそれぞれ1勝していますが、今のところはチャンの方が若干抜けているかな?小塚くんも4回転を確実に降りられるようになればさらに強くなりますし、とにかく次のフランス大会が楽しみです。
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GPシリーズ2戦(カナダ・中国)まとめて感想その1

2008-11-09 22:10:22 | 滑走一直線
仕事でばたばたしたり、高橋大輔のケガでがっくり来ているうちに、スケートカナダの感想を書きそびれ、あっという間に中国杯も終わってしまいました…

ということで、まとめて感想です。

まず、スケートカナダ女子。

これは何といっても村主さんの2位は素晴らしかったです☆
しかし、彼女も早や27歳ですか?!なんだかいつまでも25歳くらいのイメージなのだけど、そんなになるんですね~。

そして武田奈也ちゃんは、あの笑顔が見られなくて残念。
かなりSPもFSも硬くなっている感じだったのですが、やっぱり2年目でいろいろ考える分体が動かないのかな…という印象でした。

しかし、どうしちまったんだ、コストナー?
もともと波のある選手ではあるのですが、ステップの途中だったか、ええっ?!と思うようなところで転倒したり、こちらが驚いてしまいました。
武田さんもそうですが、彼女は何しろ上背があってスタイルもいいため、ステップがすごく映える選手なので、そこを楽しみにしていたのですが…

地元のロシェットは決めてきましたね☆この人はすごく筋肉質なのに、滑っているときは全然そんな感じがせず、しなやかでエレガントな大人の女性らしいスケートなのが素晴らしい。FSのブルーグリーンの衣装も綺麗でした。女子のFSは東京の自宅で見ていたのですが、「この人ってSATCに出てきそうじゃない?」とダンナに言ったら大ウケでした(^_^;)ちょっと顔が長い?ので、サラ・ジェシカ・パーカーみたいな雰囲気に見えると思うのですが、どうでしょう??

男子はほとんど見られず、1位のパトリック・チャンの演技だけyoutubeで見たのですが、何だか昨年見たのと全然印象が違うのでまたびっくり。

単に私が個人的に思い込んでいただけなのですが、彼はどちらかというとジュベール系のパワースケーティングで来る選手の印象だったのに、そうでもないんだ、ということがわかりました。youtubeの動画だとあまりクリアには見られないけれど、スケーティングが滑らかでクリーンで、柔らかい表現ができる選手なのだなという発見があって…

この人もまだまだ18歳と若い選手で、世代的には小塚崇彦や無良崇人と同じ、これからが楽しみな一人です。

しかし、今季は昨季までの主力選手が抜けて、ほぼ戦国時代状態なわけですが、スケートアメリカでは小塚、そして2戦目ではこの人が優勝、さらに3戦目の中国杯でキャリエールが2位に入ったりと、若い選手の活躍が目立ちますね。

次のフランス大会では、小塚崇彦とこの人の直接対決があって楽しみにしているのですが、どう考えても優勝候補のジュベールに、彼ら若い世代がどこまで挑んでいけるのか、それも見物だと思っています。


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衝撃

2008-11-04 23:10:22 | 滑走一直線
フィギュア高橋は靱帯断裂の疑い 今季絶望の可能性も(共同通
信) - goo ニュース


週末のスケートカナダの感想を書こうとしていたのですが、↑のニュースに絶句です…

当初はねんざとの報道だったようですが、靭帯断裂の可能性だなんて…
単純に中国杯だけの欠場かと思っていたのに、ショックです。

ただでさえ、バトル、ランビエールが引退し、小塚、チャンの若い世代が続けてGPシリーズを制したことから、今季、急速に世代交代が進むのか?と書こうと思っていたのですが、高橋まで今季出てこないとなると、本当に、どう言っていいのか、言葉がありません。

確かに織田は戻ってきました。そしてジュベール、ベルネル、ウィアー、ライザチェクは残っています。小塚、チャン、キャリエール他の若手の台頭も楽しみではある。でも、そこに高橋がいないのはあまりにも寂しすぎます。

あの華麗なスケートで、今季こそ世界を制する、はずだったのに。

ただ、詳しいけがの状況はわかりませんが、とりあえずは今季が絶望的かもしれないということであって、これですべてが終わったわけではなく、まだ来季もその先もあるのですから、高橋には、再びあの柔らかいジャンプとステップワークを駆使したダンサブルなスケートを見せられるよう、焦らないでけがを治してほしいと思います。

でも、やっぱり本人が一番ショックだと思います。
今は何を言われてもきっと立ち直れないと思うけれど、なんとか先を見て、前を向いて進んでいってほしい。

きっと全てのフィギュアスケートファンは、エースの帰還を待っている。
それを忘れないで、一刻も早くリンクに戻って来てほしい。ひたすらそう思います。
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