月光 2008-04-25 00:39:27 | ある『物語』の断片 ぼくを雲の上まで つれてって あのお月さまに すこしでも近付いて パジャマ姿のままで 照らされたいんだ 体の隅々まで 照らされたいんだ
一歩手前 2008-04-20 23:48:59 | ある『物語』の断片 上向いて絶望するなと 下向いて絶望するなと ただ目の前を ほんの少し前を ただその手を ほんの少し前へと 気が付いたら ここまで来ていたと 近付いてたら 大したことはなかったと 笑い飛ばしてしまう 大人になる前の ほんの少し 不安定な時間を まだほんの少し 望んでいる?
さくら 2008-04-05 23:35:30 | ある『物語』の断片 春の陽光にまみれて 出会いと別れにまみれて 雨に降られるまでは 夢を見せ続けてくれる 春の夜の夢は 喜びとせつなさにまみれて ほんの少しの間だけ 少年の頃に戻すのです