日日是好日(?)日記

つれづれなるままにサッカー、フィギュアスケート、ときどき映画など。

フィギュアスケート ’08-’09シーズン 勝手にベストプログラム

2009-04-30 00:54:27 | 滑走一直線
しばらくエントリーのないうちに、CLも今朝から準決勝1stレグが始まってますし、書きたいことはそれこそ山のようにあるのですが、まずは、先日国別対抗が終わって’08-’09シーズンが終了したフィギュアスケートから行ってみたいと思います

毎年いろんな事がありますが、今季は何より、昨季までの有力選手の引退、あるいはけがでの欠場なども多く、さらに採点システムも変わって本当に波乱のシーズンでしたが、その分、男子で言えば小塚くんやパトリック・チャンのような若手選手がトップに躍り出たり、女子は「攻め」の浅田真央、「着実」のキム・ヨナというそれぞれ異なった戦略での2強対決など、昨季にも増して見応えのあるシーズンだったと思います。

ということで、そんな’08-’09シーズンの締めくくりとして、独断と偏見によりベストプログラムを選んでみました。

以下は、男女シングルそれぞれのSP,FSと男女取り混ぜてのEXのベスト3と、アイスダンスで印象に残ったプログラムのベスト3です:


男子シングル(SP)


1.ブライアン・ジュベール「RISE」
これはもう、文句なし。ジュベールの真骨頂って感じです。4回転もさることながら、ステップもカッコ良かった。体は固そうですけど…

2.パトリック・チャン「Tango de los Exilados」
音楽に合わせて滑るというより、滑りが音楽を奏でている…そう思ってしまうほどのステップ。ベストパフォーマンスはアホみたいに高得点の四大陸より、エリック杯ですね。

3.小塚崇彦「Take Five」
FSの方もベスト3に入れてるんですが、こっちのSPのようなクール路線の方が小塚くんには似合っている気がします。ちょっと不敵に客席に目線を投げる最初のポーズがお気に入り。


男子シングル(FS)


1.ジェレミー・アボット「Eight Seasons」
どこか翳のある貴公子が奏でる優雅で、しかし力強いタンゴ。GPファイナルの時のパフォーマンスは圧巻でした。後半になって調子が落ちたのが悔やまれます…

2.小塚崇彦「ロミオ」
初めて恋を知ったロミオの初々しさと小塚くんの正統派のクリーンな滑りが良く合っていたと思います。しかし、何となく、恋するロミオになりきることは最後までできていなかった気もします。それはそれとして、あの最後のイーグルの美しさ。スケーティングが上手いというのはこういうことなのね、と毎回納得の滑りでした。

3.エヴァン・ライザチェック「Rhapsody in Blue」
何となくパワースケーターという印象が強かったので、ガーシュウィンの洗練された雰囲気をどう出してくるのかと思っていましたが、「大人の男」のスケートという感じで良かったと思います。世界選手権でのパフォーマンスはとにかく素晴らしかったですね。強いライザチェックを見せつけた感じでした。

女子シングル(SP)

1.キム・ヨナ「死の舞踏」
やっぱり、これも文句なし。ジャンプの前後でまったく落ちないスピード、そしてあの妖艶さ。何度も書いていますが、特に3つ目の3Lzが圧巻です。

2.浅田真央「月の光」
何といっても浅田真央には優美でロマンティックな曲が似合うと思うのです。特に後半のサーキュラーステップやスピンは、優しくこぼれ落ちた月のしずくが湖面に描くいくつもの波紋の広がりを見るようでとても綺麗でした。

3.長洲未来「チャップリン・メドレー」
今季はけがなどでなかなか良いパフォーマンスを見せることができなかった長洲選手ですが、このプログラムはとにかく可愛い!おどけた仕草でチャップリンを演じる長洲未来の魅力があふれていたと思います。日本に負けず劣らずアメリカの女子も選手層の厚さを誇っていますが、彼女にとって来季が納得のいくシーズンであるように祈ります。


