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日日是好日(?)日記

つれづれなるままにサッカー、フィギュアスケート、ときどき映画など。

フィギュアスケート&アイスダンス'10-'11シーズンを振り返る(その2)

2011-06-12 23:18:54 | 滑走一直線
てなわけで続きです。
いろいろ候補があって迷うんですが、ベストプログラムを♪

【'10-'11シーズン ベストプログラム】

(男子シングル)
1. 小塚崇彦 FS 「ピアノ協奏曲第1番(リスト)」
2. 町田 樹 SP 「黒い瞳(ダーク・アイズ)」
3. ロス・マイナー FS 「カサブランカ」

いやー、こづのFSは文句なしにダントツです。正直、妙な70's風の曲よりクラシックの方がまさしく正統派の彼の滑りに合うと思うのです。世界選手権での滑りはは本当に凄かった。シャープでスムーズなスケーティング…FSだけならパトリックより素晴らしかったと思っています。とうとう彼らの時代が来た、そんな感想まで抱かされたのでした。

町田くんはネーベルホルン杯での演技が本当に素晴らしかったのですが、後半息切れ気味でしたかね…しかし、このプロは非常にカッコ良かった。「黒い瞳」は'08に鈴木明子選手が全日本で感動的な滑りを見せてくれましたが、町田くんの「黒い瞳」は男性の色っぽさというか、妖艶さが出ていてとても良かったと思います。町田くんは'10の四大陸選手権以降凄く伸びた選手の一人ですが、最近では日本男子の争いも熾烈になっているところ、今後も高橋・織田・小塚に負けず食らいついていって欲しいですね。

マイナーくんのプロは、冒頭からサーキュラーステップで始まるお洒落なプロで、印象に残っています。そしてあの途中の「ぱきゅーん」にやられるわけです(笑)彼はまだ4回転はプログラムに入れていないけれど、雰囲気を作りだすことがうまいというか「演じる」ことの上手い選手だと思います。スケーターとしてはわりとアボット選手に雰囲気が似ていると感じますが、アボット選手のように音楽そのものを捉えての表現というより、ストーリーを演じるタイプのスケーターなのかなという気がします。ヘミングウェイが好きで古い映画も好きという渋めの19歳、また来季もどんなストーリーを滑って見せてくれるのか楽しみです。

(女子シングル)
1.庄司理紗 FS 「サイダーハウス・ルール」
2.キーラ・コルピ SP「オーバー・ザ・レインボウ」
3.アリッサ・シズニー FS「ウィンター・イントゥ・スプリング」/今井遥 FS「ダッタン人の踊り」

実を言うと、女子に関しては昨季あまり熱心に見ていないのです(汗)なので、見た中で印象に残ったプログラムということで挙げています。まあ、見ての通り、爽やかとか清楚とかそういう系のプロが好きなんですね、やはり(笑)

庄司さんは、全日本での演技があまりにも印象的で。あの静謐な空気感…。SPの「リベルタンゴ」も良かったのですが、「リベルタンゴ」ならあっこちゃんにかなうスケーターはいません。庄司さん、ジュニアの世界選手権ではおそろしあの女子に圧倒されてしまいましたが、それでも5位は偉かった。このまま伸び伸びと育って欲しいものです。

コルピたんは生で見たのですが、素敵なプログラムでした。生観戦した中ではカロリーナに次いで素敵だったんですよ。シェイ=リーン・ボーンの振り付けなのですね。あっこちゃんの「WSS」といい、シェイ=リーンはいいプロを作りますねえ。綺麗な人が滑るとさらにうっとり感が増します。衣装も綺麗でした。

シズニーさんも爽やか系プロなんですが、何しろGPFの時の鬼気迫るスピンが忘れられません。昨季から女子はスパイラルが規定要素から外れたので、彼女の美しいスパイラルが見られなかったのは残念でした。そして、遥ちゃん!!村上さんが派手なのでつい地味な印象がありますが、彼女だってトリプル-トリプル持っていますからね。スピードもありますし。2人ともに繊細な美しさを持ったスケーターで、優劣付けがたいので2人とも選んでしまいました。


で、順番的にはペアとかEXなのですが、実は昨季それほどきちんと見られていないので、特にじっくり見たアイスダンスの方に行かせていただきます。

(アイスダンス)
1.ウィーバー/ポジェ SD「At Last」
2.ペシャラ/ブルザ FD「チャーリー・チャップリン メドレー」
3.デイヴィス/ホワイト SD「ラ・ボエーム/椿姫」

まず、毛糸達!!NHK杯でも見ているのですが、シーズン後半に入るにつれ、どんどん素敵になっていって素晴らしかったです。最後は世界選手権でのパフォーマンスがとても良かっただけに4位は惜しい結果でした。「At last」曲の雰囲気に合った洗練された大人のダンスで、衣装もシンプルで美しかった。実のところ、彼らがこんなに素敵なペアだとは思っていませんでした。彼らはカメレンゴさんとその奥さんのクリロワさんがコーチをしていますが、世界選手権でクリロワさんが映っていましたね。とても綺麗な方でした。ダンスといえば今やシュピルバンド/ズエワ門下の勢いがものすごいですが、同じミシガン勢として、負けないでほしいと思います。

そしてペシャブル。世界選手権でのブルザの転倒が激しく悔やまれますね…。ペシャブルについてはこれまで何となく個性的なダンスが多い気がしてちょっと苦手だったのですが、いやはや、昨季は凄くチャーミングで素敵で、目を見張る思いでした。ユーロでのパフォーマンスは完璧でしたね。どうもこのところ北米が強くてロシアとかヨーロッパ勢が押され気味ですが、ロシアもボブソロやイリカツなど有力なペアが出てきましたし、フランスも彼らのほかにキャロン/ジョーンズも先々楽しみです。ペシャブルもいつの間にかベテランになってきましたが、まだまだ、まだまだこれからですよね。

メリチャリはとにかく圧倒されます。NHK杯で生で見ましたが、とんでもないリフトとかやってるのに全然スピード落ちないし。何より、ダイアゴナルステップシークエンスのところがもーーーーーーう、圧巻としか言えないのですよ。あれは生で見ないとわからないです。本当に生で見られて幸せでした。メリルの衣装もマダムっぽくて(?)良かったです。FDのタンゴもいいのですが、やはり直に見たSDの方を挙げたいと思います。世界選手権優勝、おめでとうございました。

ダンスは他にもクロポーのEXとか、カーズのFD、リード姉弟の新しいFDも良かった。ちょっと名前出しましたがキャロン/ジョーンズもジョーンズの方に頑張りが必要ですがキャロンは本当に素敵な雰囲気を持っています。世界選手権だけ間に合ったテサモエのラテンダンスも凄かったし、あとボブソロの新しいSDも格好良かったですね。素晴らしい成長ぶりでした。

反面、昨季のアイスダンス勢については、サミュベイの怪我、カーズ&ファイスカの引退など悲しいニュースもありましたし、シーズンが終わってからはクロポー、チョクズー解散のニュースも流れてきています。引退する2組もですが、クロポーは本当に残念です。チョクズーも残念なのだけど、才能のある子達なのにシュピルバンド/ズエワ門下の中ではやや取り扱いが軽い感じで不憫な気がしていたので、新たなスタートを切れるのならそれも良いかもなと思っています。

