してやったり・・というべきか、なんじゃこりゃ・・というべきか。
なんとこれ「女性の襦袢だったらしい」・・というのです。
三味や太鼓の音まで聞こえてきそうですね。
芸者さんのほかにもズラリと並んだちょうちんと雪洞、
思わずいろいろ数えたくなりました。
こういう図は「殿方」の「一度はやってみたいユメ???」
もし、本当に女性の襦袢だったとしたら、
「こんなユメなんぞ描いてハナの下伸ばしてるオトコ共よ、
表には出られない定めの襦袢にして、お尻の下にしいてやる」だったりしてー。
それとも、好きなひとに「こんなことしちゃいやぁよ」とさりげなくさしたクギ?
おんなってこわい~~、ってとんぼも一応女やがな・・。
なんてなことを言っておりますが、これは「芸者総あげ」の柄かもしれないし、
なんか京都の「都をどり」を連想する図柄とも思えます。
まぁ「障子に写った影」というところでは、やっぱり・・ですけれど。
ここから先は、皆様のご想像に任せます。
それにしても、いろいろ思いめぐらせたくなるハギレではありますね。
さて、芸者総上げ・・では、これ以上話題も続きませんので、
ちょっとコメントにでていた「補正」について・・・。
以前に「和装と洋装」では、何かと逆だ・・と書いたことがあります。
その作りとか・・その中でボディメイクのお話もしたのですが、
洋装の場合は、「ボン・キュッ・ボン」が理想。
それに近づけるべく「寄せて寄せてあげて」・・などと苦労するわけで、
トンボのように、寄せる起伏が元からないという「関東平野」状態の場合は
フェイクを使う・・という手段など・・。
とにかく、「胸ー腰ーお尻」と、メリハリボディが理想です。
着物はまったく逆で、できるだけずん胴、ずん胴というより、
首から下は筒状態に近い方がいいわけです。
先日出ていました「ハト胸」というのは、首の下の並んだ二つの骨、
その下が盛り上がった状態の胸を言います。ハト胸という言葉通り、
ハトの姿のように、首からすぐ下が膨らんでいるわけですね。
これを「その下についているモノ」が大きい場合も含めて、豊かな胸のことを
言うようになってしまったので、ややこしいことになってしまったわけですが、
本当のハト胸とロート(漏斗)胸は「医学的に指摘を受ける」体型です。
あまり状態がひどい場合は手術も必要とするくらいです。
肋骨切ったりします・・。こわっ!
とりあえず「病的ではない」骨格の特徴でのお話・・でいうと、
ハト胸、つまり首の下から少し膨らんでいるというのは、
着物の衿元、V字のあたりがふっくらとしてきれいなラインになります、
その下のもの、つまり「バストそのもの」は、着物に関していえば、
あまりないほうがいい・・んですね。あまり豊か過ぎると、
モノが帯の上からはみ出るといいますか、たれるといいますか、
緩んでいるわけではないのに、なんとなくデレーッと見えてしまいます。
逆に、モノがないと、その上はきれいに張ってもその下がない分、
脇あたりに余計なシワが出たりします。
骨格的に「ハト胸」ではないのに「モノ」が大きいヒトというのは、
ブラをしないと、帯でとまって着物で抑える分、上に持ち上がり、
首のすぐ下の部分とモノとの間に「段」がつくわけです。
洋装のブラでも和装のブラでも、要は目的に合わせればいいわけです。
洋装なら「ボン!」に、和装なら「丘」に・・・。
和装の場合は、大きい場合はとにかく平らにして「ならす」しかありません。
一番いいのはやはり、ベスト式の和装ブラ。
全体に抑えてひろげて更に首の下との段差をなくす
(まるでバリアフリーみたい・・)というためには、便利なものです。
ただし、やはりひとつ余分に身につけるわけですから、暑いとか苦しいとか・・。
自分にあったものを手作りするのもいいですね。
あとはめんどうでも「藤純子さん」をめざす・・。つまりさらしですー。
胸のないヒト(つまりとんぼ!)の場合は、よほどガリガリのやせっぴでなければ
身幅に合った着物を着ていれば、さほどの苦労はありません。
ただし気をつけるのは、鎖骨の下、そこがへこんでいると、
衿のV字の横がふくらまず、着崩れよりも「年寄りくさく」見えます。
カンタンな補正は、タオルを細長く折って衿下にV字に入れる・・です。
間違っても肩からかけないでください。「いかり肩」になっちゃいます。
江戸や明治のように、前のあわせもがゆったり目で、半衿も大きく覗かせる、