女子シングル(FS)

1.中野友加里「ジゼル」
可憐な村娘ジゼルは、中野選手のイメージによく合っていました。スピンはもとより、バレエの動きを取り入れた、爪先で跳ねるようなステップも、柔らかな表情で美しく弧を描くスパイラルも綺麗でした。もう少し試合で見ていたかったプログラムです。

2.鈴木明子「黒い瞳」
黒い瞳。本人の大きな瞳とも相まって、エキゾチックで妖艶な滑りが印象的でした。全日本でのパフォーマンスは本当に素晴らしかったですね。しかし、鈴木選手といえばやっぱり表現力。日本の女子選手ではトップだと思います。

3.浅田真央「仮面舞踏会」
もう、お疲れさまとしか言えないそれくらい見ていてしんどいプログラムでしたが、浅田真央の天才たるゆえんを見せつけられたな~、と思います。正直、プログラム自体は浅田真央のイメージにあまり合っていないと思っていますが、とにかく、彼女にしか滑ることのできないプログラムであり、改めて凄い選手だと思ったので入れました。

男女シングル(EX)

1.鈴木明子「リベルタンゴ」
鈴木明子にはタンゴがよく似合う。いやいや、カッコ良すぎです。衣装も良かったんですよね、黒でスカートの内側だけ赤で。荒川さんか八木沼さんか、誰かも言っていましたがこれ競技用のプログラムにならないのかなあ?それはさておき、あっこちゃんには今後もタンゴ・フラメンコ路線を追求してほしいです。

2.ブライアン・ジュベール「ハレルヤ」
世界選手権のエキシビで滑ったプログラム。ジュべールといえばキレのある「剛」のスケートですけれど、これは彼のスケートの別の一面を見せてくれたプログラムでした。少し哀しげな曲を、しっとりと、柔らかに滑っていて、とても良かったです。

3.ヤニック・ポンセロ「Le skieur」
スキーを履いて滑った、あのNHK杯の時のエキシビが忘れられなくて(笑)キャンデロロといい、彼といい、フランスのスケーターってユニークな演出でお客さんを楽しませてくれる人が多いですね。これで滑っているときのポン君は笑顔もキュートで大変良いです。

アイスダンス

1.マイア&アレックス・シブタニ FD「ニュー・シネマ・パラダイス」
アイスダンスはやっぱり一押しシブタニズ!!ということで、このブログの以前のエントリーにも動画貼ってありますのでぜひ見てみてください。クリーンで滑らかなスケーティングとシニア顔負けのしっとりとした表現力。まるで森の奥に流れる清らかな小川の澄んだ水のような、あるいはそっと頬に触れて吹き抜けていく一陣の風のような、そんな清楚で可憐な魅力のあるペアです。

2.ベルビン/アゴスト OD「Stepping out」

何といっても華のあるペアと言ったらベルアゴ!美女と洒落者って感じでカッコいいですし。そんなベルアゴの魅力がよく出ているプログラムだと思います。このODは衣装も素敵ですよね。ベルビンなんてお人形さんみたい。


3.デイヴィス/ホワイト FD「サムソンとデリラ」

このカップルは、同じシュピルバンド門下のテサモエにはなかなか勝てないけれど、FDなら私はこちらの方が好きです。前半と後半で曲調がガラッと変わりますが、やはり前半のしっとり部分が良いですね。情感のこもった美しいダンスだと思います。



他にもいろいろ印象に残ったプログラムはあるのですが、いやー、きりがないですね…。

来季はいよいよオリンピックイヤーですし、けがから復帰する選手もいますし、引退から現役復帰する選手がいるとかいないとかという話もありますし、今からシーズンインが待ち遠しいです!







