
写真は、私の手持ちの小紋です。
最近、よそ様のブログや皆様からのコメントから、「お題」をいただくことが
ほんとに多くなってまして…ネタ切れというわけではないのですが、すみません。
今回は、たまたまテレビに写った「着物びとさま」が、
ちょっと時代もの?という柄の大きい小紋を着ておいででして…。
それで、そういえば最近の小紋ってジミだよなぁ…と思っていたのです。
そのあと「染工房 遊」様のブログ、1月17日の記事を拝見して、
このごろの小紋って、ほんと「小」紋だなぁと、改めて思った次第です。
お若い方のジミ着物については、何回か書いておりますが、
それはそれでまた好みのこと、もっとハデなのを着なさいなんぞと、
ヤボなことは申しませんが、逆にわりと普通の小紋をお召しのかた、
よく似合うけど、なんとなく物足りない…あれは「無難」というのでしょうか。
そういえば…と、ショップを覗いても、はっきり分かれていて、
ジミ目はどちらかというと細かくて無地感覚、そして大柄だと今度は、
いぶさんろーらん(カタカナで書けっての)のスカーフのような、
豪華絢爛の、花飛び・蝶飛び・扇子飛び…。
ん~そうじゃなくて、スッキリ大柄、にトライしてほしいのですよ。
地の広いところに、大きめ柄がポーンポンと…。
そういう着物って、色が赤い目(真っ赤という意味ではなくハデメのこと)だと、
これはもう若いヒトしか着られません。
中年以降はせいぜい明るい黄色系とかピンクならサーモン、ローズ系。
そのかわり、柄とその色で年代は広がりはしますけれど、
年をとってからの「大柄小紋」は、その人のイメージが重要になってきます。
私は、実は大柄小紋、嫌いじゃないのです。
ところが、カオのイメージとか、最近は体型も…それで、
かわいい系は、娘の借り物になってしまう…ですから、色目もですが、
柄の形を気にします。写真の小紋は、柄が「色紙」、つまり四角だったから、
着てみようという気になりました。これが「丸紋」だったら着ませんね。
「共食い風」になっちまいますから…。その次に色、ですね。
写真の小紋は実物はこちらです。

かなり大きな柄です。これを「どぉ?こんなの着てみない?」と
勧めてくれたのは、いつもの先生と呼んでいるほうの呉服屋さんです。
その時私は40代後半ごろ。反物だとまたイメージが違いますから
じーーっと眺めて「締めの色を間違わなければ、私でもいける?」
「いける」「…あと5年は海老茶、ツギの5年が抹茶でそのあとは
グレー中心のモノトーンでOK?」「いいでしょう」、とこれで決まりました。
その後、そのまんまで着ていない…ので、八掛は最初の海老茶のままです。
締めの色、というのは、こんなふうにいろんな色があって、
しかも柄が大きいときに、全体をきゅっとまとめて締める色のこと、です。
帯とか小物とか八掛とか、柄に負けないアクセント・カラーを使うわけです。
そうなると、あまり着物自体の柄が、大きくてハデだとかはありません。
最初から「ハデ」なのですから、その時点で、自分に似合うかどうかです。
ジミでもハデでも賑やかでも清楚でも、似合わないものは似合わないのです。
結局、この着物には同じ海老茶系の帯にからし色系の小物、と決めましたが、
はっはっは、決めただけじゃ…実行しとらん。
いよいよ着るかと思いましたが、既に15年近く過ぎているぅ…、
最初の予定では既に「抹茶ゾーン」ですがな。
実際写真を撮るのにちょっと羽織ってみましたが、
八掛の色が、かなりくどく感じられます。やっぱりお取替えですかねぇ。
もうひとつ、こちらは去年の桜の時期にだしたもの。

上の着物と比べて、柄が少し少ないのと色目が少ないのとで、
もう少し気負わずに着られます。去年の桜着物の時期は、
バサマの圧迫骨折の余波で、桜どころじゃありませんでしたねぇ。
今年は着たいなぁと思っています。
同じ大きな柄でも、色遣いでずいぶん印象が違います。
しかも同じグレー系の地なんですけどね。
こちらは、柄も色遣いも甘さがあるので、締めの色も淡くします。
八掛は表にでしゃばらない同系色。
細かい柄の小紋の楽しみは「融通が利く」という楽しみです。
帯や小物をいろいろとお取替えして、いろんなイメージを作り出す…。
それはそれでまた楽しいのです。
