
昨日、民族衣装の記事を書いていて、思い出したのですが…。
若いころ、インドの民族衣装「サリー」にあこがれていました。
いや今でも好きなんですよー、でもねぇ、着て…どするのよ…なんですね。
パーティーにいくってこともないし、着物のように
「じゃヨコハマでもいくか」ってわけに行かないし…。
せめて?ご説明だけでも。
インドというのは、「身分制度(カースト)」が1947年まであった国です。
カーストはヒンドゥー教にまつわる身分制度、
もうなくなった、といってもまだまだ影響も大きいようですね。
インドはオシャカ様の生まれた国だから仏教国、とおもわれがちですが…
という話をよく聞きますが、実際インドはヒンドゥー教が盛んです。
なにかあったら「なんまんだぶ」と、手を合わせる日本からしたら、
ええーっということですが、インドにおいては「仏教」は新興宗教であり、
異端であったわけで、一時力をもったものの、結局は追いやられ、
生国のインドではなく、遠く別のアジアの国で、仏教は花開いたわけです。
かつての日本にも身分制度はありましたが、
こういった宗教によっての制度ではなかった分、後年は抜け道もあり、
また撤廃後も比較的引きずらずに消えてゆきました。
いまやみょーちきりんな「差別」が生まれてますけどねぇ…。
ま、インドのお国事情のお話はこっちへおいといて、サリーのお話。
たとえば「未婚者と既婚者」の着るものの違いとか、あるんですね。
上のイラスト、むかって左はサリー、右はサルワール・カミューズ、
土地によっては「パンジャビ」というところもあるようです。
サルワールは、チュニックのような上着とパンツ、
それに「ドゥバタ」と呼ばれるスカーフでワンセットです。
サリーは既婚者、サルワールは未婚者、というのが原則のようですが、
インドも広い国ですから、ネットで見ても「もうサリーを着られない人もいる」
なんて書いてあったり、パーティーのときなどはこれを着てアタリマエ、
なんて書いてあったり…、どこのお国も似たような事情があるみたい?
とりあえず、どうやら「原則」ってことで、未婚既婚にかかわらず、
いろいろ地方地域で、変化もあるようです。
ただ、昨日のお話でも書きましたが未婚だの既婚だの、
そういうことについては、いろいろ変化があっても、
着物においてのしきたりのような「これだけはかわらない」
というものは、ちゃんと残っています。
たとえば、上の「サルワール」の時にするスカーフ「ドゥバタ」は、
必ず胸にかかるようにつけるのだそうです。そしてこれは必須の品。
上のイラストのようにかけたり、長いものを首に巻いて、
両方のはしを、胸の前でひろげて垂らしたりするのだそうですが、
これは「女性の胸」を隠すためのもの、なんですね。
どこぞの国の「なんたら姉妹」のように、ことさら半分飛び出したように
胸を見せつけているドレスなんかきたら、はしたない・いやらしい・下品…、
と、そういうことになってしまうわけで…
いや、日本人のあたしが見てもそー思いますけどね。
とにかく「胸の形をあらわにしない」ということで、必ずするのだそうです。
またサリーの着方にもいろいろあって、
イラストはもっともオーソドックスといわれている「ウルター」という着方。
後ろからアタマにかぶるやり方は「シダー」といわれるそうです。
サリーを着るにはまず必ず、バストの下までの「チョリ」という、
半そでのシャツを着ます。もちろん「オシャレ用」はシャツといえども、
光る素材や鮮やかな色を使います。
下はペチコートですが、タダの下着ではなく、
このウエスト部分にサリーを挟み込んでいきますから、
ぶよぶよ伸びるゴム入りではダメなわけです。
着方については、またたいへんなので、リクエストでもありましたら、
またせっせと絵でも描きましょう。
とんぼー、サリーの話なんか、かんけーないじゃん…、
はぁすみません、ただもー、アタシが好きだっつーだけの話なんです。
子供のころにインド民話の「ラーマーヤナ」を読んだりしまして、
エキゾチックなインドに、どこかアコガレがありました。
15年位前にかった写真集です。「夢か、マハラジャ」
表紙は男性ばっかしで…。でもホンモノのマハラジャ一族です。

マハラジャというのは、日本でいえば「藩主様」、
正確には「マハ」が「大」「ラジャ」が「藩主」だそうです。
もちろん、今では表向き身分制度がなくなって
「マハラジャ」という身分はさまざまな特権を剥奪されましたが、
その地に暮らす人々にとっては、今でも「王様」なんですね。