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画まとめて感想Vol.3(その2)

2009-04-15 23:35:19 | 音と映像の日々
続きです。こうして見ると大体平均で10本くらい見たあたりで感想書かねば、となるような気がするなあ…

4.ターンレフト・ターンライト

まだ気が付いていないけれど、「運命の人」はひょっとするとすぐ隣にいるのかもしれません。すれ違い続けているだけで…ということでとにかくすれ違い続ける2人の物語。最後がまあ、何というかすごい力技なんですが…

主役の2人にはそれぞれ邪魔をする相手がいるのですけど、この2人がまたすごいキャラで、濃すぎてある意味怖いです

それはさておき、金城君の相手役で主演のジジ・リャンは水野美紀みたいな感じで可愛いです。とりあえず、電話番号やアドレスを交換する際には水性ペンに気をつけましょう。

5.LOVERS

とにかくこの映画はビビッドな色遣いが印象的で、映像がとても綺麗です。チャン・ツィイーももちろん綺麗ですが…

金城君に関して言えば、これはハマり役最近の作品の中ではベストの1本だと思います役どころはなんというか、色男の役ですね。イケメンで女好きで、強くて優しくて、名前が随風というのですが、まさしく風のような自由人。

うーん…大方の女性はこういう男性に弱いんですよね。ここではないどこかへ連れ出してくれる人というのか…。もちろん、地味な性格でも自分ひとりを愛して大切にしてくれる人は素敵ですし、そういう相手を選んだ方が幸せにはなれそうなんですが、かといってその相手を愛せるわけではないということで…今も昔も、男女共通、万国共通の愛の問題なわけですね。

でもって、結局アンディ・ラウのことも捨てきれなかった、というのであの終わり方なのでしょう。選ばれた方も、選ばれなかった方も、そして選ぶ方も、みな何かを失ってしまった。切ないラストでした。

6.リターナー

ひとことでいうと、マトリックスとターミネーターとスター・ウォーズとE・Tの混ざった映画。映像はなかなかカッコ良かったです。しかし、鈴木杏、金城武、樹木希林と来て、そこで敵役が岸谷五朗ってのは…。いやいや、クレイジーさはそこそこ出てたんですけどね。ただ、肝心な場面で凄味がないというか、凄んでみせてもお笑いになってしまうんですよね…。惜しかった。そういえば、鈴木杏の英語はそこまでうまくないと思いました。彼女自体はボーイッシュで良かったですが。

7.スペーストラベラーズ

何というか、ウェルメイドな映画。ザッツエンターテインメント、さすがは「踊る大捜査線」の制作チームということでしょうか。金城君の日本語が滑らかで、その点、彼の出た邦画の中では一番良かったかな。金城君も若いのでなんかイケメンっぷりがきらきらしてますねあとは鈴木砂羽さんと筧さんが出ていて嬉しかったです。でもでも、思い切って言っちゃうけどやっぱり深津絵里は苦手だあ…それはさておき、全体として面白い話でしたし、最後まで楽しめました。

8.ソルジャーボーイズ

これも金城ものなんですけど、いやー、これはなんというか、珍品。ストーリーは、徴兵されたやる気のない落ちこぼれ部隊の皆さんが、厳しい隊長の着任後、一念発起して頑張る、という、言ってみれば兵役に取られた若者たちの青春群像というような話で、かなーり地味な映画です。女の子はほとんど出てきませんし、ストイックといえばストイック。なんか教育映画のような趣すらありますが、深刻なムードではなく全体的にゆるーい感じなのは一応アイドルものだからでしょうか。
金城君が「恋する惑星」でブレイクする以前のアイドル時代に撮った作品だそうですが、金城君以外にも台湾(?)のアイドルが出ていて、そちらの方が主役です。金城君も主演の1人ですが、ほとんどセリフはなくて、ラグビーのスター選手だけど協調性がないので無理やり軍に入れられたアウトローな青年の役です。まあ、その彼もだんだん皆に馴染んできて最終的にはすっかり溶け込んでみんなと一緒に頑張っちゃうんですが。