ということで、何とか一気に書き終えることができてほっとしています。昨季は東日本大震災の影響で世界選手権が延期になりましたから、選手達にとってはいつもより長いシーズンで調整など大変なことも多かったと思いますが、無事にシーズンを終えられてみなほっとしたのではないでしょうか。これから10月まで、皆怪我などなく、万全の体制で新しいプログラムを見せてくれることを楽しみにとりあえず筆を置こうと思います。最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。



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フィギュアスケート&アイスダンス'10-'11シーズンを振り返る(その1)

2011-06-12 16:38:48 | 滑走一直線
大変久しぶりの投稿になりました。

仕事の関係でなかなかゆっくりスケートを見る時間が取れず、世界選手権ですら全てを見終わっていない状況ですが、忘れないうちに昨シーズンを振り返ってみたいと思います。例によって書きたいこと満載ですが、さしあたり、ランキング形式で行ってみます。

【'10-'11シーズン印象に残ったこと】

第1位 シブタニズ、シニアデビューの年の快挙

まあ、私の傾向をご存じの方ならすぐ予測がついたと思うのですが(笑)
やはりどうしたってこれは外せないわけです。

しかし、デビュー戦のネーベルホルン杯では5位でしたが、NHK杯3位、スケアメ3位、全米2位、四大陸2位、そして世界選手権3位と、本当に素晴らしい活躍でした。ここまで上々の滑り出しになるとは本人達も予想していなかったのではないでしょうか。

私としては、昨シーズンのこの大活躍の勝因は、マイアとアレックスの日々の努力はもちろんですが、何と言ってもプログラムにあったと思っています。SDはもちろんですが、FDの「Smile/Let's face the music and dance」。フォックストロットの軽やかなステップ、スピードに乗ってよく伸びるクリーンな滑り。技術的にも基礎がしっかりしている2人だからこそあのクラシカルで上品な雰囲気が出せたのだと思いますが、まさしく、清楚で愛らしく、爽やかな彼らの持ち味を最大限に引き出したプログラムでした。ある意味、シュピルバンド/ズエワの作戦勝ちであったとも言えるのかも知れません。

その観点から行くと、来たる'11-'12シーズンは本当に挑戦の年になると思います。はっきり確認していないのですが、確かSDの来季のパターンダンスの課題はタンゴだったはずです。ジュニアでの2シーズン目のFDでシブタニズはタンゴを踊っていましたけれど、やや評価が低かったように思います。彼らのシニアでの2シーズン目はどうなるのか、楽しみにしています。

しかし、何よりも嬉しかったことは、日系ということもありますが、シブタニズが日本でも注目されるようになり、TVで見られるようになったことですね。2人とも日本を大好きでいてくれることも嬉しいですし、是非次のNHK杯にも来て欲しいなと思っています。見に行けるかどうかはわかりませんが…


第2位 日本男子の活躍&若手の台頭

世界選手権でこづが2位!というのはもちろんですが、その世界選手権、高橋選手の不運なアクシデントやら織田選手の目を覆いたくなるようなカウントミスやらがあったとは言え、最終グループ6人の中に日本選手が3人も入っているって、凄いことですよね。純粋にスゴイ時代になったものだ、と思ったもので…

ここ数年で日本は女子だけでなく男子のレベルもグンと上がってきていますよね。その牽引役は高橋選手を筆頭に、小塚、織田の両選手であるわけですが、他にも羽生選手や町田選手など、昨シーズンに活躍した選手、そして楽しみな選手が増えてきていると思います。町田くんの「黒い瞳」は本当に良かった。個人的にはベストプロの一つです。

日本だけでなく、ルールの改正によって4回転に挑戦する選手が増えてきましたから、男子は面白い時代になってきたと思います。世界選手権のパトリック・チャン選手の演技(特にSP)には息を呑みましたし、3位になったロシアのガチンスキー選手の不敵さも大物感を醸し出していて楽しみ。他にも、アモディオ選手、ブレジナ選手、ハビエル・フェルナンデス選手などなど若い選手の活躍が目立った年だったなと思います。

でも、高橋選手もまだまだやめられないと言っていますし、アボット選手、ジュベール選手、ベルネル選手にも頑張って欲しい。アボット選手は特に靴のトラブルなどであまり良いシーズンではなかったと思いますが、来季はまた素晴らしい滑りを見せてくれることを期待しています。


第3位 生観戦の醍醐味

秋にシブタニズ見たさでNHK杯を見に行きました。ダンスのSD、ペアのSP、女子のSPの日です。

ダンスについては、生観戦でいきなり初めてSDを見たので、一部の組には違和感があったのですが、これは後々TVで解説付きで見ているうちにだんだん面白くなってきました。ただ、やはりメリチャリやウィーバー/ポジェ組など上位にくる組はそんなに違和感がなかったので、力の差というのは生で見ているとさらに歴然とする物なのだな、と実感しましたが…

メリチャリのダンスは本当に素晴らしいものでした。生で見られて幸せだったもののひとつです。

そして、残念ながらシブタニズのサインはもらいそびれたのですが、イリニフ/カツラポフ組、クームズ/バックランド組(イギリス)、ジェレミー・アボット選手のサインをもらえたのも嬉しかった。ミーハーなのです、基本(笑)今思うとウィーバー/ポジェ組のサインをもらわなかったのが悔やまれます。後で書きますが、昨季見たアイスダンスの中では彼らが一番素敵だったからです。

クームズ/バックランド組はシブタニズと同じくシニアデビューしたばかりですが、カー姉弟が引退すると彼らがイギリスの一番手と言うことになります。世界選手権でもう一度見ることが出来ましたが、やはりまだまだ若いので、荒削りな感じですね。SDは「アメリ/ロクサーヌのタンゴ」FDは「ライオンキング」でした。ペニーがかなり小柄なので身長差がありますが、それを活かしてなかなかアクロバティックなリフトの多いダンスではあります。コーチはカーズと同じくプラトフさんです。まだまだスケーティング、ツイズル、頑張ってもらいたいところです。でも、サインをもらう時に少し話ができたのですが、愛らしいペニーとジュード・ロウばりのイケメン、ニコラスの2人はとってもいい子達でした。

ペアは何しろ、高橋・トラン組のリフトが圧巻!目の前で見ましたから。そして、バザロワ・ラリオノフ組はいきなりトップバッターで上位に来てました。それまであまり知らなかったのですが、ここで見てから結構注目した2人です。

そして、女子。コルピ選手やらゲデヴァニシヴィリ選手やら、眼福ではあったのですが、生で見て本当に滑りが美しく、素晴らしいなと思ったのはカロリーナ・コストナー選手。スケートがよく伸びるということ、解説で良く耳にしますが、これは、生で見なければわからなかったと思います。結果も1位でしたが、納得。カロリーナもここ数年不如意なシーズンが続いていましたから、ここでの1位、そして世界選手権での3位は嬉しかった。

それから、生で見て凄さを実感したのは浅田真央選手でした。確かに、ジャンプはまったく不調でしたが、ひとつひとつの所作が綺麗なのです。指の先まで。本人的には納得のいかないシーズンだったでしょうし、相変わらずジャンプも不如意なままのようですが、それを除いても、やはり強い選手には強さの理由があるのだとはっきりと感じました。「Number」だったか、「いつからか、浅田真央はトリプルアクセルを跳ばないという選択肢を失っている」という旨の記事がありましたが、トリプルアクセルを捨てても十分に勝てる力が彼女にはあると思います。それでもなおトリプルアクセルにこだわるのは、それこそが浅田真央が浅田真央たる理由だということなのでしょう。正直、個人的にはもったいないと思うけれど、本人が納得のいくようにするよりほかはなく、外野はただ本人の選択を見守るしか無いのだと思います。確かに、あれでジャンプが戻れば鬼に金棒。言わでもですが、生で見てそういう印象を強く持ちました。自分を追いつめて欲しいわけではないけれど、明けない夜はない。そう信じて頑張って欲しいなと思います。

わーん、長くなったのでベストプロの話が書けない…(泣)
ということで、稿を改めてまた書きます。
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シブタニズおめでとう@NHK杯!