という着方ができれば、胸の大きいのもあまり悩まないですむのですが。
と、ここまできましたが、実は今、このあたりこれから
「雷様」が団体でお通りだそうなんです。
ちょっと前から雨脚が強くなり、ゴロゴロと始まりました。
パソコンの天敵ですから・・。本日は途中ですが、こでやめておきます。
続きはまた次に・・。
随分前に亡くなった義母は少し
ハト胸でしたが朝着物を着たら
夜まで襟元のくずれがなかった
ように記憶しています。
私はというと・・・何度直しても
すぐに襟元がぐさぐさになって
ハト胸がうらやましく思ったものでした。
肉の水平移動はできないものか、
とんぼさん、雷はこわいですよ、わがやある事情で機械雷で全滅、損害千万円台をだしたことあります。しかも保険はきかなかった、思い出しても泣ける、
対応しっかり、ころばぬさきの杖です。
昔のものは胴をはぐなどすれば別ですが、着られないのです。母や祖母の着物も同様で、眺めるのみです。しかし、鋏をいれるなんてことは、勿体無くてとても。どなたかに差し上げるほうがよいのかもと思いながら、タメイキをついています。
昔のヒトは着慣れているというのもあるのかも
しれませんが、近所のおばあちゃんなんて、
崩れそうで崩れない・・ラクそうに着ていましたね。
母に、衿元の直しはヒトの目のないとろで・・と
言われていたのですが、気がつくと襟元に
手が行ってます。なんとかしたいものですー。
蜆子様
雷、友人がパソコンは切っていたのですが、
アダプターをやられて10日使えなかったのです。
すぐそばに落雷したんですよ。ここはけっこう
「近くに落ちる」というのがあって、
学校の樹にも落ちましたし怖いです。
以来、ゴロゴロが聞こえるとすぐ「PC休業」です。
百福様
昔の人は、体格が小さいですからね。
男物でも私にちょうどなんてのがザラにあります。
お母さまやお祖母さまの着物、
切るのがもったいなくても、タンスのこやしでは
尚もったいないですね。
ぜひ、お嫁入り先をさがすか、
プロに見えないところで挟みをいれていただいて、
羽織や帯にして、身に着けてあげてください。
れにしても「芸者総上げ」は男性の夢と言われますが、最近の男性は芸者とかに興味あるんでしょうかね?「芸者総上げ」の意味もわからないかもしれませんね。
私も「こけし」を目指して補正をして着物を着てます。和装ブラに胸下のタオル巻き。暑くても我慢。補正ありとなしでは出来上がりが違ってきます。着崩れもしなくなりますし。
いかに「こけし」に近づけるか-目下の課題です(笑)
ほんとに昔のヒトってすごいですね。今の襦袢がつまらなくてつまらなくて・・と、ついそう思います。こけし体型、だいじょーぶ、いずれなりたくなくてもそーなる??いや、私の場合は単なる運動不足ですが、ほんといいのか悪いのか・・。理由はちがっても目指すは「こけし」、お互いがんばりましょー。
芸者衆もよく見ると、特に手前の女性達の頭は、日本髪というよりも
猫の頭のようにも見えますねえ、、、
子供の頃に、貸本屋から一冊のぶ厚い本を借りてきました。
はっきり覚えてないのですが、タイトルは「講談 鍋島怪猫伝」
化け猫が扮した芸者衆が、あんどんの油をペロペロ舐めたり、
庭の白砂を音もなく歩いたりと、ドキドキしながら読んだものです。
ま、ちょっと考えすぎでしょうが!(笑)
それにしても、面白い絵柄ですね!
ブログの写真で見ると、なるほど「猫」にも見える、
メイちゃんは、ぜったい化けたりしないでしょうけど
ネコって長く生きると「妖怪」になるっていいますね。夜中に近くの公園で、ネコ会議やるとか、マンガなんかにでてきますけど、らしくっておもしろいです。
このはぎれ、襦袢であったときを見たかったです。
伯耆の国(鳥取県西部)境港市には、「ゲゲゲの鬼太郎」の作者:水木しげるさんの出身地にちなんで「水木しげるロード」と「水木しげる記念館」http://www.sakaiminato.net/mizuki/がありますよ♪日本には、実にさまざまな妖怪がいたんですね~もちろん、昔の妖怪さんは着物姿ですね♪
え?妖怪のお話じゃなくて、襦袢のお話でしたっけ?
そー妖怪も襦袢を着ていたー、じゃなくて
行ってみたいと思っているのです。
水木さんの古い本を持ってまして、
のんのんばあも読みましたし・・・。
私は山陰方面は一度もいってないんです。
ずーっと回ってみたいものです。
妖怪探して??