巻末 補説
「初級行法次第」の記述にあったように補説も「絶対的な形式ではない。」と思われる
山蔭神道家第79代故山蔭基央氏の著書「神道の秘密 古神道の思想と行法」春秋社 巻末
心より哀悼の意を表し、敬意を持って引用させていただく
「神道の秘密 古神道の思想と行法」は唯一新品で購入できる山蔭基央氏の著書、購入をおすすめする
補説
禊ぎ
手・股間を洗った後、目・口・顔・耳・胸・左腕・右腕・腹・左足・右足。最後に首筋から背に水を浴び[禊祓詞]奏上。
着座・瞑想静思
神殿またはシンボル(お札(ふだ)など)に向かって正座し、心を静める。
二礼・二拍手・一礼
背筋を丸めないように。額が付くほど深く拝礼する必要はない。体を起こす時はゆっくりと。
「万霊供養文」奏上
祖先や有縁(うえん)の霊の浄化を祈願するものである。
九字護身法(神仙道作法)
「臨・兵・斗・者・皆・陣・烈・在・前(りん・ぴょう・とう・しゃ・かい・じん・れつ・ざい・ぜん)」
と唱えながら、手刀で横・縦・横・縦・・・と九回切る。最後に気合いをこめて切り下ろす。正式には手印を用いる(要直伝)。
祈念
自分の名前を名乗り、祈願する。行動場では「行動願文」「自霊増長祈願文」など奏上する。
大神呪奉唱
前文は章末参照。三十回。正確に発音する(「ア」をはっきりと発音し、「カン」は軽く出す。)自分の奉唱している声を自分の耳に集中して聞き取り、言霊の中に精神を没入させること。手印は直伝とする。
調息(呼吸法)
「止息」「静息」各五回。
五大母音
「ア・オ・ウ・エ・イ」を長くのばして一息で、口を開き腹の底から奉唱する。五回。
鎮魂
初心者は五分程度から始め、次第にのばしていく。直伝手印あり。
五重秘文
吉田神道の秘文による「加持」。詞・手印とも直伝を要する。
瞑目静思、二礼・二拍手・一礼
瞑目静思では、心の底から感謝を捧げる。「ありがとうございます」を繰り返し心に思い、微声で奉で奉上する。
次回に続く
鎮魂法のわかる参考図書
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