ガラスにヒビが入り使用者さんが危ないくらいの状態です
交換のご依頼です
まずはガラスを外す準備
セロハンテープを貼って欠けや割れの予備防止を施します
外側にはみ出ている部分はカッターで切り落とし
開閉器を使用して押し出します
今回のガラスはプラスチックパッキンを使用して固定されていました。
ガラスとケースの間にプラスチックパッキンが入っていて、ガラスを押し入れることによりプラスチックパッキンが圧縮されその押し戻そうとする作用で、ガラスが固定化されます。
但しこのプラスチックパッキンは押し込み時に平均的に圧が掛からないと、プラスチックパッキン自体が「捻じれ」「歪み」「変形」が発生しやすく、慎重に扱わないといけません。
代替も見つけるのは難しいことが多いです。
今回は作業中に歪みが発生し既存のプラスチックパッキンが使用出来なくなりました。
そこで、プラスチック風防が使えないか試験的に作業してみました。
プラスチック風防は本来の大きさを縮めてケースに入れ込み、元に戻る作用でケースに留まります。
以前変わった工具で紹介したいと思って作成しました。
このような手順で入れ込みます
プラスチック風防の悪い点は、材質がプラスチックなので、キズが付きやすい、ガラスと比較すると弱い点があります。
良い点としては、付いたキズを磨くことで目立たなくすることが出来る、ガラスと比較すると「温かい」「懐かしい」そんな感じがします。(=私の個人的な感想です)
出来上がりは
雰囲気が伝わってくれるとありがたいです。
今回は実験的にガラスからプラスチック風防へ交換出来ましたが、出来る出来ないはガラス設置部分の形状に拠るところが多いようで、「これは大丈夫」「これは出来ない」などの基準が確立出来ていません。
トライ&エラーを繰り返した、とても難しい作業でした。
ガラス欠けによる不具合発生や風防の様子見期間として数日試運転をさせます