2010-10-24 22:51:42 | 滑走一直線
NHK杯終了しましたね~。はい。お約束のようですがやっぱりここから…

マイア&アレックス、3位入賞おめでとうございます☆☆☆

見て下さいよ、この嬉しそうな2人の顔を

実は、今回の観戦は全くどうやってもチケットが取れず、諦めかけていたのですが、直前になって22日のチケットを取ることができまして…現地にて無事力一杯シブタニズを応援することができました

前回のJGPFで見た時より席の位置が離れていたのですが、ほぼ1年ぶりのシブタニズは本当に大人っぽくなったな~。と言うのがまず第一印象。マイアちゃんの成長というか成熟というか、以前の幼い感じがすっかり女性っぽくなっていて…アレックスは去年辺りから大分顔の感じが変わって来ていると思うのですが、今回も前より少し締まったというのか、顔のラインがシャープになっている感じでしたね。

さて、SDのカルーセルワルツですが、目の前で例の転倒がありましたから…本当に心臓が止まるかと思いました。前回ネーベルホルン杯の時にSDのミスがありましたので、今回はノーミスで滑りきれるようにと思ってはいましたが、6分間練習の時からスピードもあり、GPシリーズデビュー戦とはいえ、落ち着いているようにも見えたので、のびのび滑ってくれればいいな~、なんて思いながら見ていたのですが…


最初の入りからあのスピーディーかつ完璧なシンクロニシティのツイズルで会場を沸かせてくれて、ステップシークエンスもリフトも綺麗に入って、いいぞいいぞと思っていたその矢先。もう、私の中ではウワアアアアアアアアアアン(T0T)って感じだったんですが、すぐに立ち直った2人はさすがでした。ちょっと元気はなくなってしまったけれど…そして、衣装が辛うじて細い糸で最後までつながっていたことは本当に良かったと思いました。それでも、5位でしたし、何しろ彼らのFDは素晴らしいので、次の日はきっと挽回できるに違いないと思っていましたが…



期待通りでした!クリーンで滑らかな滑りは彼らの持ち味の一つですが、本当に、氷の上で踊っているとは思えないくらい軽やかな動きとスピードで、素晴らしかったですね。
そして、このFD「Smile/Let's face the music」は、清楚で愛らしいシブタニズの良さが存分に出るプログラムだと思います。少しクラシカルな雰囲気があり、そのために古き良きアイスダンスとか、ボールルームダンスを想起される方が多いのではないかと思います。

それにしても、デビュー戦で3位とは!正直、今までイリニフ/カツァラポフ組と出た試合では彼らに勝ったことがなかったので、今回もどうだろうかと思っていましたが、僅差とはいえイリカツ組にも勝ちましたし、本当に素晴らしいデビューになりましたね。

この後エキシビションで「La vie en rose」を滑ってくれて、私としては大満足でした。
「豊の部屋」にも出たしね~。そう、一番感慨深いのは、シブタニズの試合がNHKで放送されている、その事実ですね。今までほとんど日本のTVでなんて見ることはできなかったわけですから…単純にそれが嬉しい。また、会場に行って、シブタニズのファンが増えていることをかなり実感したのですが、今回のNHK杯でまた彼らの素敵なダンスに魅了された方も多いのではないかと思います。

さあ、次はスケートアメリカです。これでまた良い結果が出れば、GPファイナルも夢じゃない!でも、まずはシニアデビュー1年目、結果にとらわれずのびのび滑ってくれたら、と思っています。

Go Maia and Alex! The world will be in your hands soon!!
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Debut!

2010-10-02 01:21:06 | 滑走一直線
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ものすご~~~~~~~く久しぶりに書いてます。
4月以降、仕事が忙しかった関係で、twitterからのつぶやきを飛ばしてお茶を濁しておりましたが、とうとうこの日が来た!ということで。

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シブタニズ、シニアデビュー@ネーベルホルン杯の巻☆でございます。

今年からシニアに参戦したシブタニズですが、初日のSDが終わった後、マイアちゃんがツイッターでミスしちゃったとつぶやき、ドイツスケ連(?)による大会公式HPのリンクは上手く見られず、で何があったのかやきもきしましたが、SDは8位。

後でプロトコルを確認したところ、1点減点もありましたし、冒頭のツイズルは全くスコアがついていませんでしたので、おそらくここでマイアちゃんが転倒か何かしたということなのでしょう。しかしマイアちゃん、'flukey mistake'の'flukey'とは何?辞書にも出てなかったよ!

とまあそれは置いておいて、そんなこんなはありましたが、何と言っても記念すべきシニアデビューのこの一戦、気持ちを切り替えてFDがんばって欲しいなと思いつつ、心配しながら迎えた最終日のFD。ダンナも寝静まった夜中にそーっと結果を確認してみましたら・・・

なんと、シブタニズ、FDはペシャブルに次いで2位!!!!!

例によって見た瞬間頭の中がキャーッ☆☆となりまして…

いや、でも本当に素晴らしいですよね。うん、本当に凄い。
icenetworkの記事によると、出場したチームのうち、最高のGOEを獲得しているとのことですが、実際、動画を見てみると、もうこれこそザッツシブタニズって感じで、嬉しくなってしまいます。

見てください、このクリーンで軽やかな滑り。相変わらずフリーレッグのラインが綺麗にそろっているし、そして滑らかなリフトのポジションチェンジ。極めつけは何と言ってもツイズル。全体に、スピードもありますね。マイアちゃんが背が伸びたこともあるのか、前よりも2人のバランスがよく見えたように思いました。最初のスピンのマイアちゃんのレイバックポジションも綺麗ですね。

しかし何より、2人の楽しげな雰囲気が◎です。ジュニアの頃から上品で愛らしいというのが彼らの最大の魅力だったわけですが、今回は何というか、軽やかでエレガント。ちょっと小粋な雰囲気もあります。それは前述のとおりスピードと一つ一つの滑りのなめらかさ、クリーンさによるものですが、選曲・振り付けも当たっているのでしょう。昨季からのEXナンバーである「La vie en rose」と同様、今回もノスタルジック&ロマンティック路線の曲ですが、これが上手く彼らの個性を引き出していると思います。

まあ、ゴタクはさておき、とりあえず見て下さい↓

2010 Nebelhorn Trophy - Maia & Alex Shibutani FD


シブタニズはこの後、GPS初戦のNHK杯に出場します。
今さらながら、チケットが取れなかったことが死ぬほど悔しい。
それほどに、このFDは今後の試合への期待をふくらませるものでした。
生で見られる方、本当に本当にウラヤマシイです…
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今季のシブタニズ!