題材としてはひたすら軍隊生活で、台湾軍だか香港軍だかわかりませんが、そういった内情(?)を垣間見られたり、エドワード・ヤンとかが出てくる前の台湾の映画ってこんな地味だったのか、というような感想を持ったりでなかなか興味深い映画ではありました。あと、鬼隊長の役の人は結構カッコ良かったです。しかし、キャストに関する情報は全くわかりません…

9.レッドクリフ PartⅡ

先週から公開の始まったジョン・ウー版三国志「赤壁の戦い」の続編ですが…。

正直な感想を言うと、こちらの方が話的にはクライマックスですが、なんか、冗長かも。

原因の一つは、戦闘シーンがあまりにも長すぎることではないかと思います。とは言っても、それがメインなのだけれど…。私は見るだけでぐったりでしたが、映像的には迫力があって圧巻の戦いですから、それを見なければ話にはならないので、とにかく、これから観に行かれる方は体調を整えてから出かけられるようお勧めします。でも、孔明と「矢」のエピソードとか、騙し騙されで裏の裏を掻く戦略は確かに見ていてなるほどねえ、と思いました。あと、孔明が風を吹かせた(?)シーンはカッコ良かったです。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画まとめて感想Vol.3(その1)

2009-04-15 22:36:44 | 音と映像の日々
とうとうこのスタイルでVol.3まで来ました。なるべく短く行きたいと思いつつ、やっぱり長くなる…まあ、長いことは前提で始めたいと思います!

1.レッドクリフ Part I

Vol.2で「Sweet Rain~死神の精度~」について書いたのですが、それが始まりだった金城祭り第2弾!ということで、つい先日PartⅡが公開されて何かと話題のジョン・ウー版三国志「赤壁の戦い」であります。私は三国志をきちんと読んでいないのでそれほど抵抗感なく観られたのだけど、実際には孔明と周瑜は敵対していたみたいですし、人によっては評価が分かれる作品のようです。

映像的にはとにかくスケールでかいっす出てくる人数も半端ないですし。しかし、冒頭の劉備軍三武将の戦いっぷりはカッコ良かった特に関羽渋いですよ~それに劉備の子供を救出する趙雲。超人的な活躍ですそして、圧巻なのは最後の曹操軍との戦闘ですね。画としてもすごいのだけれど、あの盾の使い方、それと伏線でしばしば登場する亀!こういうことなのね~と感心すること請け合いです

こんな奇想天外な戦略を次々と思いついて成功させるのが金城君演じる天才軍師諸葛亮孔明ですが、成功して周りがいろいろ言ってもさらっと涼しい顔のニクいヤツという感じで、飄々とした雰囲気が俳優本人の個性とマッチしていてなかなか好演だと思います。とりあえず、やっぱり金城君には中国語が似合うわーあとはトニー・レオン。なんか若返ってる「ラスト、コーション」の時はおっさんだったのに…金城君と同い年くらいにしか見えないなんというか、改めて、美丈夫やねえ、と思った次第です。

この映画は音楽もいいですね。特にメインテーマはうまく編集して、パトリック・チャン君に滑らせたいですあの綺麗なスケーティングでゆったりと雄大な感じが出せそう…見た目もアジア系ですしね。あっ、ベルネルもいいですね何といっても「勇名トラ」ですものそれは冗談としても、ベルネルも結構踊りで見せてくれますから、レッドクリフ、やってみたら似合うんじゃないかと思います。

2.チルドレン・オブ・ホァンシー

時は1930年代末、日中戦争中の南京に潜入した1人の若きイギリス人ジャーナリスト。生死の境を潜り抜けた彼を待っていたのは、戦災で家族を失い、荒れ果てた孤児院に暮らす60人の子供たちだった…。この物語は、主人公であるジョージ・ホッグと彼が出会った戦災孤児たちが、激化する日本軍の攻撃と孤児たちの徴兵を逃れるために、孤児院のあった黄石(中国読みでホァンシー)からゴビ砂漠を抜けてシルクロードの先にある安住の地を徒歩で目指したという実話に基づくものです。