莫大な富を有してはいますが、今は藩主領主である前に「事業主」として、
それを維持しなければなりません。昔とは違う苦労があるのですね。
この写真集には、マハラジャの過去現在が書かれています。
私は別に歴史を知りたくて買ったわけではないのですが、
「夢か、マハラジャ」という題名が、なんとピッタリなのだろうと思いました。
中に出てくる女性たちの、つまりはお妃や姫君ですが、
なんと美しいこと、サリーのあでやかなこと、まさに夢の世界、です。
見事な建築や調度品にも眼を奪われます。
日本においても、宮中や城内において、女性はきらびやかな衣装を身にまとい、
やがてそれは、庶民の中にも色や形が広まっていきました。
インドの国でも、同じようなことがあったのでしょうね。
歴史というものは、おもしろいものです。
若いころ、インドの民族衣装「サリー」にあこがれていました。
いや今でも好きなんですよー、でもねぇ、着て…どするのよ…なんですね。
パーティーにいくってこともないし、着物のように
「じゃヨコハマでもいくか」ってわけに行かないし…。
せめて?ご説明だけでも。
インドというのは、「身分制度(カースト)」が1947年まであった国です。
カーストはヒンドゥー教にまつわる身分制度、
もうなくなった、といってもまだまだ影響も大きいようですね。
インドはオシャカ様の生まれた国だから仏教国、とおもわれがちですが…
という話をよく聞きますが、実際インドはヒンドゥー教が盛んです。
なにかあったら「なんまんだぶ」と、手を合わせる日本からしたら、
ええーっということですが、インドにおいては「仏教」は新興宗教であり、
異端であったわけで、一時力をもったものの、結局は追いやられ、
生国のインドではなく、遠く別のアジアの国で、仏教は花開いたわけです。
かつての日本にも身分制度はありましたが、
こういった宗教によっての制度ではなかった分、後年は抜け道もあり、
また撤廃後も比較的引きずらずに消えてゆきました。
いまやみょーちきりんな「差別」が生まれてますけどねぇ…。
ま、インドのお国事情のお話はこっちへおいといて、サリーのお話。
たとえば「未婚者と既婚者」の着るものの違いとか、あるんですね。
上のイラスト、むかって左はサリー、右はサルワール・カミューズ、
土地によっては「パンジャビ」というところもあるようです。
サルワールは、チュニックのような上着とパンツ、
それに「ドゥバタ」と呼ばれるスカーフでワンセットです。
サリーは既婚者、サルワールは未婚者、というのが原則のようですが、
インドも広い国ですから、ネットで見ても「もうサリーを着られない人もいる」
なんて書いてあったり、パーティーのときなどはこれを着てアタリマエ、
なんて書いてあったり…、どこのお国も似たような事情があるみたい?
とりあえず、どうやら「原則」ってことで、未婚既婚にかかわらず、
いろいろ地方地域で、変化もあるようです。
ただ、昨日のお話でも書きましたが未婚だの既婚だの、
そういうことについては、いろいろ変化があっても、
着物においてのしきたりのような「これだけはかわらない」
というものは、ちゃんと残っています。
たとえば、上の「サルワール」の時にするスカーフ「ドゥバタ」は、
必ず胸にかかるようにつけるのだそうです。そしてこれは必須の品。
上のイラストのようにかけたり、長いものを首に巻いて、
両方のはしを、胸の前でひろげて垂らしたりするのだそうですが、
これは「女性の胸」を隠すためのもの、なんですね。
どこぞの国の「なんたら姉妹」のように、ことさら半分飛び出したように
胸を見せつけているドレスなんかきたら、はしたない・いやらしい・下品…、
と、そういうことになってしまうわけで…
いや、日本人のあたしが見てもそー思いますけどね。
とにかく「胸の形をあらわにしない」ということで、必ずするのだそうです。
またサリーの着方にもいろいろあって、
イラストはもっともオーソドックスといわれている「ウルター」という着方。
後ろからアタマにかぶるやり方は「シダー」といわれるそうです。
サリーを着るにはまず必ず、バストの下までの「チョリ」という、
半そでのシャツを着ます。もちろん「オシャレ用」はシャツといえども、
光る素材や鮮やかな色を使います。
下はペチコートですが、タダの下着ではなく、
このウエスト部分にサリーを挟み込んでいきますから、
ぶよぶよ伸びるゴム入りではダメなわけです。
着方については、またたいへんなので、リクエストでもありましたら、
またせっせと絵でも描きましょう。