2010-06-28 19:44:23 | 滑走一直線
さて、W杯で毎日忙しく浮かれておりましたが、フィギュアスケートの方も、いつのまにか今季のアサインが発表されたりDOIが開催されたり、今季のプログラム情報なんかもちらほら(?)出ているところであります。

で、この今季のアサインメントですが、なんと、シブタニズ、今季からシニアに参戦!しかも、第1戦目はNHK杯☆という、まったく冷静ではいられない情報が出ておりまして…

これはどうしても万難を排して名古屋へGO!ということで気分は盛り上がっているのですが、何しろNHK杯、アイスダンスだけではなくて男女シングルもメンバーが豪華すぎて、チケット争奪戦は必至と思われるのです。嗚呼…

何しろ、高橋大輔に浅田真央を筆頭に、アボット君は来るわ、デニス・テン君は来るわ、アモディオ君は来るわ、KVDPは来るわ、羽生君と村上佳菜子ちゃんは出るわ、アシュリー・ワグナーは来るわ、パン/トンは来るわ、メリチャリ、サミュベイにイリカツにカッペラともうどうしましょうという豪華さです。

まあ、チケットが取れたとしても、問題は休みが取れるかなんですけど、チケット取れたらねえ?休んじゃうよこれは。そう思いません?

そんな鼻血でそうなNHK杯全体のアサインメントの情報はこちらです。

それはさておき、シブタニズ。
写真見てちょっとびっくりー。マイアちゃんがすっかり女になってしもうた~。
身長の方はどうなのか気になるところではありますが、しかし、ん~、女の子は急に大人っぽくなりますねえ。

それはさておき、さしあたり今季のプログラムも決まったようです。

今季からCDがなくなり、昨季までのODと統合されて新たにSD(ショートダンス)となるとのことですが、今季のシブタニズの選曲はこちら↓

SD:"Carousel Waltz" from Rogers and Hammerstein's Carousel

"The Carousel Waltz"


FD:"Smile" and "Let's Face the Music and Dance" performed by Nat King Cole

Nat King Cole - Smile


Let's Face The Music & Dance - Nat King Cole



SDのほうは、ミュージカル「回転木馬」からの選曲、FDもチャップリンの映画や、アメリカの20世紀前半を代表する作曲家のアーヴィン・バーリンの作品をナット・キング・コールが歌っているものということで、いずれもスタンダード・ナンバーですが、昨季のエキシビションで使った「La vie en rose」のように、ノスタルジック&スイートでお洒落な雰囲気を出せそうな印象を受けました。どんなダンスに仕上がってくるか楽しみです。

ちなみに、ちょっと「回転木馬」について調べていて知ったのですが、サッカーのイングランドプレミアリーグでおなじみのリヴァプールFCの応援歌(?)”You'll never walk alone”はもともとこのミュージカルの曲なんですね。

ということで、何とかNHK杯チケット取れますように…ああ、神様仏様ビジャ様…(って、それはサッカーです
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【今さらシリーズその2】フィギュアスケート 世界ジュニア選手権あれこれ

2010-03-21 20:42:23 | 滑走一直線


またまた間が空いてしまいましたが世界ジュニア選手権も終了しましたね。

まずは羽生くん、村上さん、優勝おめでとうございます
そして成美ちゃん&マーヴィン、銀メダルおめでとうございます

彼らの活躍で、日本のジュニアも来年は国際大会の出場枠が増えますし、何より、世界ジュニア選手権の枠が3枠に増えたってことは朗報ですね!ペアだけは、選手がいないのがなんとも勿体ないのですけれど…

フジTV系の放送で、一部だけ演技が見られましたが、優勝の2人と高トラ以外では、女子3位のアガフォノワ選手と、男子4位のメッシング選手が印象に残りました。

アガフォノワ選手は、まだ13歳でいかにもジュニアという感じですし、まだまだプログラム全体の流れを切らないように滑ることはできなかった感じですけれど、とにかく、スピンの回転の速さとポジションの綺麗さが目を引く選手でした。特に、レイバック→パール→ビールマンのコンビネーションスピンのポジションチェンジの見事さと言ったら!!
ほんと、パールからビールマンに持っていくところの速さというのか、一気にバッと上がってしまうのがすごいです。

そして、メッシング選手はそこそこジャンプも跳べますし、何といっても自分のスケートの雰囲気を作り出せるのが素晴しい。圧倒的な表現力とまではいかないのですが、思わず引き込まれてしまう感じで、今後、どんなふうにこの個性を伸ばしていくのかが楽しみな選手です。



しかし、何よりもやはり私にとってはこれがハイライト。
ということで、アイスダンスのマイア&アレックス・シブタニ、わずか0.46ポイント差で4位…



まず、CDのウェストミンスターワルツで2位。これは、いい滑り出しだなと思っていたんです。ただ、今回もJGPFに出ていたロシアの3組が出ていましたし、その中でも特にイリニフ/カツァラポフ組(略称はエレニキ組orイリカツ組というらしい。)は強敵だと思っていたらば、CDの1位はこの組だったので、もちろんシブタニズに総合優勝はしてほしいけど、このエレニキ組に阻まれそうな予感がするなあ…とは思っていたのですよ。

しかし、表彰台には乗ってくると思っていたのですが…ODでまさかの4位、さらにさらにFDもまさかの4位…しかも3位のモンコ/ハリャービン組とはとてつもなく僅差での台落ちということで、13日朝に結果を見たとき、衝撃でしばらくボー然としてしまったのでした…

まだFD以外は演技を見られていないのですが、プロトコルからすると、ODのミッドラインステップでレベルが取れなかったこと、そして、全体にPCSの点が伸びなかったことが結果に響いたのかな、という気がします。まあ、ステップのレベル取りこぼしは実際の演技を見ていないので何とも言えませんが、PCSが伸びなかったことで、改めて彼らの前にそびえる「壁」が見えたように思いました。


個人的にはシブタニズには3つの壁があると思っています。

1つ目は「兄妹の壁」、2つ目は「身長の壁」、そして3つ目は「容姿の壁」。

1つ目の壁は、例えばカー姉弟、ザレツキー兄妹、ハベル兄妹、リード姉弟など、すべてのきょうだいカップルに共通する壁ですが、要は、きょうだいで組んでいると、他人同士で組んでいるペアに比べて、恋愛テーマやロマンティック路線のダンスがやりづらいのではないかということです。

2つ目の壁は、読んで字のとおりですが、確かに今の2人の状況ではサーキュラーステップやコンビネーションスピンのところなど、組んで滑る時にどうしても身長差が目立ってしまいますね。ただし、その反面、体格がそろっている組よりリフトはやりやすいのかな、と思って見ていますが…

そして、3つ目の「容姿の壁」ですが、これは2通りあります。
まず第一は、シブタニズに限らずアジア系、あるいは非白人の選手に共通することですが、欧米中心のアイスダンスの中で、欧米系白人カップルと同じことをやった場合、どうしてもそれらのカップルに比べてハマり切れない印象が残ってしまうこと。

そして、第二には、現在のシブタニズの個性・魅力は「清楚で可憐」「愛らしい」というところにあると思うのですが、その反面、同年代の他のペアと比べて「幼い」という印象が強いこと。これは第一の方とも関係しますが、どうしても欧米系の選手に比べるとアジア系の選手は年齢より若く見えることも一因ですね。
この第二の点については、本人たちも一番意識している部分のようで、今季のFDにタンゴを選んだことはその意識の表れの一つだと思います。

この3つの壁のうち、2の「身長差」については、今後のマイアちゃんの成長にかけるしかないというか、本人たちの努力だけではどうにもならない部分があることも事実です。しかし、シブタニズの滑りを見ていると、現時点でも、ステップやトランジションの部分でフリーレッグのラインやそれぞれのスケートを非常に綺麗に揃えてきていますので、今後もそういう部分で2人の美しいユニゾンを見せることができるのではないかと思っています。