対して、柄の大きい小紋は「限定条件」がいろいろ出てきます。
そこをかいくぐって、どうしたら自己主張したがる色と柄を、
きっちり言うこと聞かせられるかな、という楽しみです。
ちょっと昔の着物は、こんなの着てたのかと思うような、
大きな柄のものが多いです。もちろん、時代も変わっていますから、
なにもかも昔がいいわけではありませんが、
ただ、大柄、古い、ハデ…と思い込まないで、
ちょっと大きな柄の小紋、トライしてみてほしいと思います。
特に「中年以降のかた」、がんばりまっしょ。
最近、よそ様のブログや皆様からのコメントから、「お題」をいただくことが
ほんとに多くなってまして…ネタ切れというわけではないのですが、すみません。
今回は、たまたまテレビに写った「着物びとさま」が、
ちょっと時代もの?という柄の大きい小紋を着ておいででして…。
それで、そういえば最近の小紋ってジミだよなぁ…と思っていたのです。
そのあと「染工房 遊」様のブログ、1月17日の記事を拝見して、
このごろの小紋って、ほんと「小」紋だなぁと、改めて思った次第です。
お若い方のジミ着物については、何回か書いておりますが、
それはそれでまた好みのこと、もっとハデなのを着なさいなんぞと、
ヤボなことは申しませんが、逆にわりと普通の小紋をお召しのかた、
よく似合うけど、なんとなく物足りない…あれは「無難」というのでしょうか。
そういえば…と、ショップを覗いても、はっきり分かれていて、
ジミ目はどちらかというと細かくて無地感覚、そして大柄だと今度は、
いぶさんろーらん(カタカナで書けっての)のスカーフのような、
豪華絢爛の、花飛び・蝶飛び・扇子飛び…。
ん~そうじゃなくて、スッキリ大柄、にトライしてほしいのですよ。
地の広いところに、大きめ柄がポーンポンと…。
そういう着物って、色が赤い目(真っ赤という意味ではなくハデメのこと)だと、
これはもう若いヒトしか着られません。
中年以降はせいぜい明るい黄色系とかピンクならサーモン、ローズ系。
そのかわり、柄とその色で年代は広がりはしますけれど、
年をとってからの「大柄小紋」は、その人のイメージが重要になってきます。
私は、実は大柄小紋、嫌いじゃないのです。
ところが、カオのイメージとか、最近は体型も…それで、
かわいい系は、娘の借り物になってしまう…ですから、色目もですが、
柄の形を気にします。写真の小紋は、柄が「色紙」、つまり四角だったから、
着てみようという気になりました。これが「丸紋」だったら着ませんね。
「共食い風」になっちまいますから…。その次に色、ですね。
写真の小紋は実物はこちらです。

かなり大きな柄です。これを「どぉ?こんなの着てみない?」と
勧めてくれたのは、いつもの先生と呼んでいるほうの呉服屋さんです。
その時私は40代後半ごろ。反物だとまたイメージが違いますから
じーーっと眺めて「締めの色を間違わなければ、私でもいける?」
「いける」「…あと5年は海老茶、ツギの5年が抹茶でそのあとは
グレー中心のモノトーンでOK?」「いいでしょう」、とこれで決まりました。
その後、そのまんまで着ていない…ので、八掛は最初の海老茶のままです。
締めの色、というのは、こんなふうにいろんな色があって、
しかも柄が大きいときに、全体をきゅっとまとめて締める色のこと、です。
帯とか小物とか八掛とか、柄に負けないアクセント・カラーを使うわけです。
そうなると、あまり着物自体の柄が、大きくてハデだとかはありません。
最初から「ハデ」なのですから、その時点で、自分に似合うかどうかです。
ジミでもハデでも賑やかでも清楚でも、似合わないものは似合わないのです。
結局、この着物には同じ海老茶系の帯にからし色系の小物、と決めましたが、
はっはっは、決めただけじゃ…実行しとらん。
いよいよ着るかと思いましたが、既に15年近く過ぎているぅ…、
最初の予定では既に「抹茶ゾーン」ですがな。
実際写真を撮るのにちょっと羽織ってみましたが、
八掛の色が、かなりくどく感じられます。やっぱりお取替えですかねぇ。
もうひとつ、こちらは去年の桜の時期にだしたもの。

上の着物と比べて、柄が少し少ないのと色目が少ないのとで、
もう少し気負わずに着られます。去年の桜着物の時期は、
