
男物の大島です。相当着込んでいるようで、うすーーーくなっています。
なんたって下が見える…紗じゃないんですよー。

男物の古い大島って、どれを見てもおんなじようにみえちゃうんですが、
よぉく見ると微妙に違うんですね。
羽織がよく残っているんですが、たいがいは「羽裏が良くて売られてる」もので、
表はおおむね「だめじゃん」状態です。
それにしてもよく着込まれているものが多いのは、
やはり本物は丈夫ってことなのでしょうね。
確かに袖口とか、袂の角などは擦り切れたり汚れたりしているのですが、
まんなか部分なんかは、これだけ薄くなっていても、
まだブラウスとかならいけるんじゃないか…なんて思います。
このての柄は、紬のパッチワークによく使われますので、
部分でカット売りにしますが、着物で身頃部分がよく残っているものがあれば、
大島の半幅なんてのもいいでしょうねぇ。
今日張ったものは、縫い目もこんなで、伸子を打つのもひやひやでした。
でもいい柄でしょ。

今日はヤフオクに出すちりめんのはぎれを撮影したりしていましたが、
布を触っていると「着物だったとき、羽織だったとき」のことを思います。
特に一番のお気に入りをだすことにしたんですが、
どんな女の子が着せてもらったんだろうと、思わず見入ってしまいます。
以前にも出しましたこちらです。

この写真をだすとき、いつも残念に思うのですが、
あまりにも鮮やかで、高画像で出そうとすると重くなっちゃうんです。
ほんとは濁りのない、実に鮮やかな色柄なんですよ。
これは子供の着物ですが、ここまで華やかでなくても、
こんな感じのいかにも「女の子」という着物が何枚かあります。
今はどうしてこういうのがないのだろうと、いつも思います。
着物は究極のエコを、ずっとずっとず~~~っと昔からやってきました。
これからも、こんなはぎれになってもなにかしらにお役に立って、
また新しい命をふきこんでもらって、がんばってほしいなぁと思いながら、
測ったりたたんだりしています。
***
今日は「阪神淡路大震災」の起こった日、もう14年も経つのですね。
私はまだ船橋に住んでいました。テレビをつけたら
まだ詳しいことが何もわからず、司会者が
「関西の方で大きな地震があったようなんですが」と…
そして映し出されたのがヘリからの映像で、あの倒れた高速道路でした。
幸いにも、大阪・神戸のシンセキや友人は、みな無事でした。
連絡が全て取れるまで、本当に落ち着きませんでした。
喉元過ぎれば、で、ついつい忘れてしまいがちですが、
地震列島日本に住んでいて、絶対安全はありえないんですよね。
町内会でも緊急のときのためにと、家庭の状況などの調書が回ってきました。
何をやるのも「個人情報」とかなんとか、いろいろと大変なんだそうです。
隣のうちの戸棚の中までわかるような、昔風の付き合いはありません。
そういうご時世だからこそ、何かあったら、が怖いです。
備え…と思いつつ、まだカンペキにはほど遠い我が家です。
なんたって下が見える…紗じゃないんですよー。

男物の古い大島って、どれを見てもおんなじようにみえちゃうんですが、
よぉく見ると微妙に違うんですね。
羽織がよく残っているんですが、たいがいは「羽裏が良くて売られてる」もので、
表はおおむね「だめじゃん」状態です。
それにしてもよく着込まれているものが多いのは、
やはり本物は丈夫ってことなのでしょうね。
確かに袖口とか、袂の角などは擦り切れたり汚れたりしているのですが、
まんなか部分なんかは、これだけ薄くなっていても、
まだブラウスとかならいけるんじゃないか…なんて思います。
このての柄は、紬のパッチワークによく使われますので、
部分でカット売りにしますが、着物で身頃部分がよく残っているものがあれば、
大島の半幅なんてのもいいでしょうねぇ。
今日張ったものは、縫い目もこんなで、伸子を打つのもひやひやでした。
でもいい柄でしょ。