そして、残り2つの壁については、今後、シブタニズがどのような形で彼らの個性を出していくかという点で深く関連してくると思いますが、まず、1つ目の「兄妹の壁」については、他のきょうだいカップル同様に、更なる表現力を磨くとか、ロマンティック路線とは別の方向性を模索することで乗り越えていけると考えています。ちなみに、私自身は、今季のシブタニズのEXを見て、彼らにはこの壁を乗り越えるのに必要な表現面においてのポテンシャルを十二分に持っていると思っていますし、以前のエントリーでも少し引用しましたが、いろいろな形で「愛」を表現することについて彼ら自身も意欲的ですよね。

さらに、3つ目の「容姿の壁」ですが、実は私がシブタニズを応援し、最も彼らに期待している理由の一つがこの壁なのです。最近ではフィギュアスケートのシングルまたはペアの競技でアジア系の選手が上位に来ることは珍しいことではない、というか特に女子やペアではアジア系の選手が有力になってきていますけれど、私が見ている限り、アイスダンスではまだまだ欧米系の選手が主流ですよね。その中で、ジュニアのカテゴリーの中ではあるけれど、非常に高い表現力と美しいスケーティングを持つ有力選手であり、かつ、日系アメリカ人で見た目はほぼ日本人の彼らがどこまで行けるのか、本当に楽しみにしているのです。


話がややそれてしまいましたが、この「容姿の壁」を超えるには、上で書いたとおり、今後、シブタニズがどのような形で彼らの個性・魅力を出していくかということに尽きると思います。例えば、今季のODや'07-'08シーズンのOD「さくらさくら」のように、日系であることを活かしていくのか、あるいは、昨季のFD「Cinema Paradiso」のように、「清楚で可憐」を活かして叙情的な路線のダンスを追求していくのか、それともさらに違ったイメージの表現に挑戦するのか…


選択肢はいろいろありますが、様々な形を模索する中で、これがシブタニズのダンスだ!と言えるものを見つけて欲しいと思います。それが見つかった時、きっと壁は彼らの背後にあるはず。しかし、結果はもちろんですが、何より、その挑戦の時々で成長していく彼らの姿を氷の上に見つけることが私には大きな楽しみです。


何だかつい熱が入ってしまいましたが、今回の世界ジュニアの結果は、確かに残念です。
でも、マイアもアレックスも、今回の自分たちの演技には満足しているとのことですし、それが一番の成果ですよね。


いずれにしても、これで彼らの今季の試合は終了となります。今季はJGPFで生で2人のダンスを見ることができたり、自分にとってはとても素晴らしいシーズンでした。2人には本当に今季もありがとうと伝えたいです。


上で書いたように、シブタニズにはまだまだ超えるべき壁もありますけれど、壁があるからこそ、その壁を越えるために努力することで成長できるのだと思っています。来季の彼らの戦いがどのような形になるのかはまだわからないけれど、来季もまた彼らにとって素晴らしいシーズンになるように祈ってやみません。


そしてなにより、来季のプログラムがどんなものになるのか、もう今から待ちきれません!!!

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今さらながら… ~バンクーバー五輪 フィギュアスケート女子シングルの感想~

2010-03-07 23:49:21 | 滑走一直線
五輪が終わって、はや1週間。すっかり世間は通常モードに戻りましたね。

実はわたくし、この期に及んで未だに女子シングル&ペア&アイスダンス、全部の演技を見ていないのです

そのほか、いろいろ思うところがありまして、なかなか感想書くのに二の足、三の足どころか四、五、六の足くらい地団駄踏んでたところなんですけれど、ここで残しておかないと永遠に書きそびれそうなので、さしあたり女子の見たところだけでも感想を上げておこうと思います。


しかし、女子の1位、2位は本当に凄い戦いでしたね~。世間的には点数の点でいろいろご不満もあるとは思うのですが、ひとまずそれは置いておくとして、勝負自体に凄味があったと思うのです。

SP、FPともに完璧な滑りで女子の史上最高得点を獲得し、圧倒的な強さを見せつけたキム・ヨナ選手。そして、惜しくもFPでジャンプミスはあったものの、SP、FP合わせて五輪史上初めてトリプルアクセルを3回成功させた浅田真央選手。どちらもそれぞれに歴史を作ってしまうというのは本当に素晴らしいと思います。

キム・ヨナ選手の方は、昨季の世界選手権以降まさに無敵だったわけですが、さすがに五輪ではプレッシャーもかかるしどうかな…と思っていたのです。特にSPは浅田選手の見事な滑りの後でしたし、どうだろうと思っていたら、全く問題なしと言うか、こっちが呆気にとられるほどパーフェクトで、心底そのタフさに驚愕しました。ここまでやられたら、もう、唸るしかない。

某新聞の投稿欄に、「これまでの努力の成果を五輪で発揮したのが浅田選手、五輪で成果を出すために努力したのがキム選手」という趣旨の投稿をされていた方がいらっしゃるのですが、本当にそのとおりだと思います。しかし、ここまで本人含めてすべての戦略がこれほどまでに功を奏するとは…見事な作戦勝ちにひたすら脱帽です。金メダルおめでとうございました


そして浅田真央選手。彼女のことは本当に心配でした。今季のGPS、ジャンプが跳べなくていつも悲しそうな顔の彼女を見ているのが辛かったので、もう、結果なんていいから、五輪で滑ることを楽しんでくれさえすればそれでいいと思っていたのです。

なので、SPで最初の3Aを降りた瞬間、激しくほっとしてしまって…いや~、本当に良かった。昔のように楽しそうな浅田真央が戻ってきてくれて嬉しく思いました。
1位のキム選手と5点余りの差で迎えたFP、ひょっとしたら…との思いで固唾をのんで見守っていましたら、冒頭の単独3Aに続いて3A-2Tも成功で、例によって頭の中が「○×☆※◎△ー!!!」になってしまいました。このまま、このまま、と祈るような気持ちだったのですけれど…

あの氷にトウが引っ掛かったのはなぜだったのか、本人は「勝負を意識した瞬間、集中が切れてしまった」と語っていましたね。本当に一瞬のわずかな気持の揺れが身体に出てしまう。勝負とは恐ろしいものですね。

それでも、続くSlst、本当に鬼気迫る表情で迫力の滑りを見せてくれたと思います。正直、今でもこの「鐘」が彼女に合ったプログラムなのかと問われれば、合わないと思う。でも、五輪のあのリンクでの「鐘」は、確かに浅田真央にしか滑ることのできない渾身の「鐘」でした。銀メダル、本当におめでとうございます

結果については、本人は悔しいでしょうが、この悔しさがすでに彼女の新たな挑戦へのモチベーションになっているわけで、また4年後に向けてこれからどんな浅田真央を見せてくれるのか、楽しみにしています



ここまで、2人について書いてきましたが、個人的にはやはりこの順位は妥当だと思っています。しかし、この2人に限らず、現行方式での採点に不可解な部分があることも事実だと思うのです。とはいえ、どの競技も人間が評価を下す限り完全にジャッジの主観を排除することは不可能だと思いますが、どうも皆さんフィギュアスケートの採点には一言ある方が多いようで…それが女子シングルの感想を書きあぐねる理由の一つではありました

