不安は心を駈り立てて
夜の街を走らせる
走っても走っても
迫り来る恐怖
目に見えない恐怖
焦燥
全力で走っているうちに
いつの間にか
街の外れの
こんな遠くまで来ていた
「思い過ごしか」
無駄な時間を
過ごしたものだと
自嘲しながらも
柵の向こうに広がる
水平線の向こうから昇る
よく冴えた朝陽を眺めながら
肩で息を切らしながらも
足を止めなかった自分に
呼吸を止めなかった自分に
それなりの
満足感を覚えていた
夜の街を走らせる
走っても走っても
迫り来る恐怖
目に見えない恐怖
焦燥
全力で走っているうちに
いつの間にか
街の外れの
こんな遠くまで来ていた
「思い過ごしか」
無駄な時間を
過ごしたものだと
自嘲しながらも
柵の向こうに広がる
水平線の向こうから昇る
よく冴えた朝陽を眺めながら
肩で息を切らしながらも
足を止めなかった自分に
呼吸を止めなかった自分に
それなりの
満足感を覚えていた