とんぼー、サリーの話なんか、かんけーないじゃん…、
はぁすみません、ただもー、アタシが好きだっつーだけの話なんです。
子供のころにインド民話の「ラーマーヤナ」を読んだりしまして、
エキゾチックなインドに、どこかアコガレがありました。
15年位前にかった写真集です。「夢か、マハラジャ」
表紙は男性ばっかしで…。でもホンモノのマハラジャ一族です。

マハラジャというのは、日本でいえば「藩主様」、
正確には「マハ」が「大」「ラジャ」が「藩主」だそうです。
もちろん、今では表向き身分制度がなくなって
「マハラジャ」という身分はさまざまな特権を剥奪されましたが、
その地に暮らす人々にとっては、今でも「王様」なんですね。
莫大な富を有してはいますが、今は藩主領主である前に「事業主」として、
それを維持しなければなりません。昔とは違う苦労があるのですね。
この写真集には、マハラジャの過去現在が書かれています。
私は別に歴史を知りたくて買ったわけではないのですが、
「夢か、マハラジャ」という題名が、なんとピッタリなのだろうと思いました。
中に出てくる女性たちの、つまりはお妃や姫君ですが、
なんと美しいこと、サリーのあでやかなこと、まさに夢の世界、です。
見事な建築や調度品にも眼を奪われます。
日本においても、宮中や城内において、女性はきらびやかな衣装を身にまとい、
やがてそれは、庶民の中にも色や形が広まっていきました。
インドの国でも、同じようなことがあったのでしょうね。
歴史というものは、おもしろいものです。
他の国の民族衣装はあまり知りませんが、
民族衣装というだけあって、どれも素適で
一度着てみたかったなぁと思います。
左のイラストのサリーは一番よく目に
しますね。相変わらずお上手ですね。
…実は私…成人式と大学の卒業式にサリーを着た・・んです…
小学生の時、「社会科資料集」のデリーの風景を見て「な・・なんでこんなにきれいな人ばっかり~?!」と衝撃を受け、そのまま大きくなって…。
パンジャビも着ましたが、ド派手な緑地に金糸の刺繍のスカーフを、娘の兵児帯代わりにしているという有様…。
因みにバリのロウケツ染めやフローレスの絣なども着物生活に役立っています…。みんな、海でつながってた!!って感じですね
披露宴で着たのがチョゴリでした。
旦那さんの親族の方も皆チョゴリを着ていて
とてもキレイでした。
着物の方が多人数でいるのも とても雰囲気のある風景ですが、チョゴリを着た方の集団もまた格別に雰囲気があり、またキレイでした♪
15年前、三宮に住んでた頃にパンジャビスーツ着てました^^
サイズを測って主人がインドで作ってきたんですけど
肩の辺りがきっちりサイズで見た目ほどにラクじゃないんですよね~
ちょうどとんぼさんの絵のような黄色で・・・
誰かに差し上げたような記憶が・・・
置いとけばよかったなぁ^^
いつもイラストほめていただいて、
うれしいです。
民族衣装って、なんか魅力ありますね。
外国のヒトから着物を見たら、
やっぱりステキだ、一度着てみたいって
思われたいですねぇ。
人形屋様
ヨーロッパと違って、東洋系は男尊女卑だし、
仏教とか儒学とか、そういうものの
影響がつよいのでしょうね。
ゆん様
おぉー、写真アップアップ!
インドってほんとに彫りが深くて、
美人が多いですよねぇ。
海でつながってる、ほんとですねぇ。
陸でもつながって、そのたまり場所が日本?
はるうめ様
チマ・チョゴリも、あのひろがったスカートが
優雅ですよね。それにけっこう
ハっキリした色とか取り合わせでしょう?
たくさん集まったら、ほんとに華やかですね。
結婚衣装とか結婚式って、無関係でも
みていたいですー。
もなか様
私もサリーはムリでも「パンジャビ」なら、
なんとかなるかな、なんて思っているんです。肩のあたりを緩やかにして、でっぱった
おなかをしっかり隠す広がりと長さで??
さみしいなぁもぉ…。
「世界の民族衣装展」と言う催事をしたことが有ります。
10カ国ぐらいの民族衣装を借りてきて、日本の衣装と対比しました。
その時に、好きな衣装を着てテレカを作るサービスをしましたが。
何故か?サリーがダントツに多かったです!
年配の和顔?に派手なサリーを着たテレカに、結構大受けで楽しい企画でした!!!
ひょっとして!?とんぼさんなら・・・現地人も真っ青なぐらい溶け込むかも???
楽しい企画でしたねぇ!
私もサリーか、チロル地方でしたっけ、
ああいうの、着てみたいです。
私はきっと「イヌイット」向き…。
ありました?そーゆー衣装。