結局はISUがフィギュアスケートをどういう方向に持っていきたいのか、それにかかってくるとは思いますが、現行のルールについては、男子の結果も含めて、各方面で疑義の声が上がっていますし、ISUも難易度の高いジャンプについて「中間点」を設ける方向ということを表明していますので、今後はよりスポーツとしての発展を目指す形で透明性を高めた採点方法が導入されるといいなと思います。

それはさておき、今回の五輪女子フィギュア、日本チームも含めて日系選手の活躍が嬉しかったです

まずは、長洲未来選手。

未だ世界選手権に出場経験がなく、初めての大きな国際大会がこの五輪という彼女でしたが、最終滑走で迎えたFP、本当にのびのびと未来ワールドを作り出していましたね!しかも、堂々のノーミスとは素晴らしい16歳の「カルメン」は妖艶というより可愛らしい小悪魔といった雰囲気でしたが、会場全体を長洲未来の色に染めてしまいましたね。GPSではDG、エッジエラーに泣いたジャンプもしっかり修正してきて、2Aからのセカンド3Tもばっちリ決めましたし、レイバックからのビールマンスピンも本当に綺麗でした。4位は本人も満足の成績ということですが、早くもソチの有力選手に名乗りを上げた感じですね。個人的にはキス&クライでのキャロルコーチとの様子が「おじいちゃんと孫」のようですごく微笑ましかったです。キャロルさんは彼女が可愛くて仕方ないんでしょうね。

そして、安藤美姫選手。

「トリノから成長した自分を見せたい」という彼女の成長っぷり、しかと拝見いたしましたぞ今季の彼女は本当に自分のやりたいこと、やるべきことがわかっている感じで安心して見ていられました。SPでの3Lz-3Lo、セカンドの3LoがDGになってとても残念でしたけれど、FPの「クレオパトラ」、そしてEXの方の「レクイエム」を含めて、これまでで一番素晴らしい安藤選手のスケートを見せてもらったなと思っています。クレオパトラは衣装も素敵でした。5位はちょっと残念にも思いますが、本人が納得のいく滑りができたようなのでそれが一番良かったのではないかと思っています。

お待たせは鈴木明子選手♪

SPのジャンプミスは残念でしたが、総合的に目標の180点超え&8位入賞おめでとうございます
今回、一番楽しみにしていたのがあっこちゃんだったのですけれど、もう、あのリンクでステップ踏んでる彼女を見ただけで胸がいっぱいでした
「歌うように滑れて幸せでした」というコメント、まさしくあの氷の上で彼女のスケートが「WSS」を奏でていたと思います。お客さんも盛り上がっていましたし、何より本当に心から滑ることを楽しんでいることが伝わってきました。終ってリンクから上がるとき、開口一番「嬉しかった…」と言っていたのがとても印象的でした。世界選手権にも出場するそうなので、またこの感激inトリノプリーズ!と思っています。

そうです、世界選手権と言えば…



中野友加里選手が、引退することになったのですね。
2007年のNHK杯で「シンデレラ」を滑る彼女を見て以来、ずっと彼女を応援してきました。あの美しいドーナツスピンと、スパイラルの時に見せる友加里スマイルが大好きでした。
昨年末の全日本選手権は本当に胃がきりきりするような思いで見ていて、結局五輪出場はかなわなかったけれど、世界選手権でまたあのキレのあるカッコいい「オペラ座…」と「火の鳥」を見ることを楽しみにしていました。もともと今季限り競技を引退するとは言われていましたが、本当に残念です。でもきっと、本人には本人の思いがあるのでしょうし、今後の進路もすでに決まっているそうなので、新たな道での活躍をお祈りしたいと思います。
友加里ちゃん、おつかれさま。そして、本当にありがとう。

と、ここまで長くなりましたが、五輪が終わったと思いきや、さらにさらに、明日から世界ジュニア選手権なのですよ~。ということで、明日からまたシブタニズの応援に狂う予定なのであります♪

GO MAIA & ALEX!!! You have lots of support across the miles!!!!!









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バンクーバー五輪 フィギュアスケート男子シングルの感想(その2)

2010-02-20 16:17:33 | 滑走一直線
だいぶ間空いちゃったんですけど、前回の続きを。

正直、今回のオリンピックで一番勝たせたかったのはジュベールでした。そして、できればアボットにも神演技で激しい首位争いを繰り広げてほしかったんですが…

結果はご覧のとおりで…ああああ、ジュベ、残念過ぎる…


SPの「Rise」は昨季のマイベストプログラムですし、この4年間、失敗しても、世界選手権で勝てなくても4回転に挑み続けた彼の集大成として、このオリンピックでキレキレ、ノリノリのジュベールを見たかった…

確かに、近年あまり調子が良くなかったことも事実ですし、また、12月には足にケガもしましたから、いろんなところで絶好調ではなかったのかもしれません。でも、でも…SPで4Tはおろか単独トリプルも失敗なんて…しかもステップはレベル1だし織田くんじゃないけどまさにウワァァァァァァァン╲╲(T0T)//って感じでした。(織田くんごめんなさい<(_ _)>)

SP18位という信じられない成績で迎えたFS、何とか気持ちを切り替えて4回転跳びまくれ!!と思っていたのですが、やっぱりそう簡単にはいかなかったかな…FSの「Ancient Land」、彼のヤグディンに対する思い入れを感じるプログラムですし、彼のスタイルに合った近未来系音楽(?)で好きなのですけれど、見ていてなんだか涙ぐんでしまいました。
もう、後半あたりから昨季のワールドのEXで滑ってた「Hallelujah」が頭の中でこだましておりました。あああ、切ない。でも、それでも最後まで4回転に挑み続けたジュベールがやっぱり大好きです

ジュベール、3月の世界選手権には出てくるのでしょうか?ぜひ出てほしい。次回のオリンピックは年齢的にはもうないかもしれないけど、彼がこのままで終わるなんて考えたくないですし、この悔しさ、絶対にワールドで晴らしてほしいと思います


アボット君は、全米での余りの素晴らしさに、この五輪でも一気に金とか取っちゃうかも?と思っていたのですが、やっぱりバンクーバーには魔物が棲んでいた…

彼のSP「A day in the life」は早くも今季のベストSP候補No.1ですし、FPの「オルガン」も含めて、相変わらず音楽表現は無茶苦茶に素晴らしいのです。でも、ジャンプが崩れてしまった…SP後の本人のコメント「なんで今日、なんで今なのか…」というのが泣けてきました

でも、昨季も1月の全米までは調子が良かったのに、そのあとは何か崩れちゃったんですよね。全米にピークを持って行っちゃう感じなのでしょうか。このあとワールドにも出るようですが、何とかもう1度立て直してぜひあの鳥肌ものの演技を見せてほしいと思います

そういえば、奇しくも佐藤信夫・有香父娘のコーチ対決は小塚8位、アボット9位でお父様の方に軍配が上がった形ですね。でも、こんな経験ができるのは本当にすごいことだと思います


しかしまあ、エヴァン・ライサチェックの勝負強さには脱帽です…
金メダルおめでとうございます
これでやっと、フランク・キャロルコーチも金メダリストを育てたって言えますね。

彼は4回転を回避しましたが、何かそのことでは4回転論争が始まったり、あとは彼自身の今回の演技について手堅すぎるとか面白みがないとかいろいろ言われていてお気の毒です