今日はヤフオクに出すちりめんのはぎれを撮影したりしていましたが、
布を触っていると「着物だったとき、羽織だったとき」のことを思います。
特に一番のお気に入りをだすことにしたんですが、
どんな女の子が着せてもらったんだろうと、思わず見入ってしまいます。
以前にも出しましたこちらです。

この写真をだすとき、いつも残念に思うのですが、
あまりにも鮮やかで、高画像で出そうとすると重くなっちゃうんです。
ほんとは濁りのない、実に鮮やかな色柄なんですよ。
これは子供の着物ですが、ここまで華やかでなくても、
こんな感じのいかにも「女の子」という着物が何枚かあります。
今はどうしてこういうのがないのだろうと、いつも思います。
着物は究極のエコを、ずっとずっとず~~~っと昔からやってきました。
これからも、こんなはぎれになってもなにかしらにお役に立って、
また新しい命をふきこんでもらって、がんばってほしいなぁと思いながら、
測ったりたたんだりしています。
***
今日は「阪神淡路大震災」の起こった日、もう14年も経つのですね。
私はまだ船橋に住んでいました。テレビをつけたら
まだ詳しいことが何もわからず、司会者が
「関西の方で大きな地震があったようなんですが」と…
そして映し出されたのがヘリからの映像で、あの倒れた高速道路でした。
幸いにも、大阪・神戸のシンセキや友人は、みな無事でした。
連絡が全て取れるまで、本当に落ち着きませんでした。
喉元過ぎれば、で、ついつい忘れてしまいがちですが、
地震列島日本に住んでいて、絶対安全はありえないんですよね。
町内会でも緊急のときのためにと、家庭の状況などの調書が回ってきました。
何をやるのも「個人情報」とかなんとか、いろいろと大変なんだそうです。
隣のうちの戸棚の中までわかるような、昔風の付き合いはありません。
そういうご時世だからこそ、何かあったら、が怖いです。
備え…と思いつつ、まだカンペキにはほど遠い我が家です。
着物の色柄とっても豪華で可愛いですね。
今でもそうですが、絹物は早々買えない
時代何度も仕立て直して着ていたのでしょうね。紬類は水に通す度柔らかくて着易くなると
いいますから、また何かに生まれ変わると
いいですね。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末に母の木綿の着物で暖簾とクッションを作りました。
着物を着るようになってから、この木綿着物を普段に何度か着ましたが、何しろ丈が短いので着方に工夫がいるのでだんだん面倒になり(笑)かといって例のもったいない根性が出て、何とかならないかとひたすら眺めていました。
お正月を前に思い切って長暖簾にしましたら、元日にやってきた従姉妹夫婦がとても懐かしがってくれました。
暖簾の下を日に何度も通り抜けるのはなんだかそのたびに懐かしい香りが身体の中を吹き抜けるようで、これはとても良かったと思いました。
柿渋を使った型紙は使わなくても経年劣化があります。
もちろん使えば使う程劣化。
型染めは劣化する型紙を絵刷りして作り直してきたから存続しています。
しかし型染め屋さんも激減する仕事量に追随出来ず、コストを掛ける事は厳禁。
そして、昔ながらの型友禅は消滅の道をまっしぐらに。
かくして、型染め風に見える染はインクジェットでしか残らないのかも。
男の子の着物は、いくら「勇壮」とか
「かわいい」とか言っても、やっぱり
女の子の着物には勝てませんねぇ。
この紬も、もうほんとにしなしなですが、
手触りは抜群です。
何かに使われるといいですねぇ。
こちらこそよろしくお願い致します。
のれんとクッション、トータルファッションで
ステキですね。新しい生地を使うより、
何か思いいれのあるものを使うと、
愛着もまたひとしおですよね。
大切にお使い下さい。
柿渋の型がつくれなければ、
最大限ゆずってプラでもいいから?
職人さんに染めてほしいなぁと思います。
それじゃいいものはできないでしょうけれど、
手で染める、ということは
なくなってほしくないです。
どんどん大切なものがきえてゆく…。
ほんとになんとかなりませんかねぇ。