まずは、これが実話だということに感嘆するのですが、それにも増して、「ヒューマニティ」ということについて考えさせられる映画でした。戦火の中で、人種も国籍も超えて、何かを守るということ、助け合うということ、そして生き延びるということ。ジョージ・ホッグを演じたのはごひいき俳優のJRMことジョナサン・リース=マイヤーズでしたが、こういう正統派の正義漢もできるんです南京で日本兵に見つかって殺されかける場面での恐怖もリアルでしたが、何より孤児たちに深い愛情を注ぐホッグを丁寧に演じていて、素晴らしかった。デビュー作の印象のせいか、エキセントリックな役が多い俳優さんですが、こういう好漢の役がもっと増えるといいのに、と思います。

なお、この映画は日本では公開されなかったのですが、それってやっぱり冒頭の南京のシーンのせいなんでしょうか…うーん。

3.ワルキューレ

トム・クルーズ主演のこれまた実話もの。こちらは第二次大戦中のドイツでヒトラー暗殺によるクーデターを企てた人々(主に軍人)の物語ですが…

いやー、凄い。あのヒトラー総統一色のドイツで、こんなことを実行に移した人々がいたとは…。上の「チルドレン…」で描かれたヒューマニティにもつながっていくと思うのですが、良心とは、正義とは、勇気とは、そして愛国とは何かを考えさせられる作品です。そして、結果的に彼らの企ては失敗に終わりましたが、成功していたら歴史はどう変わっていたのか、そう考えると失敗がさらに重く感じられもします。しかし、このワルキューレ計画以外にも何度かヒトラー暗殺の試みはあったそうですが、すべて失敗に終わっていることを考えると、ヒトラーという人物の悪運の強さというか、良くも悪くも強運であることは確かに選ばれし者の証なのかという気がしました。

いずれにしても、全編に流れる緊迫した空気が、最後まで見る者の目を捉えて離さない、そんな映画でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

欧州CL 準々決勝1stLeg 1日目のちょっとだけ感想

2009-04-08 21:57:03 | 日々是蹴球
マンU・アーセナル、準々決勝初戦ともにドロー…欧州CL(読売新聞) - goo ニュース

とりあえず、準々決勝第1戦の半分が終わったところで、ほとんど試合見ていないのでニュースで見ただけの感想ですが…

FCポルトやっぱり侮れない
あとはホームでの1戦が残っているにしろ、アウェーでしかもマンU相手に2点取ってのドローとは…盛り上げてくれますね~

自分の予想では彼らが大穴、マンUが本命なんですが、ほんとにどうなるか分からなくなってきましたね予想は外れるけど、ポルトが勝ったら面白いな~


でもって、アーセナルvsビジャレアル。

こちらも結果は1-1でドローということで、次戦に決着が持ち越されましたが、何より、おかえり、セスクでもって、アデバヨル
写真で見ただけですが、アデバヨルのシュート凄そうですね
セスクのアシストだったみたいでこれまた嬉しい

ただ、今回出られなかったファンペルシー、エドゥアルドに加え、試合中にアルムニアとギャラスがケガとは…なんでみんなこんなにケガが多いんでしょう

来週はエミレーツでビジャレアルを迎え撃つのに、なんだか不安もありますが、セスクが何とかしてくれると勝手に信じることにしますがんばって~

さて明朝には残り2試合が行われますが、バルサvsバイエルンの点取り合いもさることながら、やっぱりチェルシーvsリヴァプールプレミア対決の行方が気になるところですね

どっちかというとリヴァプールに勝ってほしい気の方が強いけれど、この間たまたま昔ロンドンで泊まったホテルがスタンフォード・ブリッジのすぐそばだったということを発見して以来、なんとなくチェルシーにも親しみがわいてきたのでちょっと複雑な思いもあります。

ちなみにその当時はサッカーといえばほぼ日本代表にしか興味がなかったので、ほんっとに徒歩1~2分の距離にあったのに、まったくサッカーを見ることなんて考えもせず、スタジアムがあったこと自体全然知らなかった…というのが何とも悔やまれます

それはさておき、第1戦、まずはどちらに軍配が上がるのか…?