確かに、高い点数の出た演技が必ずしも人の心にいつまでも残る演技とは限らないのですが、私自身は強いな~、すごいな~と思って素直に感心したんですけどね。


まあ、でも採点に関してはジョニー・ウィアーの演技とか、小塚くんの演技とか、シロート目ですが、もっと点数出ても良かったんじゃないのかなと思うものはありました。

ジョニーの点数については、周りでも見た人全員が「????」という反応でしたが、何でだったんでしょうね?でも、本人は自分の滑りに満足そうなのでそれはそれで良かったのかなと思っていますこの人は今季になってようやくスランプから抜けた感じがありますね。GPFの演技も良かったですしね。この調子でワールドも頑張れ


逆に、わりと皆さんパトリック・チャン選手の得点が高すぎるとお考えのようですね。まあ、確かにジャンプはミスがありましたし、プレッシャーからか昨季ほどの勢いがなかったことは事実だと思います。あとは、ひょっとしたら地元カナダってことで多少はご祝儀的な点付けもあったのかもしれませんが…

それでも、見ていた中ではやっぱり彼のスケートが一番美しかったと思います。特にFPの「オペラ座の怪人」。トランジション部分も、サーキュラーステップの部分も、本当にただ弧を描くだけでなぜあんなに滑りが綺麗なのでしょう…

小塚くんもこの点では胸のすくようなクリーンな滑りをしますが、今のところは音楽表現でチャン君の方が上回っている感があります。また、チャン君については、今回いつもの”若造”っぷりが鳴りを潜めていたのが何か微笑ましかったです。すごく緊張したんだろうな~。


そして今回、楽しみにしていた選手の一人がランビエールでした
昨季1度引退して、やっぱりオリンピックのために今季復帰してきた選手ですが、シーズン初めのネーベルホルン杯以外はGPSにも出ていませんでしたので、新しいプログラムをとても楽しみにしていたのです。何といっても、彼は表現力の人ですから高橋大輔選手とどっちが感動的かな~?なんて思っていたりしました。

また、彼は4回転が跳べるのに、3Aが苦手でプログラムでは2Aを跳んでいるというのがなんとも言えないまあ、それはそれで一つの戦略ではありますけどね。

ランビのSP「ウイリアム・テル」とFP「椿姫」、堪能しました~
トラヴィアータの方は特にもう、本当に指先まで一つ一つの所作に情感がこもっていて、また衣装も似合っていてイケメン度が2割増くらいになっていましたね
ワールドには出るのかな?何かオリンピックではあっという間だったようにも思うので、またぜひ試合で見たいです


そして復帰してきたこの人はやっぱり凄かった。プルシェンコ選手、当初はどう考えてもこの人がまた勝つんじゃないかと思っていたんですけどね~。何しろ、あまりにも軽々と4回転を跳んでしまうので、4回転なのに3回転みたいに見えてしまうのです

私の考えではこのもはや地球人の枠を超えちゃってる人を倒すのはクワド3本のジュベールの予定だったんですが、無念です…

結局、4回転で勝負をかけたプルシェンコ選手が銀で、跳ばなかったライサチェック選手が金という結果に終わったことは、すでにいろんなところで4回転ジャンプの意義についての論争を巻き起こしていますが、今回のFSの演技だけを見ていると、あんまりプルシェンコ選手の出来は良くなかったと思うし、そういう意味では妥当な結果だというように思います。

試合後の会見ではかなりお怒りモードだったようですが、そんなところがまさに「プル様」なんでしょうね彼としては、スポーツとしてのフィギュアスケート進化につながる4回転ジャンプの意義をもう一度世界に知らしめたかったということなのでしょう。

今後も競技生活続行するようですので、その驚異的な能力で若手を刺激し続けてほしいと思います


ただ、4回転ジャンプ自体はトマシュ・ベルネルのFPの冒頭の4Tが一番クリーンなジャンプだったと思います。ベルネル…今回も自爆トラさんだった…能力はある人なのに勿体なさすぎです

最近ブレジナ君の成長っぷりが著しいので、何となく、うかうかしているとミハルに追い越されそうな気がするし…ワールドではぜひチェコ第1人者の面目を取り戻してくれ~い



はー、長くなってしまった。でもこれで全部と言うわけでもないのです。きりがないので書きたいところだけ必死に書きましたが、どの選手もそれぞれによく頑張ったと思いますしかし、オリンピックとは恐ろしくも素晴らしくもある大舞台なんですね。改めてそう思いました。

オリンピックの方は今日からはアイスダンスが始まっていますし、終盤の女子シングルに向けて、まだまだ忙しい日々は続いていきます。とりあえず、アイスダンスのODをTVで放送しないのはあり得ない!!と叫んで終わりにさせていただきます。あー我ながら長い記事だ…。ご拝読ありがとうございました<(_ _)>。



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バンクーバー五輪 フィギュアスケート男子シングルの感想(その1)

2010-02-20 01:50:11 | 滑走一直線
高橋「銅」、日本男子フィギュア初のメダル(読売新聞) - goo ニュース

まずは高橋大輔選手、銅メダル獲得おめでとうございます

オリンピックが始まって、まずはペアの競技があって、そして男子シングルの競技でしたが、おとといのSPから、もう本当に毎日仕事も手につかないし、各選手それぞれ悲喜こもごもでこちらも胃が痛かったり嬉しさの余りアホになってたりで、ジェットコースターのような日々を送っております

冒頭で文字を大にして祝っちゃいましたが、本当に今回のオリンピックの大ちゃんの演技は素晴らしかったですよね

正直なところ、今回はプルシェンコが出てきていますし、男子は本当に強い選手が目白押しだったので、大ちゃんも表彰台には乗れたら嬉しいけど、それはさておいても、いつまでも人々の心に残るような演技をしてくれればそれでもう十分だと思っていたのです。特に今季のプログラムはSP、FPともに名作中の名作ですし、今までの試合でも、ケガを乗り越えてさらに柔らかさとしなやかさを増した彼の滑りに毎回魅了されていましたので、五輪の大舞台でもぜひ世界中を沸かせてほしいと願っていました

今回、SPの「Eye」についてはもう何も言うことはありませんし、FPの「道」も、欲を言えば4回転が成功して、さらに後半のジャンプの着地の乱れがなければもっと違う色のメダルが取れたのかもしれませんが、それでも本当に本当に感動しました間違いなく人々の心に残る演技でした。なかなか表現力の面で個性を出すのが苦手な日本人選手の中にあって、いや、世界の各選手の中にあっても、彼のように卓抜した演技力・表現力を持つ選手はそうはいません。FPのPCS最高点がそれを証明していると思います。それに銅メダルは本当に素晴らしい結果だと思いますし、素直にとてもうれしいです。
大ちゃん、あなたは日本の至宝だよ


それにしても、日本の男子選手が3人も五輪に出ていることもすごいのですが、ここまで結果が残せるとは…本当に黄金時代だなあと思います


ということで、織田くん、FPで靴ひもが切れたのがいかにも残念
そこまではものすごく順調に行っていただけに、本人だけでなく見ている側も頭真っ白です神様はきっと織田くんのことが可愛いのでしょう。だからつい意地悪して泣かせちゃうのかも…でも今回に限ってはそれはやめてほしかった
それでも、最後まで滑りきったあなたは偉かったこの悔しさは今後のワールド、そして4年後のソチで晴らしましょうでもなんだかんだ言って7位は良い成績だと思います


そして、小塚くん、4回転成功おめでとう
何か本番に強いタイプなんでしょうか??SP、FPともに今季一番の出来の良さでしたね個人的には、今季のプログラムについて、彼のエレガントなスケートにはFPのギターコンチェルトの方が合っていると思っていましたが、まさに五輪でそれを確信しましたFPは後半の3Aの転倒が惜しかったですが、スケートの一蹴り一蹴りがクリーンで、彼の良さが最大限に発揮できたのではないかと思っていますワールドも楽しみにしています