バサマの圧迫骨折の余波で、桜どころじゃありませんでしたねぇ。
今年は着たいなぁと思っています。
同じ大きな柄でも、色遣いでずいぶん印象が違います。
しかも同じグレー系の地なんですけどね。
こちらは、柄も色遣いも甘さがあるので、締めの色も淡くします。
八掛は表にでしゃばらない同系色。
細かい柄の小紋の楽しみは「融通が利く」という楽しみです。
帯や小物をいろいろとお取替えして、いろんなイメージを作り出す…。
それはそれでまた楽しいのです。
対して、柄の大きい小紋は「限定条件」がいろいろ出てきます。
そこをかいくぐって、どうしたら自己主張したがる色と柄を、
きっちり言うこと聞かせられるかな、という楽しみです。
ちょっと昔の着物は、こんなの着てたのかと思うような、
大きな柄のものが多いです。もちろん、時代も変わっていますから、
なにもかも昔がいいわけではありませんが、
ただ、大柄、古い、ハデ…と思い込まないで、
ちょっと大きな柄の小紋、トライしてみてほしいと思います。
特に「中年以降のかた」、がんばりまっしょ。
実は、20年ほど前に買ったサーモンピンク地に白い大振りな花の散っている御召を、もう一度着ようか若い友人に譲ろうかと迷っておりまして・・・。
中年と一言で言っても少々範囲が広うございますね。
結局は、今の自分の雰囲気に合うかどうかということでしょうか。
「ジミでもハデでも賑やかでも清楚でも、似合わないものは似合わないのです。」というのは至言だなあと思いました。
大きな柄の着物作っていません。
小さな柄の小紋は遠目では本当に地味な
感じに見えますが、自己主張する大きな
柄を着こなすのもいいですね。
先日の新年会に私と年齢の変らない先生が
若い時の着物だとおっしゃって、ワイン系の
色に大きめの絞りのお花の付け下げを着て
おられましたが、帯を地味めな色にされて
素敵でした。
はずかしながら、いわゆる小さな模様の小紋が似合わないんです。かといって、あまり大きいのは着回しに限界ありそうに
感じていたので、これは大きいけど使えますね。
桜の柄はこれからいいですね~^^素敵です。
サーモンにもよりけりですがぁ~。
でも少しオレンジっぽいのなんかは、
結構着られるものですよ。
花の色はなくなってしまいますが、
染め替えって手もありますよ。
洋服でもそうですが、
似合うか似合わないかって、難しいですね。
着物のジミハデって、洋服と違うので、
コツをつかむのは難しいですね。
私も、若いころの着物は、そんなに大柄が
ないんです。「この子にゃムリ」という
親の心ですかねぇ。
陽花様は、結構大柄小紋が
お似合いじゃないかと、推測しております。
なんといいますか、うまくいえないんですけど
さらりと柄を従わせるだけのチカラを
お持ちじゃないかと…。
私の場合は「ねじ伏せる」です。
色数を抑えて自己主張をあまりしない柄、
たとえばやさしい雪輪とか、花丸紋にすると
着回しもラクだと思いますよ。
上の「ごちゃごちゃ色紙」は、
ちっとなだめるのに苦労します。
「背が低い人は大柄は似合わない」
と言われて以来、避けてます。
振袖の授業の時に
正面の柄が全部でなかったことがあり(おはりょりに隠れて)
やはり大柄はムリかと納得し
大柄はすべて視野の外へ。
でも小紋の大柄だったら別にいいのか、と納得しました。
義母からいただいたお気に入り銘仙は、小紋の大柄です。
「きものを着た!!」って感じがして大好きです。
「おはしょり」です。
すみません・・・。
私も小さいので、振袖のとき大柄は
着られませんでした。
モデルさんなんか着てるとねぇ、
バランスいいんだけど、ムリな話…。
小紋はだいじょうぶですからね、
どんどん着てくださいね。
誤字、マチガイは私のオハコです。
ここのブログは訂正ができないので
そのまんまですが、気にしないで下さい。
似合うと思いますがね。
下の方の着物なら絶対間違いなく似合います。
上の方は自信がありませんが。
深い臙脂色の帯なら似合うかも。
着物が好きと思う人は大柄が似合う顔になるのではと思う事があります。
優しそうな顔立ちの人が個性的な着物を着ると内から別な個性がにじみ出てくるのではないでしょうか。
顔が着物に負けない表情を作り出すのかも。