答えは明日のお楽しみですね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フィギュアスケート世界選手権 女子シングルの感想

2009-04-02 00:00:57 | 滑走一直線
安藤3位、浅田真は4位=金が世界最高点で優勝-世界フィギュア(時事通信) - goo ニュース

ちょっと間が空いてしまいましたが、続けて女子シングルの感想を。

いやいや、何といっても安藤さん3位おめでとうございます
今回は本人も大満足の滑りだったと思いますが、滑る前からいい表情をしていましたね

特に、FPは素晴らしかった実際、FPではキム・ヨナに次ぐ2位だったそうですが、確かに一番印象に残ったのは他の誰でもない安藤美姫の「オルガン」でしたプログラムの変更は大正解だったと思います。疑いなく今季のベストパフォーマンスでしたね
ほとんどノーミスの演技だったと思いますが、冒頭の3Lz-2Loをはじめ、そのあとの2A-3Tのコンビネーションジャンプなどジャンプも良かっただけでなく、今回はつなぎの部分やステップ、スピンなども丁寧に滑っていて、端正で美しいスケートを見せてくれました。

ちなみに私の勝手な意見ですが、どうも、安藤さんの場合は衣装が地味な時は調子がいいように思うのですどなたの趣味かは知りませんがいつもあんまり衣装の趣味は良くない気がするので…2007年の世界選手権優勝の時も衣装はお母さんの手作りの真紅のシンプルな衣装でしたし、今回の紫がかったブルーの衣装もシックで良かった。とはいえ、昨季の「カルメン」はかなり好きなプログラムではありますが

村主さんは総合8位に終わりましたが、ちょっとSPの方が残念でしたね~。彼女もまだまだ来年に向けてやる気満々ですし、ここはひとつフィギュア界のカズ(?!)を目指して頑張ってほしいものですって冗談にしてはいけませんが、彼女もまだ28歳だとは言え、どんどん若い選手が出てくる、台頭してくる中で、現役の選手として競技を続けるだけでも並大抵の努力では足りないのに、世界で8位なのですから、本当に凄いことです。彼女のバンクーバーへの挑戦が実り多いものであることを祈りたいと思います。

さてさて、何かと毎回話題の優勝争いですが、4大陸選手権に続き、今回もこちらに軍配が上がりました…

ということで、キム・ヨナ選手。初優勝おめでとうございます
ジャンプやスピンのミスがありながらも圧倒的な演技で会場の空気を完全に支配したFP「シェヘラザード」もさることながら、やっぱり個人的にはSP「死の舞踏」がとにかく圧巻のパフォーマンスだったと思います。実際には冒頭の3Fにアテンションがついたようですが、見た目には完全にノーミスでしたし。何よりジャンプ2つ目の3Lzが見事なんですよね。着地した後の流れというか、あの足を付かないでキュッと滑って行くところがカッコよくて好きです。

しかしまあ、この人が「世界最高」得点で優勝したことについてはいろいろなところで喧々諤々の論議が巻き起こったようですが、正直、私はルールや採点には全く詳しくないので細かいことは分からないけれど、今回の世界選手権は全般的に点数が高くなっているというか、ちょっとないほど得点が大盤振る舞いになっているような印象がありました。特に女子はシーズンベストスコアを更新する選手が続出していましたし…まあもちろんそれだけどの選手もベストの演技をしていたということではあるのですが、見ていて異様な気がしたのも事実です。そういう意味では、全体的に採点が何か変だったと言えるかもしれないと思います。

でも、シズニー選手や、サラ・マイアー選手、ゲデバニシヴィリ選手の素晴らしいFPを見ていると、確かに点数をあげたくなる気持ちはわかりますね今シーズンは特に苦しい思いをしていたと思うのですが、それだけにほんと、サラ・マイアー選手の涙はこちらもグッとくるものがありましたですよ。