あと、おじい様のエピソードが泣かす…きっと今回の結果、おじい様も、ご両親もその他コーチ・振り付け師の佐藤一家も喜んでいると思います。しかし、つくづくサラブレッドなんだと感じちゃいますねえ。コーチ陣も含めて大切に大切に育んできた才能が五輪という大舞台で花開いたことは、スケートをするために生まれてきた彼の運命を改めて感じさせる、そんなエピソードでもある気がします。


しかし、今回の五輪、こづもそうなんですが、何より若手選手が結構活躍しているのですよ。特に、ヨーロッパの若手選手。アモディオ君といい、ハビエル君といい、ミハルといい…デニス・テン君とかボロデュリン選手もそうですよね。

アモディオ君については、なんとNHK、SP生中継のはずなのに放送がなかったのです信じられん。でも、FPの「アメリ」はちゃんと見れました

最初、顔にバンドエイドでも張ってるのかと思いましたが(笑)、涙を描いてあったんですね。ジャンプも今回は跳ばなかったけど4Sも跳べるみたいだし、何より、ステップで踊る踊るこういうタイプのスケーターが大好き☆なので、見ていて楽しかった今後きっと頭角を現してくるでしょう。楽しみにしています


そして、ハビエル君SPもかなり調子良かったんですけど、FPの「パイレーツ・オブ・カリビアン」とっても良かった!!!キャンデロロを彷彿とさせますスケートなんだけれど、なんだか氷上でのドラマを見ているようでしたちゃんと、今闘ってるとか、綱を伝ってるとかわかるんですよね。エンタメ系スケーターとしても期待できそうです☆今回は失敗してしまったけど、ハビエル君も4回転跳べるようですし、今後、ソチ五輪に向けての有力なスケーターだと思います


しかし、今回、若手スケーターを見ていて思ったのですが、みんな、五輪の大舞台でも全然臆することなく堂々と自分のスケートを滑っているんですよね。まあ、実際には緊張はしていたと思いますが、でもそれを感じさせない。その代表格がミハル・ブレジナだったと思っています。

SPなんて、最終滑走だったのに、堂々と自分十分の滑りで、得点が思ったように出ないのに憮然としてましたが、ほんと大物ですよ。ベルネル、あんまり自爆してると抜かれてしまうよ…

まあ、ミハルはNHK杯でも3位でしたし、昨季の世界ジュニアもりっぽんに負けたけど2位ですからね…。

いずれにしても、次のソチ五輪が楽しみな、そんな有望な選手が見られたのはすごく良かったです。なんだか、今の各国の主力は徐々に彼らにシフトしていくんだろうな~と思い、それがなんだか寂しいような、でも楽しみなような変な気分です。

さて、そろそろその今回の主力選手について書きたいところなんですが、ここまで書いてちと長くなりましたので、「その2」に移りたいと思います♪よろしければ皆様おつきあいくださいませ
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シブタニズの「La vie en rose」♪

2010-02-09 00:28:34 | 滑走一直線

(Photograph by Mellisa Comeaux)
Thank you so much, Mellisa! Your photo is so nice!

全米、欧州、カナダ、四大陸と続いた怒涛のナショナル/リージョナル大会が終わって、一息ついたかと思うともう今週末からオリンピックです!早いですねえ…

さて、だいぶ遅くなってしまいましたが、全米のエキシビションから、マイアとアレックスのプログラムの感想です。

全米選手権はノービスからシニアまでのカテゴリーの各種目で競技が行われますので、出場者もノービスからシニアまでちゃんと出るんですよ!(ただしノービスとジュニアは1位の選手/ペアのみ)

しかし、ノービスのチャンピオンが滑る前に、嬉しいことにシニアの優勝選手が再度SP(OD)を披露してくれました。ジェレミーにレイチェル、デニー&バレット、そしてメリルとチャーリーも再びあのインド舞踊で登場♪でした。

そのあとノービスのチャンピオンの可愛らしい演技があり、スペシャルオリンピックス(パラリンピック?かな?障害を持った方たちの競技会ですね。)に出場する選手の方の演技があり、そのあとジュニアのチャンピオンの演技が始まって、まだかな、まだかな、と思っていましたらとうとう最後にシブタニズが登場しました☆

髪を下ろして、なんだかとっても大人な雰囲気のマイアちゃんの衣装を見たとき、あれ?ひょっとしてニューシネマ?と思ったのですが、ポーズをとって見つめあう2人の表情が大映しになって、音楽が始まった瞬間から、2人のスケートが作り出すとってもスイートな世界にクギ付けになってしまいました

実はicenetworkの動画で見ていたので、音楽のタイトルがその時はわからなかったのです。なんだか聞いたことのあるメロディだとは思ったのですが、少し古いスタンダード・ナンバーで、ジャズっぽいなんとなくお洒落な曲で。

マイアとアレックスの滑りがまた音楽にぴったり合っているんですよね~
空に瞬く星がこぼれおちてくるようなピアノの音と、それに優しく答えるトランペットの音に合わせて、深いエッジで柔らかく描かれていく曲線の美しさ。そして、なんだかいつもよりロマンティックな雰囲気が…お姫様だっこでローテーションリフトしてたせいでしょうか…???

いやいや、それだけではありません。滑っている間のお互いを慈しむような2人の表情もとても優しいのです。まるで恋に落ちたばかりの初々しい2人のような…

最後のハイライトははFDでも決めた、マイアちゃんがアレックス君の右肩に片足をかけて体をそらした状態でのアレックス君の片足でのリフトで、小気味よく美しいカーブを描いて圧巻でした。

とにかく、本当に素敵な雰囲気で見ていてうっとりして、これはぜひ曲名を調べねば!と思い、いろいろ模索した結果、mixiの方で教えていただきました。

「La vie en rose」、元はシャンソンだそうですが、ここで使われたのはルイ・アームストロングがカバーしたナンバーです。日本語にすると”バラ色の人生”。そう、恋の歌なんですね。それであのロマンティックな雰囲気だったんだ、と納得。また、いつもコメントをくださるTamatamaworldさんには、映画もあると教えていただきました。映画の方は大人の恋がテーマと言うことですけれど、シブタニズのは、初めて恋に落ちたという感じですねそれがまた2人らしくていいなと思います。

しかし、彼らは兄妹のカップルですが、本当に素晴らしい表現力、演技力ですね。
いつだったかインタビューで、愛を表現しなければならない時はどうするかみたいなことを聞かれて、2人とも「愛にはいろんな形があって、恋人の愛、家族の愛、いろんな愛がある。だから氷の上では愛だって表現できる。氷から降りれば兄妹だとしてもね」「そのときに応じて愛だって表現できるわ」(若干異なる部分があるかもしれません。ごめんなさい。)というようなことを答えていたことがありますが、今回のエキシビの演技を見て、いや、ほんと、愛だって表現できるよ!大丈夫!と思いました

あんまり素敵なので本当に何度も何度も見ています。いやー、icenetwork入ってて本当に良かったそしてこんなに素晴らしいプログラムを振りつけてくれたシュピルバンド/ズエワコーチに大感謝☆です。

3月の世界ジュニアでもまたこのスイートでロマンティックな「La vie en rose」をぜひ見せてほしいものです。そのためにはまずは試合を頑張らなくてはね!本当に楽しみにしています


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