ある『物語』の断片

『物語たち』は語り始める。

変わり果てたもの

2007-11-26 11:24:09 | ある『物語』の断片
高架下から
見える月

よく冷えた大気
誰もいない街

今日も
「それ」は
生物を求めて彷う

自らの意志に
関係は無く

感情というものは
とうの昔に捨て去ったもの

ただ、
今日もあの月だけが
哀しげに男を照らしていた

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