苦しいといえばコストナー選手。SPの方はさておき、FPは散々でしたが、ずいぶん顔色が悪いような気がしたので、具合が悪かったのかもしれませんね。相変わらず脚も長いしスタイル良くって、成功したジャンプの回転はすごくきれいだったのですが、今年は残念でした。でもまた来年もきっとヨーロッパ勢の代表格としてスピードのあるスタイリッシュなスケートで勝負に挑んでくることでしょう。

そして、2位のロシェット選手と6位のレピスト選手。ロシェット選手はなんか、手堅いというか安定感がありますよね。スケート自体もしなやかさが加わって艶やかな滑りになってきたと思います。来年は地元でオリンピックなだけに、どうしたってメダルを意識しないではいられないでしょう。彼氏もショートトラックの選手だそうですが、2人そろってオリンピック出場ってことになるんでしょうか?それも素敵ですね

ヨーロッパチャンピオンのレピスト選手も今年本当に伸びた選手ですね。この人は北欧系にしては割と雰囲気が日本人ぽいので親しみを感じます。彼女のイメージは、爽やかな風かな。動作の一つ一つがクリーンで端正な滑りのできる人ですね。成績も安定しているし、来年のオリンピックでも最終グループに入ってくる可能性は十分にある選手だと思います。

それにしても、浅田真央ちゃんはどうしてしまったのでしょうか。
4大陸の時も精彩を欠く感じではあったけれど、今回はもうSPを滑る前から全く元気のない顔をしていて、とても心配でした。やっぱり彼女には外からいろんなプレッシャーがかかりすぎているのでしょうか。今の彼女はなんだか萎縮してしまっている気がします。

プログラムの方も、正直、今季は特に今季のFPは難易度が高くて詰め込みすぎな気がして、いつも滑るのに必死で余裕のない感じが気になったのですが、今年は冒険するけど来年はしない、とタラソワコーチは言っていたと思うので、来年は戦略を誤らないようにお願いしたいと思います。

しかし、真央ちゃんて日本で練習しているときは誰かコーチに見てもらっているんでしょうか?今の彼女はジャンプで行き詰っていると思うのですが、ジャンプだけでも国内でどなたかに見てもらったらどうかなあと思います。安藤さんも門奈コーチに見てもらっていましたが、元の先生である山田コーチとかに見てもらえたらいいのではないかと思うのですが。タラソワコーチは確かに偉大なコーチなのでしょうし、引き続きそちらはそちらでお願いすればいいと思うけれど、なんだかタラソワさんオンリーだと、真央ちゃんがロシアに練習拠点を移さない限りはあまりコミュニケーションが取れなくて技術・メンタル面ともによろしくないと思うので…

まあ、外野の素人考えはさておき、表彰台には乗れなくても、4位は決して悪い結果ではありませんし、今はとにかくゆっくり休んで、また「女の子の楽しさがいっぱい詰まった笑顔(ℂ中野翠さん)」を取り戻して、それから来年に向かってほしいと思います。(とはいえ、またすぐ国別対抗ってあるんですよね。あれってどういう基準で選手を選んでいるのでしょう?日本には中野友加里さんや鈴木明子さんをはじめ、有力選手がたくさんいるのだからあえてぐったり疲れている面々を引っ張り出さなくてもいいと思うのですが。)

ほか、5位のフラット選手や、7位のレオノワ選手など若い世代の選手のスケートも見ごたえがありました。レオノワいいよね。世界ジュニアで優勝した時は氷の上でガッツポーズしながらぴょんぴょん飛び跳ねていて嬉しさ爆発状態でしたが、この人は滑っているとき本当に楽しそうでいいです

ということでとうとう2008-2009シーズンも終わりましたが、今季も本当に楽しませてもらったなと思います。来年はいよいよオリンピック。それに向けて今後勢力図はどのように変わってくるのか、今から来シーズンの開幕が待ち遠しいです








コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする